ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2021年03月

翌朝、早起きの私とイプさんは、
美しい山と空を見ました。
静かに白んで行く空をただ黙って見ていました。
朝の空気は、夏でもひんやりとして。
朝食までは、まだまだ時間があるので、本を読んだり日記を書いたり。

8時に朝食。
向かう途中、昨晩は暗かったので写真を撮らなかった建物内の写真を撮りました。
こちらは、レストランの隣の部屋。
会議とかパーティーに使うのでしょうか。
ここは、地上階のエレベーターホール。
朝食は、なかなかリッチでした。
お腹いっぱいいただいて、次の滞在地ピオッツォに向かいました。

まち歩きで分かったことは、食べるところもそれほどないということ。
お宿にリストランテがあったので、そこで食べることにしました。

午後8時にリストランテへ。
中に入ってびっくり。
まるでディナーショーの会場みたい。
小さなステージがあるのです。
(特にここでコンサートやショーをやるわけではありませんでした。)
パンとグリッシーニ。さすがピエモンテ、グリッシーニが美味しかった!
パンにはバターというのもピエモンテらしいです。
しかも黒トリュフ入り。
ストゥッツィキーノ(アミューズ)は、サーモンのムニエル。
これもなかなかのお味でした。
私のアンティパスト。
これ、なんだと思いますか。
クオーレ・ディ・ブエ(牛の心臓と言う名のトマト)のフラン。
下に敷いてあるのはブッラータをミキサーにかけたもの。
そして立っているのは、パルミジャーノをパリパリに焼いたもの。
フランの色がくすんでいるけど、味は感動ものでした!

私はプリモをパスしてセコンドに仔牛肉のタリアータ
美味しいのだけど、もうちょっとレアっぽいのが好みです。

他の人の料理も載せておきます。
いろいろ味見させてもらってどれも美味しかったのだけど、
残念なことが一つ。
2人いる給仕が、2人共気が利かないというか目配りができないというか、
仕事の手順を考えられないというか、
前菜の皿を全然片づけに来なくて、
プリモやセコンドが運ばれてくるまでものすごく待たされたのです。
ステージ前のテーブルにワインを注ぎに行ったり、
出来た料理を運んだりした後に、周りを見もせずに、
待機場所に立っていて、こちらのテーブルにちっとも気が付かないのです。
次の料理が出るのが遅いことってそこそこあるけど、
食べ終わった皿をなかなか下げないってどういうこと!
時間がかかったので、セコンドを食べているうちにくたびれてしまい、
ドルチェもカッフェもいただかずにおしまいにしました。
せっかく頑張って作っている料理人が気の毒ですね。
(つづく)

車でお宿に戻りました。
敷地内の池。
青空をバックに建物を再度撮りました。
客室は陰になっている方で、日が当たっている方はどうなっているのか、
中には入れませんでした。

少し部屋で休憩してから、ケラスコのまち散歩をしました。
本当に何にもないまちでした。
サントゥアリオになっているマドンナ・デル・ポポロ教会。
観光に力を入れているのか、こんな説明書きが。
一番下の赤い部分に、
UNA PICCOLA CITTA`, GRANDE PER STORIA, ARTE E CULTURA
小さなまち、偉大な歴史、芸術と文化
と書かれていましたが、この後に見た教会もすべて閉まっていたので
よく分かりません。
私たちにとっては、ヴィーノの郷を訪れる便利な宿のあるまちなのでした。
サンタゴスティーノ祈祷所
ムニチピオ(市庁舎=まち役場?)
まちはこれでお終い。
アペリティーヴォをしたいと思うような店もなく、宿に戻りました。
宿の小さなプールで泳いだ人たちが引き上げるところでした。

エリオ・フィリッピーノのカンティーナの住所をカーナビに入れて向かいましたが
田舎の住所は、近くまでは行けても、ドンピシャにはたどり着けず、
近くに行ってから車を降りて探したら、エリオが待ってくれていて、
通り過ぎようとした私に声をかけてくれました。

こんなに見つけにくい表示。
実はエリオのカンティーナには随分前に
カネッリのアグリのご主人に連れて行ってもらったことがあります。
その時は、私が一人で旅をしていたときで、3種類ぐらい試飲しました。

エリオは日本にも毎年のように来ていて、
昨年だったか一昨年だったかに、東京のレストランでのディナーの会に参加し、
隣の席でお話したこともあります。

でも彼の方は、たくさんの日本人に会っていて、
私のことなど記憶にないかもしれないので、
しかるべき方を通してカンティーナの見学をお願いし、
その後で私が電話して、詳細を詰めたのです。

