リストランテ・ジーノの予約にあと数分。
店の前でちょっと写真を撮りました。
店の近くにあった水道のこの顔!
「イタリア好き」のステッカーも貼ってあります。
これとミシュランのが一緒に貼られているのもねえ・・・
入り口です。
さあ、突撃!
12時半なので、まだがら空きの店内で、席に通されました。
メニューを熟読して、前回もオーダーしたファンタジーア・ディ・アンティパスティを1人前。
22エウロですが、2人で食べて丁度いいぐらいなので、高いとは思いません。

2日前にお会いしたおばあちゃんが出てきて、
あら、来てくれたのね、と声をかけに来てくれました。

ヴィーノは、初めから赤。2本飲むつもりで、初めは軽いもの。
前菜1皿目は、ブルスケッタ。
と言ってもただ炙ってオイルをかけただけ。
それなのに、美味しいんです~
そして2皿目は、牛肉のカルパッチョ
レモンではなく、オレンジのスライスが
肉や削ったパルミジャーノやルーコラにとても合いました。
うーん、美味しい!と思う間もなく、3皿目が。
ガチョウ胸肉のカルパッチョ。
程よくスモークしてあって、これまたウマウマ~
これには、レモンの薄切りが少しと玉ねぎスライスでした。
ヴィーノにすっごく合います。

4皿目はタッキーノ(七面鳥)のカルパッチョ。
肉は生ではなく、ハムのように加熱してあります。
カルパッチョというよりは、インサラータという感じ。
これにはまたオレンジ。
七面鳥には、レモンよりもずっと合うと感じました。

5皿目、生ハム、ラルド、サラミ、チーズの盛り合わせ。
真ん中は、ヴィーノのジュレです。
6皿目、この辺りの特産、赤にんにくの芽のマリネ
7皿目、よく分からないのですが、干し野菜をちょっと戻してマリネにしたもののよう。
これにてファンタジーア・ディ・アンティパスティは終了。
ここまででヴィーノが無くなってしまったので、もう1本、
今度は少し強めのものをお願いしました。
そんなに高いものでもないのに、デカンタージュしてくれました。
ほかに、「イタリア好き」に出ていた、羊の内臓のソテーもいただきました。
玉ねぎとヴィーノ・ビアンコを入れて炒め煮にした感じ。
これまた、2本目のヴィーノにぴったり。

プリモは、2人とも花ズッキーニとサフランのCarratiという手打ちパスタ。
とてもやさしい味でした。

ドルチェは、イチジクのソルベット
入ったときはガラガラだったのに、気が付けば満席。
このお店、本当に美味しいし、店の人たちの心遣いは素晴らしいし、
ローマ辺りで食事するよりずっと安いし、本当にお奨めです。

お腹いっぱいになり、とても満足して、お会計し、お宿に戻りました。
朝、荷物を預かってもらうことにしたら、
ご主人が、駅に向かうときは車で送るよ、と言ってくれたので
お言葉に甘えて送っていただきました。

さて、いよいよスルモーナともお別れです。
滞在48時間ほど。
本当に楽しくて充実した48時間でした。
前回もそうでしたが、今回もさらに、来てよかった~という思いが。
列車に乗って、ローマに向かいました。

このまちには、多分また行くと思います。
ローマからバスに乗って、ご飯を食べに行くだけでも、楽しめそうなのですもの。