ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2021年03月

ブラ、アルバを訪れた後は、友人が薦めてくれた、郊外にある店に行きました。
(実は、随分前に知り合いのイタリア人に連れて行ってもらったことがあるのですが、
夜だったので、ここがどんなに素敵なところか分かっていませんでした。)

この日の見通しが立たなかったので予約を入れていません。
ウェブサイトで調べると、昼の営業時間が15時までで、
14時半を過ぎていたので、もしかして入れてもらえない?と思いつつ
車を降りて、5人なのですが今からでもいいですか、と訊いてみたら
にこやかにテーブルに案内してもらえました。
この景色です。
友人から、お腹に余裕があればmenu degustazione(味見コース)がいいけど、
無理な時でもカルネ・クルーダは絶対食べてねと言われていました。
味見コースと言っても、フルコースです。
夜にバラデンのビール会席が待っているので、
この時間からフルに食べるのは止めておいた方がいいに決まっています。
というわけでメニューを見て食べるものをそれぞれ検討。
4人は2皿、小食のイプさんは、夜に備えて1皿だけオーダーしました。
パン。
ヴィーノは、カメリエーレのマリーノに任せました。
この方、とてもにこやかで、雰囲気のいい人なんです。
ストゥッツィキーノは、
フリッタータ(イタリア風オムレツ)とポテサラ。
アンティパストは、私も含めた3人がカルネクルーダ。
文句なしの美味しさ!
肉が美味しいし、味付けが繊細。
いくらでも食べられ、いくらでも飲める感じ…

これはリトルさんのアンティパスト、
海老とメカジキのフライパン焼き、ポルチーニ添え
プリモはパスして、私とマー君の料理は鴨腿肉のアルネイス煮込み。
(アルネイスは、白ブドウの名前。エリオ・フィリッピーノで試飲しました)
肉がほろりと柔らかく煮込んであって、ソースと相まって味わい深い一皿です。

リトルさんとイプさんは、仔牛肉の脛肉のロースト
(お皿にソースの筋を付けたのは、店の人ではありません)
ペコさんの子羊あばら肉のグリル。盛り付けがお茶目。
みんなで味見し合いました。
どれも美味しいです。

ドルチェもいただきました。
パンナコッタ、ブルーベリー・コンポート添え
青りんごのタルト・タタン、ヴァニラアイス添え
トッローネのセミフレッド、チョコレートソース
そしてドルチェに合わせたモスカートを1杯ずつ。
控えめにしたはずなのに、パンも全部食べたのでお腹いっぱい!(夜は大丈夫か?)
それなのに、〆のカッフェと共に出てきた一口クッキー。
フルーツも。
席を立って、ランゲの丘の写真を撮りました。
こんなに素敵なロケーションで、天気にも恵まれ、
気持ちよく食べて飲んで(ヴィーノは3本)、
お会計はなんと200エウロでした。
イプさんが1皿だったとはいえ、平均したら1人40エウロ。
かなりリーズナブルなお値段だと思います。

次回は、フルコースで食べたいなあ。

ブラからアルバへと移動しました。
駐車場に車を停めて、チェントロに向かいます。
白トリュフ祭りの時期ではないですが、
サマートリュフを売っている店がいくつもありました。
市庁舎
ドゥオーモ
ここまで昨日書いて、眠かったので続きは朝に…と思ったら、
今日は火曜で、サイトのメンテナンスの日なのでした。
というわけでこんな時間に追加編集です。
ドゥオーモが開いていたので、
アルバには何度も来ているのに、初めて中に入りました。
1400年代後半に建てられたゴシック様式の建築で、
1878年にファサードだけ改築されたのだそうです。
この時期は、さほど見るものもないので、
もうおしまいにして、トイレ休憩のためにバールに入って
スプレムータをいただきました。
オレンジ4個?と思うほどたっぷり。
氷がちょこっと入っているのが残念。
聞いてくれればよかったのに。(氷なしでと言うべきでした!)
そして、ラ・モッラのリストランテに向かったのでした。