私を見て、会ったことのある人だということは分かったようでした。
全員車を降りてご挨拶。
早速カンティーナへ。
これは…と
樽の中身の名前や仕込んだ年、何年間樽熟成したのちバリックに移すとか、
バリック熟成ではなく大樽のまま熟成を続け、ボトルに詰めて何か月とか、
いろんな話をしてくれました。
とりあえず、イタリア語を全く解さない人2人、
少しだけ解する人2人、
そこそこならなんとかなる私、
の5人なので、私が聞いて分かったことを日本語で他の4人に話したので
メモをする余裕はなくて、
そして今振り返ると、どれがどれだか見事に忘れている始末。
情けないですね… 次回は、ちゃんとメモします。
というわけで写真のみ。
こちらのステンレスタンクは、9月から収穫する葡萄の為の準備が整っていました。
これまでの今年の天気はまずまずで、それなりによい出来だそうです。

このステンレスタンクの上部に注目してください。
最近のステンレスタンクは、上部の蓋の高さを調節できるので、
例えば、これまで1万L入るタンクだと、1万Lぴったり入れて、
残りは別の小さなタンクに入れなければならなかったのが
このタンクだと8千Lでも5千Lでも、
入るだけ入れて蓋を液面まで下げれば、
半端な量でも空気に触れさせずに済むのだそうです。

ひとしきりお話を聞いた後は、試飲室へ。
さて、何から飲みたい?何でも飲んでいいよ、
と嬉しい言葉。
そしてお手頃なものから上等なものまでズラリ並ぶボトル。
幸せ~
もちろん、軽い味のものから深いものへと、
ほぼ全種試飲させていただきました!
ランゲ・アルネイス
ランゲ・ロッソ
4Amisのamisはピエモンテ方言で友達のことだそうで、
エリオは、ブドウ栽培もし、エノローゴでもあるのですが、
一人の舌よりは、多くの舌で確認し、相談しながら作ろうと
親しいエノローゴを呼んで4人でブレンドを考えたので
このネーミングにしたのだそうです。
お手頃価格なのに、とても美味しくて気に入りました。

こちらはネッビオーロ
サン・クリストフォーロという畑で穫れたものです。
サン・クリストフォーロは、エリオのところの自慢の畑です。
この畑で穫れた葡萄の中で品質の良いものは、
バルバレスコになります。
それにも畑の名前を冠してあります。
飲んだものをすべて載せても、飲まない人にはつまらないでしょうし、
飲む方には、写真だけでは歯がゆいものがあるでしょうが
とりあえずボトルの写真を続けます。
ここでは、スプマンテのロゼも作っていました。
なんとメトド・クラッシコです。(瓶内発酵させたもの)
泡好きのペコさん夫妻が、これに興味を示し、
普通は泡ものの試飲ってないものですが、
エリオが、
「ごめんよ。今、これの在庫はないんだけど、
熟成中で12月に市場に出すノーラベルのものがあるんだ。
それでよければ、飲んでみる?」
と言ってくれたので、全員Si'!!!!!
試飲室の傍らで寝かせてあったボトルですから、
冷やしてはないけれど、そこそこ冷たいのです。(17℃ほど)
少し上から吹き出しまた。
それをみんなのグラスに注いでくれて。
美味しい!12月のリリースが楽しみです。
ものすごく満足のいく試飲でした。
この後、それぞれ欲しいものを数本ずつ購入。
お礼を言って、カンティーナを後にしました。

トリノで車を借りて、ケラスコに1泊、ピオッツォに2泊。
どちらも小さなまち(日本だと村と表現した方がよさそうな)です。
でも、この3泊の内容はけっこう盛り沢山だったので、
ケラスコとピオッツォは別トピにします。

トリノから南下してケラスコへ。
高速を下りてからは本当に田舎の景色。
山がきれいでした。
1時間ほどで到着し、チェックイン。
ホテルは、修道院を改装したらしいなかなか素敵なところでした。
部屋は、トリノの時と同じ、ペコさん夫妻がツインで
私とイプさんとリトルさんがトリプル。

ここのトリプルも、ジュニアスイートで、
部屋もトイレも2つあるのでした。
でもツインではなくダブル+シングル。
前夜遅く着いたリトルさんに1人部屋でゆっくりしてもらうことにしました。
私たちの部屋の窓の眺め。
山の名前は分かりません。

