ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2021年02月

旅行の最初の方は、まだ日本での生活のリズムが抜けなくて、
朝5時には目が覚めてしまいます。
(これが後半ともなると、6時とか6時半まで眠れるようになってしまうのですが)

他の2人は主寝室、私はリビングスペースのソファーベッドなので、
先に起きても迷惑をかけることはありません。
お湯を沸かし、コーヒーを淹れて
(エスプレッソではありません。
起きがけは、
持参のコーヒーをペーパードリップで淹れています。)
日記を書いたり、PCに写真を取り込んだり、
本を読んだりして過ごすこういう時間が好きです。

窓から見える、向かいの建物。
イプさんも直に起きてきて、2人でコーヒーを飲みながら
それぞれ本を読んだり、小さな声で話したり。
6時半か7時ぐらいにはペコさんも起きてきて、
朝食の支度をします。
ここには洗濯機があったので、その間洗濯もしました。

アッパルタメントにはカフェティエラが必ずあるので、
エスプレッソを淹れて、牛乳を温めて、カフェ・ラッテを作り、
アランチャ・ロッサのジュース、ヨーグルト、
パン類は日によっていろいろ。
この日は前日の残りのパンでした。

家の近くに、魚のメルカートはあちら、の矢印があったので
9時ごろ出かけて魚屋を見に行きました。
ところが、そのメルカートが見つかりません。
八百屋で訊き、その方向へ行っても見つからなくて、
今度はその辺のバールで訊いて行ってみても無くて。
???と思って通りがかりのシニョーラに訊いてみたら、
「今日は月曜だから休みなのよ。」ですって。
それでも、場所は教えてあげるわね、と連れて行ってくれました。
イタリアの人は、こういう時には本当に親切ですね。
場所は分かったものの、月曜は休みというので、魚を買うことは断念。

魚のメルカートを捜し歩いている間にも、興味を惹かれるものを撮っていました。
うちの隣は、バール。
家の向かいの肉屋。
ここは、なんと食材としてのトリッパ屋。
ドアにTripperiaと書いてありました。
夏は、午前中だけの営業と書いてありました。
このときは、まだ商品が何もなかったのですが、
後で通りかかったら、吊るしてありました!
道を訊いた八百屋。
実は、道案内してくれたシニョーラと出会ったのは、
パラッツォ・ディ・ジュスティツィアの近くで、
前日はその前の広場には何もなかったのに、この日はメルカートが立っていました。
魚を諦めたので、そのメルカートを見に行くことにしました。
けっこうたくさんの店が出ていました。
元気な野菜に一番に目が行きます。
この店のクオーレ・ディ・ブエ(牛の心臓という名前のトマト)が美味しそう!
ということで夜用に買いました。
この店のフィオーリ・ディ・ズッカは、ひときわ元気!
トマトを買った店と同じでした。
結局この店で、トマト、フィオーリ・ディ・ズッカ、西瓜、インゲンを買いました。

チーズも美味しそう。
なんとベッピーノ・オッチェッリのトリュフ・バターもあります!
(ピエモンテの業者で、美味しいバターやチーズを作っているのです)
これも1瓶購入。
モッツァレッラとリコッタも。
最後に宿の向かいの肉屋でサルシッチャを買って、
部屋に戻りました。(つづく)

宿の前の通りは、旧市街の中心の通りで、お店がいっぱいあるのですが、
その一部、宿のすぐ目の前に市が立っていました。
この市は、月に2日だけ来るという他地域の食材のメルカートなのでした。
このウンブリアのお店、美味しそうな生ハムやサラミがあり、
しばし眺めていたら、このシニョーラが、味見する?と一切れ生ハムをくれました。
上の写真の、シニョーラの手元にあるのが、
台に固定してある生ハムで、それを手切りしているのでした。

美味しい!このハムは、手切りで少し厚めで食べるのが美味しいタイプです。
ここで、晩ご飯はこれを摘まもう!と決め、200g切ってもらいました。

チーズも美味しそう。
ここは、ピエモンテのチーズを置いているところでした。
これは、クルミの葉で包んで熟成されたもの。
こちらは、大好きなヴィーノの搾りかすをまぶして熟成させたもの。
これも味見させてもらって購入。
隣のアブルッツォの店には、ペペロンチーノ入りやトリュフ入りのサラミもあり、
それも味見させてもらって。
真空パックになっているので、旅行中に食べようと、
トリュフ入りを1本購入。

