「イタリア好き」というタイトルの、
イタリアンレストランなどで配布している小冊子があります。
それのアブルッツォ特集でジーノの記事を見て、
是非、是非行きたいと思っていました。
家族経営の気さくな店で、料理がとても美味しいとあったのです。

宿のおかあさんにもこのまちで一番美味しいのはジーノよ、と言われれば
行かないでこのまちを離れるわけにはいきません。

テルモリに行く列車は、14:10発でその後の15:30発でもいいのだけど、
できれば早い方に乗って、早く西南さんと合流したい。
パスタだけなら大丈夫かなあ...でも無理かなあ...なんて思いつつ
店の開店は13時なので、女将に予約を入れておいてもらいました。

全ての見学を終えたのが12時半。
フランコに列車の出発時刻や、まだ切符を買っていないこと、
でも店は13時からだということを話したら、
おかまいなしに、開店前の店へ私達を連れて行き、
この人たちは、予約の人たちなんだけど、
13:30には駅に向かいたいので、もう入れてもらっていいかなあ
とお願いしてくれたのです。

店の人はにこやかに中に入れてくれました。
やったー!

開店前なので当然客は私達だけ。
きれいな、感じの良い店です。
早速メニューを持ってきてくれました。
ヴィーノのリストを見てびっくり。

安いボトルだと9€からあるのです。
10€前半がずらりとあり、
もちろん100€以上の高級なワインも置いてあります。

前菜に、ファンタジーア・ディ・アンティパストを1つ。
これはかなりな種類が出ることが分かっているので、
1皿を2人で分けます。

ヴィーノは、アブルッツォなのでモンテプルチァーノ・ダブルッツォと決め、
リゼルヴァにしようかと店の人にお薦めを聞いたら
普通の9€のものを薦めてくれました。
もちろんそれをいただきました。
ファンタージーア・ディ・アンティパストの数々が出てきました。
牛肉のカルパッチョ
ブルスケッタ
ガチョウ胸肉のスモークのカルパッチョ
この後七面鳥のカルパッチョも出てきたのに、
残念ながら写真撮り忘れ。
うっかりがっついてしまいました・・・

つまり、カルパッチョだけで牛肉、ガチョウ、七面鳥と三種の肉があったのです。

ニンニクの芽のオイル漬け
ズッキーニとペペローネ焼き(これまたちょっと食べてから撮った上にピンボケ御免!)
地元産生ハム・サラミ・チーズの盛り合わせ
時間がなくて、どれがなんだか聞く間もなく、とにかくがつがつ食べました。
以上が全部アンティパスト、しかも1人前です。
お値段は、22€ですが、文句なしの味と質と量です。

その後、それぞれプリモを1皿ずついただきました。
私の茸のパッパルデッレ
この手打ちパッパルデッレ、すっごーい!
もちもち、しこしこ、そして麺そのものの味もよくて
私のパッパルデッレ食史上トップの麺に挙げます!
もちろん茸のソースも美味しい~~~

ペコさんの、キタッラ・アル・ラグー
これまた激ウマ、そしてボリュームたっぷり。

お腹一杯、そしてフランコのお迎えもやってきたのでドルチェは諦め
カッフェで〆ました。

お会計は全て含めてなんと56.50€!
大・大・大満足でフランコの車に乗って駅へと向かったのでした。

この日の車代、4回乗って40€。
昨日の走行距離と時間から見れば高いけど、
荷物を積みっぱなしで、時間のロスなくあちらからこちらへ、
こちらからまたあちらへと気持ちよく動いたので
やはりお得感がありました。

そして、西南さんの待つテルモリへと向かったのでした。

この店、どの料理も美味しく、店の人もとても感じがよく、
そしてヴィーノが安いものから高いものまで取り揃えてあって、
かなりなコスパです。
次は、もっとゆっくりと時間をとってセコンドやドルチェも食べたいなあ。

というわけで、多分来年また行きます。
このまちに2泊して、2回食べに行きたいな。