この日は、せっかくヴィーノの郷に来ているので、
事前に知人を通じてエリオ・フィリッピーノのカンティーナを
見学させていただくことにしていました。
朝食をゆっくりたっぷり食べていたので、部屋で手持ちのものを軽く食べ
14時の約束だったので車に乗ってでかけました。(つづく)

深夜にはなってしまったものの、無事合流を果たした翌朝。
このホテルの朝食、以前泊まった時にとても美味しかったので、
楽しみにしていました。
特に焼きリンゴが、それはそれは美味しかったのです。

この朝も、充実の品揃え。
ハムサラミ類や卵などはもちろんですが、
フルーツや甘いパンが充実しているのです。
これは、初めて見ました。
焼きリンゴの芯をくり抜いたところに、シナモンスティックが突っ込んであります。
前回は2個も食べちゃったけど、今回は1個にしました。
それはなぜかと言うと、上の写真にも写っていますが、
これを食べたかったからです。
カラメライズしたオレンジです。
中身は、皮を剥いた普通のオレンジで、カラメラズしている方に
多分アルケルメス(ズッパ・イングレーゼにも使う赤いお酒)を使ってあります。
これが、また美味しくて!

とても満足してチェックアウトし、
レンタカーを借りてピエモンテの田舎巡りに出発です。

5人乗るので、荷物をどうするか事前に相談していました。
ペコさんちの大きいスーツケース2個のうち、
1個はホテルに預け(夫妻で同じホテルに戻るので)、
リトルさんはそれより一回り小さいスーツケース、
私とイプさんは、機内持ち込みサイズにし、
飛行機には2個預けることができるので、
お土産用の折畳バッグを別に持って行きました。(丈夫で鍵もかけられる)
もちろんまだお土産は増えていないので車に積むのは小1個。
レンタカー屋さんまで荷物を引いて歩いて行きました。

ミラノでもそうでしたが、ここトリノでも
カーシェアリングが急速に広がっているようです。
到着。
手続きをして車を借りました。
これが4日間お世話になる車です。
パズルのように、あれこれ工夫して5人分の荷物をトランクに詰め込み、
出発です。

このトリノ1泊は、後発2人との合流がメインなので、
そしてピエモンテの田舎を3日間旅して、またトリノに戻って2泊する時に
5人で観光することになっているので、
この日は、チケットを買って入場するような観光はしませんでした。
後発2人のために取っておいたのです。

それで、王宮の前だとか、ポー川の方だとか、
ひたすらぶらぶら歩きをしました。

まちの清掃車
このお店、日本食レストランのようです。(和食とは言いたくない感じの)
ポスターが面白くて撮ってしまいました。
王宮広場前には、鉄塊の牛
水を見ると遊びたくなるペコさん
レッコでも見かけたけど、こんなアイスキャンディーのようなものが流行?
昼食をいただいたばかりなので(しかもドルチェまで)食べませんでした。
魚が見えました。
気持ちの良い天気で、カヤックに乗りたいなあと思いましたが、
ホテルまで戻って着替えてくるのは面倒。
セグウェイは高いですねー
ポー川ミニクルーズもいいと思いましたが、
残念ながら、時間が合わず。
ホテルに戻ってゆっくりすることにしました。
私は、一人の時の方がよく歩き回りますね。
(友人たちといると、本当にゆっくりペース)

この日はホテルに戻り、例のオシャレなco-opで買い物して
部屋ご飯をいただきました。

フライト情報を調べると、18:30ミラノ着のアリタリア便はなんと1時間半遅れ。
順調だったら19:30のバスに乗れるのに、
これだと20:30に乗るのもかなり危ない…
到着の連絡をやきもきして待ちました。
マルペンサに着いたのが、結局20時半。
(成田を出発する時点で1時間半の遅れだったそう)
こういうときに限って、遅れてくれちゃうんですよね…全く。
20:30の次のバスは、なんと22:00発なので
トリノ、ポルタ・スーザに着くのが24時。
バスは予定通り到着し、タクシーで彼らがホテルに着いたのは、24:15でした。
やれやれ。
ひとまず無事合流。

もうすぐお昼時になるので、
これまでに何回か行ったことのある手頃な店に行くことにしました。
8月5日と言えば、市民の多くはバカンスに行き、
まちの人に人気の店は、開いているところは多くないので
事前に開いているか調べて出かけました。

