スルモーナからテルモリへの移動は、
列車でまずはペスカーラに出て、ペスカーラからテルモリまではICで。

定刻の14:10に発車したのに、途中わけもわからず駅でもないところで停まり、
ずるずると遅れて、ペスカーラ15:52発に乗りたいのに15:54に到着。
(乗り継ぎ時間は20分ぐらいあったのですけどねぇ)

日本ならこれで諦めるところですが、イタリアですもの、
乗り継ぎのICだって遅れる可能性は80%ぐらいはありそうです。

ホームにいた駅員に訊くと案の定10分遅れていて、
何番線から出るかも教えてくれました。

おまけにペスカーラの駅はエレベーターがあって、
別のホームに移るのに、階段を使わなくてもいいんです!

お陰で乗り継ぎの列車に間に合い、17時過ぎに無事テルモリに到着。
宿は、ドゥオーモの近くなので、ドゥオーモ広場へ行くと
そこで西南さんが待っていてくれました。

お宿は、ホテルではなく貸し部屋。
まちの中心部のあちこちに部屋を持って、
取りまとめのオフィスでチェックイン、チェックアウトをし、
朝食もいただくようになっています。

西南さんが先に部屋に入っていても、
私たちのパスポートを渡して書類の手続きをしないといけないので
オフィスへ行き、手続きをしてから部屋に行きました。

この日は、猛烈に暑く、湿度も高い日で、
夕方でも耐え難いような暑さ。
旅行中で一番暑い日でした。
(他の日は、けっこうからりとしていて、朝晩は涼しかったのです)

昼前にまちに着いた西南さんは、
まち歩きも猛暑のなか、
しかも月曜で昼は営業していない店が多く、
食べることもままならなくて、大変な思いをしたようです。

夜になっても蒸し暑く、部屋から出たくなかったのですが、
晩ご飯を食べないわけにも行かず、出かけました。

旧市街はなかなか感じのいいまちです。
レストラン街は、新市街の方にあり、そちらへぶらぶらと散歩しながら
美味しそうな店と言うより、
冷房のあるところで食べられそうな店を探して入りました。

冷房のあるところで食べたいと言うと、
外の方が空気が爽やかよ、と店の人が勧めるのだけど
どうもそれは冷房のスイッチを入れたくないだけのように聞こえ、
冷房のあるところをお願いします、と強引に冷房を入れてもらいました。
その冷房がなかなか効かなくて・・・

店の女性がそっけなくて、イタリアの飲食店にしては珍しい感じ。
ところがね、デッラ・カーサの白はきりりと冷えていて、微発泡で美味しい!
注文して出てきたスカンピのリゾットは、見かけはこんなだけど
(すみません。1口食べた後です。すごく大きいお皿でしょ)
スカンピごろっごろ。いったい一人に何匹入れているの?ってぐらい。
ナイフ、フォークを見るとお皿の大きさ、料理の量の多さが分かるでしょ。
トマト味だけど、クリームも入っていて、味は濃厚なのに、くどくない。
美味し~~~~い
入店直後はちょっと外れだったかと思ったけど、期待以上の味です~

セコンドは、イカとエビのフリット1皿を3人で。
これまたすっごい量。
そしてなにより揚げ方がドンピシャ。
イカもエビも、中が温まったところで取り出していて、
衣はからりと揚がっているのに、身が柔らかいんです。
この旅行で食べたフリットの中のナンバーワンでした。

そしてお勘定は、3人で46.50€!
ヴィーノは1L飲んだのに。

外に出たら、やっと風が少し涼しくなっていました。
夜のまちも美しくて、写真を撮りながら部屋に帰りました。