リミニで、ラヴェンナへの移動の切符を買うときのこと。

普通列車で55分の距離で、乗車料金は4.40€。
この程度の乗車券でも窓口よりは自動券売機の方が手軽なので
いつも自動券売機で買うのです。

この日も、そうやって買っていて、
「クレジットカードを入れてください」 → 「ピンコードを入力してください」
→ 「クレジットカードを引き抜いてください。」
とここまで順調に進んだのに、最後に乗車券が出てきません!
えーっ!!!

まあね、イタリアですからこの程度のことで動じてはいけません。
今回は、4人いるので心強いし。

2人には、4人分のスーツケースを見てもらい、
1人は、自動券売機のところで、現場を保存してもらい
(他の人が利用して、私の記録が分からなくならないように)、
私が窓口に行きました。

窓口で「クレジットカードで切符を買って、
クレジットカードのピンコードを入れるまでやったのに
切符が出てきません。」と話すと、
窓口の人が、「あらそれは大変ね、人をそちらにやるから待っててね。」
と言ってくれて、少し待っていたら、担当らしきシニョーレが来ました。

自動券売機を開け、何やら点検しています。
この扉が開いたのを初めて見たので、思わず撮ってしまいました。
結局彼にはわけがわからないようで、この機械は、とりあえず使用禁止。
そして窓口の方へとまた行きます。

奥の方でコンピューターでちゃんと調べた結果をプリントアウトして
私のカードがチャージされていないことを見せてくれて、
新たに窓口で買って一件落着。

とりあえず、後でカード会社の請求明細を確認したら、
二重請求はされていませんでした。

ああ、やっぱり旅行中に遅れもトラブルも一切なし、なんてことは、
この国ではありえないのですねー

でも電車は遅れもなく、無事ラヴェンナに到着。
5時半頃に駅に着きホテルへ。
ここでまた面白いことがありました。

イタリアのホテルを予約するときには、
ダブルかツインか選べないことが多く、
ツインにして欲しいときには、その旨を予約時に連絡欄に書くのですが
私が、ここのホテルを予約するときに、うっかりしていたのです。

レセプションのシニョーラが、
「ダブル2室ね」というので、
え?「ツイン2室とお願いしたと思うのだけど」
「何にも書いていないわよ、ほら」
と予約確認書を見せられて、ありゃりゃ・・・

シニョーラが、困ったわね~としばし考えています。
どうやら客室担当のスタッフは皆帰ってしまっていて、
ベッドを分ける作業をする人がいない模様。
で、しばし考えたシニョーラが、
「シングル4つでもいい?」

なんて素敵な提案でしょう!
もちろんOKで、チェックイン完了。
シングル4室はダブル2室と同じ料金にしてくれました。
そして4室ちゃんと並びでなのした。

このお宿、古いパラッツォを利用していて、
内装も、よく言えば古めかしいのですが、
広さはなかなかのもので、
朝食のサロンの近くにソファーがいくつも置いてある部屋があり、
古いピアノが置いてありました。
こんな燭台付きのピアノは、初めて見ました。

天井はこんなでした。
さて、夜のまち散歩と食事は、また次回。