この市には、食べ物以外のものもあって、
好きなタイプの石鹸がある店が!
この店は、石鹸を包装していなくて、
大きなものから切り分けたそのままなので、
そのためか、結構安いです。
1個が2.80なのに、5個買うと10€(1個当たりで0.80も安くなる!)
迷わず5個買いました。
まだまだこの旅行の先は長いというのに…

キア―ヴァリ1泊目の晩ご飯は、つまみばかりです。
お昼に食べたパスタが結構ボリュームがあったため、
それほどお腹が空いていなかったので、この程度でいいかな、と。
この生ハム、半端なく美味しいです~
噛めば噛むほど味が出て。
チーズも文句なし。ヴィーノが進む!
(最初は泡で、そのあと赤を飲みました。)
ミニトマトを摘まんで、
レッコで買ったねじりん棒のパイも。
こうしてキアーヴァリ初日の夜は更けていったのでした。

キアーヴァリ初日、ひとまず食糧調達を兼ねてまちへ。
お宿がある通りに交わる小路。
これがお宿のある通り。
ぼちぼち散歩の人が出てきました。
そう言えば、ジェラートを食べていなかった、と思って
小さなカップにピスタチオ1種だけ買いました。
ベンチに腰掛けて食べました。
それほど古くはなくても、旧市街らしい建物ですね。
通りは両側がポルティコになっていて、
舗道には、モザイク風のタイルが貼ってあります。
パラッツォ・ディ・ジュスティツィア(裁判所)
本当に機能しているのか、名前だけ残っているのかは分かりません。
スーパーマーケットがあると聞き、そちらの方へ歩いて行きました。
5日分の水や、ジュースや、ビールやヴィーノ、
明日の朝の分の食べ物などを買って、帰りは違う道を通ります。
1本裏の通りにもポルティコ。
下の写真のバールの椅子が色とりどりで面白いと思ったら、
今年の流行りなのか、その後あちこちで見かけました。
でも、この使い古した感じはここだけでした。
(使い古したように塗装しているのでしょうか)
レストランやバールがけっこうたくさんありました。

ジェノヴァまでの列車は11:10発のEC(エウロシティ)を
通常料金20.50€のところ、早割のSupereconomy料金9€で買っていたことを書きました。

その列車はTHELLOと言う、フランスとイタリアの都市を結ぶ鉄道です。
車椅子の乗客がそのまま乗車できるようなゆったりとした車両で、
お手洗いも、車椅子仕様になっていました。
片側2席、もう片側は1席というゆったり加減。
この列車はミラノからマルセイユまで行く列車だそうで、
ジェノヴァまでに停まるのは、パヴィアとヴォゲリアの2駅だけ。
1時間半でジェノヴァP.P.に着きました。

ここでお昼を食べるつもりだったので、その先何時に乗るか決めていませんでした。
時刻を調べたら、ジェノヴァP.P.からのはしばらくなくて、
ジェノヴァ・ブリニョレからだと昼食後にちょうどいいのがあり、
ブリニョレまで1駅乗って乗り換えることにしました。

まずは腹ごしらえ。
駅近くの適当な店で適当に魚介のスパゲッティとデッラ・カーサの白。
美味しくもないけど不味くもない、まあ腹ごしらえには許容のスパゲッティでした。

ジェノヴァ・ブリニョレで乗り換えて、キアーヴァリには15:16に着きました。
今年の宿は、駅から10分もかからず歩ける距離なのに、
旧市街にあり、かつ海にも歩いて行くのに苦にならない距離にあります。

荷物をガラガラと引いて、タブレットのオフラインマップを見ながら行くと、
知らされている住所に宿がありません。
あれ? 近所を探してもそれらしきものが全然ありません。
とにかく、宿の人に電話してみました。
「ああその住所は違うのよ、そこでまっていてね、5分で行くから。」
ですって。
ちゃんと正しい住所にしましょうよ~

待つこと10分ほどで、エレガントなシニョーラが歩いて来ました。
宿はすぐ近くでした。
なんと旧市街のメインの(といっても車は通らない)通りに面しています!
エレベーター有りと書いてあったはずなのに、
階段を上り始めました。エエーッ!と思ったら、
日本で言う2階(イタリアの1階)からエレベーターがあるのでした。
やれやれ。
どうやら建物の構造の問題で、地上階には設置できなかったよう。
そして、イタリアの1階がエレベーターの地上階(0階)になっていて、
私たちの部屋はエレベーターの3階にあるので、
日本式で言えば部屋は5階にあるのでした。複雑…

