何度も書いていますが、このブログは、某サイトに書いていた旅の記録が
消滅するかもしれない危機にあったときに(どうやら大丈夫そうですが)
自分のブログに移行しようと思って始めたもので、
’19年のコロナ禍前最後の旅行から遡って書いています。
’14年初夏の旅編が終わったので、
今日からは’13年12月下旬から’14年1月初旬の旅行のことを書きます。


’08年以来のマルペンサ到着は、予定より少し遅れて18時過ぎでした。

荷物が出るのも少し遅れ、18:40発のミラノ・チェントラーレ行きのバスに乗りました。

出発前が慌しく、ろくな下調べもしていなかったので、
数年前まで5.50€だったバスが10€にも値上がりしていてびっくり。
(バスの中で、もしかすると往復買えば安かった?と思いつき
後で調べたら、往復だと16€で買えるのでした。失敗!
翌朝またマルペンサに行くときはそれを買いました。
1日にまたマルペンサに戻ってくるので)

宿が駅近くだったのでひとまずチェックインし、
翌朝早いので(4時起き)、部屋ご飯にしようと思い、
駅スーパーに買いに行ったら、びっくり!
地上階のちょっと大きなスーパーどころか、
ホーム階の小さなスーパーもなくなってしまっていたのです!

ミラノには、'12年の春にちょっと立ち寄ってリナーテから帰国しているのですが、
マルペンサ空港も、チェントラーレ駅も、'08年以来。
チェントラーレの駅は、その時にもう大改修がかなり済んでいたのですが、
店などはがらりと様変わりしてしまっていました。
普通のショップかファーストフードの店ばっかり。
浦島太郎状態でした。

1軒、駅構内のそれまで何もなかったところに
ナポリ料理のちょっとした店ができていたのでそこで食べることに。
前菜に何だかよく分からない名前のものを注文。
出てきたものは、紙を三角に丸めた中に入っている揚げ団子です。
見かけはオリーヴェ・アスコラーネに似ています。
断面
パン粉に多分パルミジャーノなどが混ぜてあって、
生ハム類(プロシュットとかスペックとかパンチェッタとか)の端っこを細かく刻んだものと
刻んだ黒オリーブが入っています。
そして小さな入れ物に入っているソースは、黒オリーブを刻んだものに
アンチョビもちょっと入っているような。

なかなか美味しくて、ビールにぴったりな感じ。
オーダーしたのはヴィーノなんですけどね。
もちろんヴィーノ・ロッソにも合いました。

プリモは、シンプルにフレッシュトマトのスパゲッティ。
これ、生麺(機械製麺)のようでした。
生麺と乾麺の特徴を単純に言うと、「もっちり」と「しこしこ」という感じがします。
私は、乾麺の「しこしこ」の方が好みです。
でもこの生麺も美味しかったですけどね。

食べ終わって外に出たのが9時半ごろ。
チェントラーレ駅前の広場にはクリスマスツリーもなく、特別な電飾もありません。
広場や駅構内にテントを張ったお店がいくつも出ていましたが、
この時間にはほとんど閉店していました。
宿に戻って寝ました。