9時半に出かけて、まずはブラへ。
私とイプさん以外は、この辺りが初めての3人なのです。
駐車場に車を停めて、ぶらぶらブラ散歩。
スロウフード協会のショップを見ようと思ったら、
あちこち道路工事だらけ。
やっとたどり着いたら、閉まっていました・・・
直営のリストランテBoccondivinoに入る時間じゃないし(まだ10時)
見事な藤の木
キアーヴァリ以来、あちこちで見かけた、色違いのカラフルな椅子。
この頃の流行なのでしょうか。
(この後のカルタジローネでも見かけました。)
さして見るものもないし、駐車場に戻ることに。
このぐらいの時間から、やっと人が出てきました。
キッチングッズの店のアレッシのコーナーに
エリザベス女王が手を振る人形がありました。
動いているのですが、動画は撮っていません。
ジェラート屋さんがありました。
後からやってきたリトルさんの初ジェラートに付き合って、みんなで。
駐車場近くで見かけたこの車、ピオッツォでも見たような。
このバール、シスター・カフェという名前で、
(今、日本ではいろんな施設や店の名にイタリア語を使っているところが多いけど、
イタリア人にとって、英語名前と言うのがカッコいい感じってあるのでしょうね。)
外の席の囲いの姉妹の模様がテーブルと道路に影を落としていました。
さて、次のまちアルバに向かいます。

カーザ・バラデンの1泊目が明けました。
部屋のテラスからの眺め。
鐘楼には、雑草が。
朝食は8時から。
朝の日が差し込むダイニングルーム。
でも、8時から食べるのは私たちだけで、
後の人たちは8時半とか9時に来ていました。
というわけで上の写真には何も写っていません。
私たちのテーブルには、準備が整っていました。
ブリオッシュ(北の方は、コルネットと呼ばずブリオッシュと呼ぶことが多い)も
スフレ?も、マルメッラータ(かぼちゃとラズベリー)も手作り。
ハチミツもありました。栗と何だったか忘れたけど初めて聞く名前の木でした。
北イタリアらしく、バターも。(これが、本当に美味しいバターなんです。)
ジュースは、カネッリのアグリと同様ネクターのようなもの。
フルーツを煮てミキサーにかけて、瓶に詰めて栓をし、
煮沸して保存できるようにしています。
この日は、桃。翌日は洋梨でした。
こちらのパンは、ビールの酵母を使ったもの。
窓辺のテーブルには、ヨーグルトやシリアルやフルーツやクッキー。
たっぷりといただいて、9時半に日帰りドライブに出かけました。

カーザ・バラデンに戻り、
テラスでのんびり本を読んだりして過ごし、
この日の夕食は、お宿のリストランテではなく、
ビッレリアの「ル・バラデン」へ。

ビッレリアは月曜が休みと言うことで日曜のこの日に行き、
月曜にリストランテを予約したのでした。
7時ではまだがらがらでした。(やっぱりイタリア)
黒板のメニューはアメリカンあり、エスニックあり。
メニューを見て、熟考。
その割には、皆シンプルに選びました。
そして料理に合わせて、カメリエーラにビールを選んでもらいました。
このページには生バラデンがズラリ。
私は、昼の工場見学ツアーでここに入った時から決めていた、
タイ風ソースの海老、ライス添え。
海老がとっても美味しかった!グリーンカリーのようなソースで、
とっても私好み。

イプさんは、ハンバーガー
これ、写真だと伝わりませんが、
パンも中のハンバーグも結構大きいのです。
小食のイプさんは、これで満腹になったそうです。

この日は、これ以外はビールの写真ばかり。
他のみんなも1皿ずつ、そしてみんなで1皿のフライドポテト。
程よくお腹が膨れて、お終い。

広場の夜の景色が、なんだか懐かしいように思えて。
入った時はガラガラだったル・バラデンも、出た時にはいっぱいになっていました。
こうしてピオッツォの夜は更けていきました。

