翌朝、4時に起きてホテルの朝食も諦め、
宿泊代は、チェックイン時に済ませておいたので余計な時間はかからず、
4:50にはホテルを出てマルペンサに向かいました。

今回はイージージェットで飛ぶので、ターミナル2です。
7:15発で、預け荷物のある人は40分前までに預けなさい、ということだったので
6時半に着けばよかったのですが、余裕をもって6時には着きたいと思い、
実際に着いたのはそれより10分ほど早かったのですが、
このシーズンだからか、すでに長蛇の列でした。
いろんな方面に飛ぶ人が全部一緒で、カウンターの数も多いので
それなりにすいすい進みましたが、やはりぎりぎりでは拙いと思いました。
セキュリティチェックも結構な列でした。

イージージェットは、席を選ぶとプラスいくら、荷物を預けるとプラスいくら、
機内の飲み物や食べ物を追加するとプラスいくら、
というふうに料金が加算されて行くので、私は預け荷物の料金を追加し、
その他は何も追加しなかったので、通路側の席でした。

自分の席に着いて離陸を待っていると、
窓の方の席の人が特に何もしていないのに

突然二重になっている窓の内側のアクリル板がポロリと落ちたのです。
すぐに修理の人が来ることになり、その列に座っている三人は、
それぞれ別の席に移動することに。
そこそこ空席があったので、窓際の席に移る事ができました。。
お陰で窓からの景色を楽しめてラッキー!

修理はササッと済み、10分ほどの遅れで離陸しました。

マルペンサって、アルプスが本当に近いのですね。
飛び立つ前から、近くに雪に覆われた山々が見えました。
夜明けに飛び立つのは、旅への期待感の高まりを増幅させてくれます。
マルペンサの家々の明かり
この日は、朝すごい霧だったのですが、
ミラノは霧でも、マルペンサに近付いたら霧が消えていました。
空から見ても、ミラノは濃い霧に覆われていて、雲の下のように見えました。
イージージェットは、ミラノを過ぎるとまずは東に進路を取り、それから南下するようで
空からはのたのたとくねりながら流れているポー川が見えました。
そのあたりでうとうとし、気がつけばまもなく着陸のアナウンス。
海沿いの町々が見えました。
そして、バーリ、パレーゼ空港に着陸。
窓から、搭乗機の影が見えたので、パチリ。
空港は、今新しい建物を建設中のようです。
降機し、無事荷物も受け取って、トラーニに向かいます。

以前は、空港~バーリはバスで行きましたが、
今は、Ferrotramviariaという鉄道が走っています。
このFerrotramviariaと言う鉄道は、もともとあったFerrovie del Nord Bareseの
路線を整備し、空港も加えた新駅をいくつかつくり、追加の架線をして
生まれ変わったもののようです。
もう、駅舎が新しくてピカピカです。
バーリまでこれで出て、その後FSでトラーに行けばよいと考えていましたが、
空港駅のシニョーラに訊いてみたら、
バルレッタまでこの鉄道で行き、そこからFSに乗り換えるといいと言われ、
バルレッタまでの切符を買いました。

結果的には、これも結構時間がかかり、もっと手前のアンドリアで降りて
バスで行くのがいちばんよかったようです。
バスの本数もかなりあるようで。

車両はNORD BARESEのもの
車内もけっこうきれいです。
プーリアの私鉄というと、どうしようもなく遅れて、時刻表はあってなきがごとし、
という印象がありましたが、
なんとこの鉄道はしっかりと定時運行していました!
合計5回乗りましたが、1度も遅れませんでしたよ~ エライ!!!

電車は、ひたすらオリーブ畑の中を走ります。
バルレッタに着きました。
マルペンサで6時半頃にコルネットとカップッチーノの朝食をすでに摂っているのに
小腹が空いて、ここのバールでまた同じようなものを食べました。(10時ごろ)
ここのコルネットは熱々で出してくれました。
マルペンサでは、合計4.60€もしたのに、
ここでは、なんと半額以下の2.20€でした。
1エウロ150円で考えると、690円と330円。
なんという違いでしょう!

トラーニまではFSで1駅なので、すぐに着きました。