説明を一通り聞き、5泊分の支払いを済ませ、鍵を預かり
シニョーラは帰って行きました。

さてさて、恒例のお部屋撮影会。
この宿、コンパクトながら、必要なものは全てありました。
寝室は、ダブルベッド(イタリアって必ずそうなんですよね。そして2つに分けられないことが多い)
廊下
ダイニングキッチン
このダイニングキッチンは、おまけにソファーがあって
(リビングと言うほどの広さはない)
その横にエキストラ・ベッドが置いてありました。
3人でアミダ籤をやって、私がこのシングルに、
イプさん、ペコさんが寝室のダブルに寝ることが決まりました。
でも、このシングルベッド、ペコンペコンで寝心地が悪そう…
ということで、ソファーが、どうみてもソファーベッドだと思われたので
引き出してみたら、やっぱり!なのでした。
宿のシニョーラはこれを使わせたくないのでしょうが、
5日間、しらんぷりして私はソファーベッドを使いました。
快適でした。
もちろん、朝になったらソファーに戻して。

浴室
洗濯機もあります。
洗剤もすべて揃っていたし、
タオルも寝室のクローゼットにたっぷり置いてあって
海にもここのタオルを持って行きました。
キッチンには、調味料もいろいろありました。

ベッドも決まって、それぞれ荷物を片付け、
持参の食料をキッチンの棚に収め、
水や食料を買いに出かけることにしました。(つづく)

まだ半分まで行っていないんです。
髭剃りセット。
古着?
さすがに30年50年遡るものは無いような。
懐かしい、レコード。
これなら、うちにもそこそこあります。
売りたいなあ。
こういう道具類は、いいですね。
このあたりで、片側を見終えて対岸に渡ります。
まだ時間があるので、この風景を眺めながらカッフェを1杯飲みたいね、
ということでバールで一休み。
あら?私のは、カップとソーサーが合っていない!
まあ、ペコさんのもイプさんのも!
これも骨董市で買って、わざと全部ばらばらに使っているのでしょうか。
外壁に背を向けて座って、骨董市を眺めます。
さて、もう少しだけ覘くことにしましょう。
ポスター
メイド・イン・チャイナ?怪しいミッキー
これは、売り物ではありません。
閉まっている飲食店の庭にあったもので、
どうやら、ここに飾って、生ビールのサーバーを置いているようです。
夜になると、この庭にもテーブルが出るのでしょうね。
ヴェスパのポスター
さて、そろそろ時間です。
トラムが通り過ぎて行ったので、
メトロの駅まで歩いて、宿に戻り、チェックアウトして
ミラノチェントラーレに向かったのでした。

アペリティーヴォを楽しんだ翌日は、
海辺のまちキアーヴァリに移動する日です。

ミラノからジェノヴァまで速い列車で行き、
そこからRV(レジョナーレ・ヴェローチェ、快速電車)に乗って行きます。
ジェノヴァまでの列車は11:10発のEC(エウロシティ)を
通常料金20.50€のところ、早割のSupe reconomy料金9€で買っていました。

11時まではまだ時間があるし、昨日24時間券を買っていて、
それをまだ活用できるので、どこにいこうか…と調べたら、
毎月最終日曜に、ナヴィーリ地区の運河沿いに骨董市が開かれることが分かり、
見に行くことにして、宿を8:40ぐらいに出かけました。

運河の両側に、テントが張ってある店もあれば、そうでない店も。
大きいものから小さいもの、安価なものからけっこう高価そうなものまで
いろんな種類の品々があって、なかなか面白かったです。
これは、中国のものですね。
アフリカやアジアの木彫りなども。
こんなの売れるのかしら、と思うようなものも。
我が家から不要なものをいろいろとかき集めたら、出店できそうな。
(実際には、出店に当たってはいろいろ面倒なことがあるのでしょうね。)
これは、わたし的にはかなり受けました。
どこかのテアトロやチネマから持ってきたのでしょうねえ。
これはステッキの頭の部分
面白くてついたくさん写真を撮ったり、
バールでお茶したりしたので、次回に続きます。