まち歩きに出ました。本当に小さなまち(村)なので、
あっという間に終わることを覚悟して。

何しろ、中心の広場に面したカーザ・バラデンの隣の隣の建物の向こうは、
もうこんな景色。
裏の方に回ります。
裏から見た広場の塔
この村のベンチは、全部黄色でした。
まだ子供のニャンコがいました。
ご主人様が、餌を持って来ましたが、今一つ食べる気になれないようで。
先に進みます。
長閑かな景色、ただただ青い空。
小さな広場に、なぜだかクラシックな車がたくさん。
この広場に面している教会。
そして少し歩くとまた別の教会。
なぜこんなに小さな村にいくつも教会があるのでしょうねえ...
もう最初の広場の方に戻ってきてしまいました。
ビッレリアには鈴なりの客。
別の道に行ってみます。
この教会の裏側
遥かに別のまちが見えます。
↑この写真を撮っているときに、通りがかりのシニョーラが、
こんな狭いところで撮っていないで、この先にビューポイントがあるわよ
と教えてくれました。
少し行くとこんな表示。
「アルバ・ローザ
 世界で一番美しい場所…」
かなり大袈裟な表現ですね。

そんなに変わらない気がしました。
これにて村散歩は終わりで、宿に戻りました。

見学を終えて、カーザ・バラデンに戻りました。
右側のアーチを潜り抜けたところにあります。
昼になったので、部屋に入ることができました。
これが私たち3人の部屋。
アフリカをイメージして作った部屋です。
テラス
シャワールーム。
ドアもシャワーカーテンも無いのが玉に瑕。
天井。
湯沸かしポットもありました。
ペコさん夫妻の部屋は、日本をイメージしたものだそうですが、
どうみても中国・・・
昼ごはん時ですが、朝ごはんをたっぷりといただいたので、
それほどお腹が空いていません。
でも喉は乾いたので、下に降りて、バラデンのイザックをいただいてきました。
手持ちのつまみやちょっとした食べ物を出して、みんなで食べて飲んで。

下に降りてと書きましたが、このトピの最初に乗せたこの写真の
右奥に見える階段を上り、
左上のちょっと突き出した中2階の廊下風のものが、本当に廊下で
その廊下に面して部屋の扉があるのです。

廊下から、下を見下ろしたところ。
こちらは、地上階というか、敷地内の外。
このバラバラの椅子、ミラノの骨董市を思い出します。
喉の渇きも癒えて、まち散歩に出かけます。

さて、この7月にオープンした新工場の敷地に入るところで駐車。
広い敷地の奥の方に控除が見えています。
右側に見えている廃屋は、テオが買い取ったもので、
ここをきれいに改築し、この広場を毎週末
近郊の食肉業者や農家などに開放し、メルカートを開くプランがあるそうです。
そこで肉や野菜を売るだけでなく、
バーベキューなどその場で食べられるものも売り、
バラデンビールも売るのだそうです。
広い敷地で、夢がさらに広がっているようです。

最初に廃屋の方を先に案内してくれました。
そして工場へ。
中に入りました。
内部は、全部こんな感じ。
日曜なので、工場では誰も仕事をしていません。
いよいよ仕込みをするところへ。
見学ルートは、タンクを上から見下ろすように通路が作ってあります。
そして、その通路には、ビールの原材料が展示されています。
バラデンにはいろいろな種類のビールがあり、それぞれに個性的なので、
ビールごとにかなり違う材料を入れています。
なんと、この会社は、レシピをすべてオープンにしているのだそうです。
テオは、ときどき材料を少しずつみんなにくれて、香りをかがせてくれました。
私、↑ のベルガモットの香りが大好きなので、お土産にいただいてきました。
い~い香り!
こちらは、それぞれの種類のビールの大きな仕込みタンクがあるエリア。
樽熟成させているビール、シャオユーもあります。
なんと、ミラノEXPOのために日本から運ばれた
醤油仕込み用の木樽を1つ譲り受け、
何やら実験中の「KIDARU PROJECT」なるものがありました。
これの内容については、説明書きの写真を撮ってきているので、
この旅行報告が全部終わったら、ゆっくり読み解きたいと思います。

