夏のキッチン付き1週間滞在をどこにしようか、
2月ぐらいからあちこち検索していました。

2年前に1泊して、なかなかよかったペスカーラ、
アマルフィ海岸のとっても庶民的なまちマイオーリ、
ノート周辺でバス移動したときに通って、やはり庶民的でよさそうだったポッツァッロ...
本当にいろいろと検索検討をしました。

シチリアにはもう何度も行き、けっこうあちこち見ているのですが、
マルサーラからアグリジェントにかけての
シチリア西南部にはまだ行ったことがありませんでした。
マザーラ・デル・ヴァッロのあたりもいいんじゃない?
庶民的な感じだろうし、シャッカ辺りにも出かけられるだろうし…
って感じでマザーラに決めました。

本当はきっちり1週間、7泊のつもりだったけど
エリチェ1泊を入れるため、こちらを6泊に削りました。

さて、マザーラの駅に降り立ったのが13:41。
駅前には、車も走っていなければ、人影も見えません。
タクシー乗り場もなければ、タクシーを呼ぶ電話番号も書いていない...
店は、昼から夕方まで、休憩の時間です。

バールらしきものが見えたので、タクシーの番号を知らないか訊きに行きました。
答えは、「残念だけど、知りません。」

ああ、お宿までは歩ける距離ではないし、どうしましょ。
と思ったときにレストランが目に入り、
その店に訊きに行ったら、店の主らしき人が、
親切にも自分の携帯電話で呼んでくれました。

お礼を言って、駅前で待っていると5分も立たずにやってきました。
宿の名前を告げると、タクシーは、海沿いの道を走って行きます。

海、きれい~~~!!!
車で7~8分だったでしょうか、私たちの宿に着きました。

スポーティング・クラブ・ヴィレッジという名の、
キャンプ場とバンガロー、そしてプールやテニスコートや
サッカーコートなどのスポーツ施設、お子様用の遊び場がある施設です。

本当は、同じマザーラの別のレジデンスを予約していたのですが、
そちらにはプールがなかったのと、
こちらの方がわずかばかり安かったので、途中で変更したのです。

到着して、レセプションでチェックインしたときに、
シーツとタオル類は持ってきているか訊かれて、
ないと言うと1セット(シーツ上下用2枚、バスタオル、フェイスタオル、
ハンドタオル各1枚)で8€だと言われ、
そう言えば有料だということが予約確認書に書いてあったなあと思い、
さらにエアコンを使用するに当たってはそれ用の電源のカードキーがあり、
規定容量を超えた場合は有料になるというようなことを言われ、
(難しくてよく理解できなかったけど、説明する女性も
まあ、いいわ、きっと大丈夫でしょうからって雰囲気で
2回目は説明してくれませんでした。)

何だか宿の選択を間違えたか・・・と思いつつ、私たちのバンガローへと入れば…
暑い~~~!!!
1日のうちの一番暑い時間帯だったからかもしれませんが、
ホテルのしっかりとした石でできている建物と違って、
プレハブ住宅のようなぺランペランの材質のバンガローは
暑い日は熱ーくなるのでしょう。
この写真は夕方になってから撮ったので、涼しげに見えますけど
昼は、ほんとにすごい日差しなのです。

エアコンをつけたら、それはちゃんと効くけれど
コンパクトな設計でありながら寝室は2つあるので
ドアを開放しても、エアコンがそちらの部屋まで効くのか?という心配があり。

寝室は、1つにはダブルベッドがあり
もう1つにはシングルベッド2つ、その上に
2段ベッドの上のようなものが1つ、壁にたたまれて付いています。
(つまりダブルに2人寝て、上のベッドも使えば5人まで泊まれる)
そのシングルベッドたるや寝台車?って感じの幅で。

ああ、宿の選択を間違えたかも・・・
と口にこそ出さなかったけれど、そんな考えが3人の頭をよぎったのでした。
結果的には、これら諸々のマイナス要因を補って余りあることがあったので
よかったのですけれど。

それなりの大きな施設なので、敷地内にミニマーケットがあり、
とりあえずそこで当座の水や食料を買い、
それから着替えてプールに行きました。
こちら大人用プール
そしてこちらがお子様用プール
プールはなかなか気持ちがよくて、
昼の暑さで火照った体がすうっと冷えました。
プール前のステージではダンスタイムが始まり、踊り始めました。
私たちは、それをプールで見ながら、気の済むまで水に浸かり。

晩ご飯は部屋で食べました。
他のバンガローの人たちは、バンガローのテラスで食べていましたが、
ここの環境だと蚊やその他の虫が来そうだったので
私たちは6泊ずっと部屋の中で食べました。

初日は、ああ本当に6泊もするのか・・・と思っていましたが
翌日からは、なかなかのものでした。
それについては、次回からぼちぼちと書いていきます。