レッコ遠足からの戻りは、ポルタ・ガリバルディ駅行きに乗りました。
ここで1日乗車券を買い、ちょこっとイータリーに寄ってから
メトロでドゥオーモへ。
ペコさんがラ・リナシェンテで買い物をしたかったからです。
ついでにドゥオーモをぱちり。
ミラノに行ったら、1度はこれを見ないと、なんとなく落ち着かないというか、
何か忘れ物をしているような気持ちになるんです。
宿に戻り、一休みしてから18:40頃に出かけ、
「世界入りにくい居酒屋」に出てきた"Fonderie Milanesi”に行きました。

メトロでMissoriまで行き、
それからC.so Italia (Missori M3)からトラムの15番に乗ってPorta Lodovicaで下車。
その先は、オフラインマップを見ながら歩いて行きました。
ありました!例の入口が。
彼らが呼び鈴を押し、ガチャッと門扉が開いたので、
私たちも一緒に中に入って行きました。
あった、あった。
ブオナセーラと入っていくと、
予約は?と訊かれ(アペリティーヴォでも予約ができるんですね!)
Noと言ったのですが、どうぞ、と奥の方へと通され、建物の外のテーブルに着席。
座ったとたん、3個所蚊に刺され、
虫除けを置いてきたことを後悔したのですが、
近くに蚊取り線香があったので、少し折って、
テーブルの下の砂利に突き刺しました。
システムは、飲み物1杯とおつまみ食べ放題で10€とういことでした。
私たちは生ビールをオーダー。
スタッフTシャツが素敵。
私が蚊取り線香の片方を砂利に埋めて立てている間に、
イプさん、ペコさんがおつまみを持ってきてくれました。
野菜がたっぷり食べられて、幸せ~
ピッツァ、フォカッチャも美味しい。
次は、私が取りに行きました。
手前の焼き海苔のようなものは、
ほうれん草たっぷりのフリッタータでした。
お腹が一杯になったので、飲み物は2杯でおしまいにして、
宿に帰りました。

帰りがけにちょこっと見たら、
別の方の外では、バンドが入って演奏していました。

店にいたのは1時間ぐらいでしょうか。
20時過ぎに店を出たのですが、これから入る人たちもたくさん。
(確か21時までがアペリティーヴォ・タイムだったかと)
同じ敷地に、別の店もありました。
満足して宿に帰りました。
蚊がいる時期に行かれる方、虫除けをお忘れなく。
そして予約して行った方が無難です。

遊覧船で楽しんだ後は、ランチタイムです。
散歩中にこれを見て、いい感じ、と思っていたのです。
プリモ、セコンド(コントルノ付き)、ドルチェ、水1/2L、ヴィーノ1/4Lで32.50エウロ。
ちょっとリッチな土曜のランチとしてなかなかいい感じかも。

下の写真は食べ終えて帰りがけに撮ったものです。
外か中かと聞かれ、ちょっと迷ったけど中にしました。
私は、とても蚊に刺されやすいので、蚊がいそうなところは避けたいからです。
中はエアコンがほどよくきいて快適でした。

私とイプさんのプリモは、湖の(魚の)ラグーのキタッラ。
多分マスだと思いますが、魚の旨味のよく出たラグーでした。
ペコさんのプリモは、カソンチェッリという名前の肉詰めパスタ。
セコンドも、私とイプさんはかぶりました。
仔牛肉のストラッチェッティ、青菜のソテー添え。
薄切り肉を細く切ったものに粉をはたいてソテーし、ソースを絡めたもの。
ソースは、シチューのような味でした。
青菜のソテーには軽くニンニクの香りがあり、これも美味しかったです。

ペコさんの牛サーロインのマルサラ酒風味、ローストポテト添え。
一切れ味見しました。
ミディアムでお願いした焼き加減は、ちょっと焼き過ぎでしたが、
マルサーラの香りのよいソースが美味しかったです。

ドルチェのティラミス
ナッツ入りチョコレートケーキ
美味しく、ゆったりいただきました。
この店、地元の人たちが結構入っていて、私たちがのんびり食べている間に
ササッと食べて私たちより早く出ていく人たちがけっこういました。

出がけに、気になっていたところをチェック。
店の横にこれが飾ってあったのです。
奥を覗いてみたら
シャツの仕立ての店でした。
自分に合わせてこういうところで作ってもらうシャツっていいでしょうねえ。