工場見学と言うよりも、テオの語る夢を聞いた感のあるツアーでしたが、
終了後はショップの方へ。
ショップだけは開けていました。
プレゼントにポスターを1枚いただき、買い物をした人はして解散。

さて、ビッレリアでの話の続きです。
テオの話では、ピオッツォでビールを細々と作り始めてから数年後に、
イタリアのクラフトビールに関する法律が変わって
小さなところも作りやすくなったこと、
ちょうどその年に叔父様が仕事をリタイアして、
その退職金を彼の仕事に出資してくれたことなどがあり、
事業を拡大することができるようになったのだそうです。

続きは、また場所を変えて、最初の工場のあったところへ。
みんなでぞろぞろ歩いての移動です。
そこは、今はカンティーナとして、
シャオユーというデザートワインのようなビールを熟成させるのに使っています。
これが最初のバラデンを製造した仕込みのタンク(?)
入口付近は、ご両親がかつて生活していたキッチンの様子がそのまま展示してあります。
そして、ここでグラスを1つずつ手に取りました。
奥には樽がずらり。
ここでは、ビールの樽熟成についての話をひとしきり。
(よく分かりませんでした)
そしてテオが、樽から自分のグラスに注いだものを、
みんなのグラスに少しずつ分けて、テイスティングをさせてくれました。
マルサラ酒とかシェリー酒のような味わいでした。
この後は、また場所を変えるのですが、新工場はさすがに村の中ではなく
郊外にあるので、それぞれが自分の車で向かうのでした。
テオが先導し、それに見学者のくるまが続々と連なります。
車がない人はテオに相談して、誰かの車に乗せてもらうようにしていました。

友人が、日本にバラデン・ビールを輸入する仕事にかかわっていて、
日本でのバラデン・ビールを味わう食事会に参加して以来、
ここのビールが大好きになりました。
そしてその時に、本社も工場もピオッツォというピエモンテの小さな村にあり、
そこには泊まれる施設もあると聞いたのでした。

行ってみたい… そんな思いが生まれると、
それはむくむくと大きくなり、
イタリア好きの別の友人が行ってきたよーなんていうのを聞いたら
もう我慢できなくなったのでした。

カーザ・バラデンの予約は、その友人に仲介してもらい、
その後私と宿とでメールのやり取りをして詳細を決めました。
(booking.comでも予約できます)
毎週日曜には、ガイド付きの工場見学があるそうで、
私たちは日・月と2泊するので、バッチリ参加できます。

日曜10時だとまだ部屋には案内できないけど、
荷物を預けて是非工場見学に参加してくださいということだったので、
その10時に間に合うようにピオッツォに向かいました。
ケラスコからは車で30分弱です。

ピオッツォの村の中心の小さな広場に着きました。
カーザ・バラデンはここにあるのです。
広場には車が停められます。
車がたくさん停めてありました。
(後で、ほとんど見学に来た人のものと分かりました。)

さあ、中に入ります。
ロビーは2階。
この小さなカウンターで、チェックインやお会計などをします。
この後、たくさんの人が見学に訪れて来ました。
ほぼ定刻にここで、工場見学ツアーが始まりました。
この方が、創始者のテオ・ムッソ氏。
彼の歓迎の言葉と、ビールの美味しさに目覚め、
バラデンを始めることにしたことから、ひとしきりお話が。
その後ここを出て広場の反対側にあるビッレリア(ビールを飲ませる店)へ移動。
ここでもまたテオの話の続きを聞きました。
ここは、サーカス小屋だったそうで、
そのままのイメージを残してポップな内装になっています。
バラデンは今年30周年で、テオは52歳。
ビールに目覚めたのは17歳、
ベルギーでシメイビールを飲んだ時のことだそうです。

そして、いろいろなビールを飲ませる店をここピオッツォで始め、
店の傍らで独自にビールを作り始めたのだそうです。
その時に協力してくれたのがフランス人の友人で、
その友人の姓がバラデンさんだったので、それを社名に使ったのだそう。

Baladinと書くので、バラディンと表記したいところですが、
フランス名のBaladinは、バラデンと表記するのがより正しいようです。
デにアクセントがあります。

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