偵察に行ったときにお店の人が7時半からだよ、と言っていたので
7時半に行ってみたら、別な人に8時からだよ、と言われ、
30分間部屋に戻っても仕方がないので(近いんだけど)
ぶらぶら散歩して、最後はベンチに座って待ちました。

子ども達は、涼しい時間帯に広場でサッカーを楽しんでいます。
お店の人でしょうか、今日揚がった小魚を車で運んできています。
ベランダに椅子を出し、涼んでいる人、
今日の漁の片付けをしている人々、
私たち同様、ベンチに腰掛けておしゃべりを楽しむ人々
さあ、お店の開店の時間です。
楽しみにしていたフランコの店に入りましょう。

偵察のときから気になっていた、
前菜5品、プリモ、セコンド(フリットか焼き魚)、
水とヴィーノ付きで30エウロというのをオーダーしました。
せっかく食べに来たのだから、がっつりいろいろ食べたいもの!
さて、前菜5皿が出てきました。
3人分一緒盛りとは言え、嬉しい量です!
皆美味しかったのだけど、衝撃的な美味しさだったのは、
鰯のポルペッティ(団子)トマトソース煮。
肉団子より、ずうっと美味しい!ハーブの使い方がすっごく上手。
ヴィーノは、1Lのデッラカーサをいただいたのですが、
ワインクーラーで冷やしてくれました。
プリモは、私とイプさんが、カゼレッチェ・サン・カロジェーロ
という名前の鰯とピスタチオの入ったパスタ。
ペコさんは烏賊墨のスパゲッティ。
そしてセコンドは、3人ともイカとエビのフリット
プリモが出てきた頃に、外がやっと暗くなってきたので、写真が暗くて申し訳ありません。
パスタもフリットも、これが1人前です。一緒盛りではなくて。
さらにコントルノの焼き野菜。(すみません。だいぶ取った後に撮りました...)
もうほんとーにおなかいっぱいになって、お店を出ました。
お会計は、3人分で90エウロぴったり。

フランコには会えなかったけど、いつもは店に顔も出すのだそうです。
きっとイタリア人の食事のピーク時ぐらいに来るのでしょうね。
私たちは残念ながら会えませんでしたが、
店の人(多分息子さん)にきいたら元気だとのこと。

店は少し縮小されていたけどど、ちゃんと繁盛していて、
そして料理も美味しくて、安心して宿に帰ったのでした。

ところで、気付いている方は気付いているでしょうが、
スルモーナでお世話になったドライバーのフランコ、
ローマのポルケッタの店の、大好きだった故フランコ、
そしてこの店の店主のフランコ、
今回の旅は、フランコと言う名前にとても縁がありました。
イタリアって、生まれた日の守護聖人の名前を付けることが多いから仕方ないのでしょうが
本当に同じ名前の人がたくさんいて、どこそこの○○と言わないと特定できない感じですね。