さあ、店を出ましょう。
駅に向かってゆっくりと歩きます。
にゃんこがいました。(ちょっと険しい顔)
まちの中に古い城壁がありました。
これにて、レッコ遠足終了。
電車に乗ってミラノに戻りました。

このまちには、本当にゆったりと滞在したいねえ、って3人で話しました。
マルペンサに着いたら直接このまちに向かい、
キッチン付きのアッパルタメントに1週間ぐらい泊まり、
あの肉屋とパン屋で買い物をし、
(きっと八百屋と魚屋もいいところが見つかるでしょう)
湖畔で本を読んだり、船でコモ湖の奥の方に遊びに行ったり、
トレッキングを楽しんだり。(チヴァーテにもまた行きたい!)
きっと実現させる日が来ると思います。

さて、湖の遊覧船の続きです。
ボートは、それぞれの家の「自家用船」でしょうか。
オープンデッキのカヤックを立ち漕ぎして下っているカップルがいました。
いいなあ、カヤック大好きなので、私もやりた~い!って思っちゃいました。
遠くに山々は見えるし、水はゆらゆら風は爽やか、本当にいい気持ち!
さて、肝心のマンゾーニですが、
この小さな湖に面した集落のところで
マンゾーニがどうしたこうしたと言っていたのは分かったのですが、
放送によるガイドは、風に流され、ただでさえ語彙の少ない私たちは、
マンゾーニがレッコに住んでいたということだけが分かり、
後はなんだかよくわからなかったのでした。

まあいいのです。
もともとマンゾーニ作品を全く読んでもいないのですから。

船はこの小さな湖をくるりと回り、帰途につきました。

ボートに乗って行く老カップル。
私も、みんなにおばあちゃんと呼ばれる年になっても、
こんな風に水遊びをしていたいなあ。
この2人、私たちに手を振ってくれました。

これは、かつてヴィスコンティ家所有だった島。
現在は、FAI ( Fondo Ambiente Italiano)という保護団体が管理しているそうです。

さっきは遠くや上ばかり見ていて気が付かなかったけど
橋げたのところを見ると、なかなかの水流です。
今度は男同士でボート遊び(多分釣り)を楽しむ人々
彼らもCia~o!と挨拶してくれました。

桟橋の方に戻ってきてしまいました。
あっという間の45分間でしたが、行き当たりばったりで見つけた湖の遊覧船は、
とても気持ちがくつろぐものでした。

下船。
もう一度景色を目に焼き付け、写真を撮りました。
さて、次はランチです。
さっきの散歩のときに、ちょっとよさげな店に目を付けておいたのです。
(つづく)

レッコ散歩の続きです。
赤い自転車が素敵なこのオジサマ、ここで足をごしごししていました。
どうしたんでしょうね。
お母さん、おばあちゃんが、子供や孫を遊ばせていました。
スポーツクラブがありました。
canottiereは、ボートやカヌーの漕ぎ手のこと
もともとはカヌーなどのウォータースポーツのクラブが
他のスポーツにも拡大されたようです。
イタリアですし、夏ですから、
プールサイドでは日焼けを楽しんでいる人たちがたくさんいるようでした。
さて、そろそろ船に乗る時間です。
船内に飾ってあったコモ湖の地図。
右下の人物像(マンゾーニ)が描いてあるところがレッコで、
その下にちょろっと伸びているエリアに船が行くのだそうです。
地図を見て分かるようにレッコの下で一回すぼまって
下の小さな湖とを川がつないでいます。
そこにかかる3つの橋の下を通って行くのだと言っていました。

出発。
最初に、レッコの守護聖人サン・ニコローの像の近くを通ります。
おそらくこの像から岸辺にかけては浅瀬で、
そこを船が通るのはとても危険なので、
浅瀬の先端のところにこの像を立て、
航行する人々に注意喚起しているものと思われます。

この辺りから船は向きを変えて南下します。
だんだん幅の狭いエリアに入っていくと、
岸辺の人々の様子が見えて、それやボートで行き交う日飛び地を見るのが
なかなか楽しめました。
これは人ではなく白鳥。
最初の橋が近づいて来ました。
2つ目の橋
釣りをしている人。
けっこう大きなマスが釣れているようでした。
長くなったので、途中ですが、次回に続きます。

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