まだ少し時間があるので、道すがらちょっと覗いたり写真を撮ったり。
サン・カルロ広場も人が少なくて、写真が撮りやすい…
広場の中ほどからガッレリアの方に入ってみると、
新しい店ができていました。
なんと!co-opです。
co-opと言えば、スーパーマーケットという印象です。
それにしては、ウィンドウから見える食品は高級なものばかり。
後日入ってみて分かったのですが、
地上階は、観光客がお土産に買いたくなるような高級食材、
イタリア式の1、2階はごく普通の食品やbioのものを扱っていました。
観光客には便利な店ができましたね。
目当ての店に到着。
店は相変わらず混み合っていましたが、
とてもいいタイミングで席が空き、座ることができました。
アンティパスト盛り合わせ、3人前。
そしてデッラ・カーザの赤をとりあえず1/2L。
あら、お皿の向こう側がよくみえませんね。
こんな感じです。
中央のカップの右側は、
カルネ・クルーダ(牛生肉をたたいたものに味付けしてあります)、
左側は、鶏肉を蒸すか焼くかしてほぐした身に、ハーブや塩で味付けしたもの。
丸い豆腐のようなものはトミーノ・チーズにサルサ・ヴェルデ、
その隣はヴィテッロ・トンナート(仔牛肉にツナソースをかけたもの)
アンチョビにもサルサ・ヴェルデ、
トマトソースがかかっているものは、イワシハンバーグのような感じのものでした。
ピエモンテ料理がたっぷりいただけるこの盛り合わせ、
少なく見えてカップの中はたっぷりで、
1人前4€は、かなりお得。

プリモも、3人同じものを食べました。
サルシッチャと野菜(ペペローニとズッキーニ)のタヤリン。
サルシッチャが美味しいので、その味がよくパスタに絡んで、本当に美味しい。

ドルチェもいただきました。
下に入っているのは、イチゴを潰したものです。

食べ始めた頃に、街角演奏が始まりました。
スタンダードなカンツォーネやジャズなどを次々に演奏していました。
サックスのオジサマの演奏がなかなか素敵で、
頃合いを見てアコーディオンのオジサマが手を止め、
帽子を持って、チップを集めて回るのでした。
この辺り、こういう店が数件集まっているので、
真ん中の小さな広場での演奏は効果的なのでしょうね。
私たちも、素敵な演奏にいくらかずつを帽子に入れました。

食べ終えて、散歩をします。(つづく)

8月5日、キアーヴァリ滞在5泊を終え、朝8:07発のRに乗り、
ジェノヴァで乗り換えてトリノに11:30に着きました。

ペコさんの旦那様のマー君と、友人のリトルさんが、
この日、日本を出て18:30ミラノに着き、
マルペンサからのバスでトリノまで来ることになっているのです。
(ミラノ合流よりは、翌日からのピエモンテ巡りに好都合)

この日の宿は、以前1度だけ泊まったことのある5ツ星ホテル。
マー君は、彼の休暇がせいぜい1週間がいいところなので、
その分優雅に良いホテルに泊まるのが好きなのです。
残りの3人は、滞在目的に合った立地で、清潔、安全が確保されれば
安い宿で問題なしなのですが、
3人1部屋だと宿代が割安になるので、
この際一緒に5ツ星に泊まっちゃおうということになりました。

3人で泊まるには、
ジュニアスイートにエキストラベッドを入れることになるのでした。
それでも3人で235€なので、
3人いると1人80€弱=9500円ほど。本当にお得です。

今日はお部屋の写真を載せます。
ジュニアスイートは、2部屋になっていました。
こちらがメインのツイン。
エキストラベッドを入れたシッティングエリア。
バスルーム
バスタブの横には、シャワーブース。
このバスルームのほかに、
シッティングエリアの方には、車椅子でも利用できるトイレと
腰掛けたまま利用できるシャワーがあります。
そういうわけで、3人いても、使えるトイレとシャワーが2つあるので、
トイレ待ち、シャワー待ちで困ることもないのでした。
おまけに、テレビもそれぞれの部屋にあり、
1つしかないのは冷蔵庫ぐらいのものなのでした。

2人が到着するのは夜なので、3人で昼食&まち散歩に出かけました。

キアーヴァリ5日目は、最終日なので、キアーヴァリを楽しむことにしました。
午前中は、まだ歩いていない方へと散歩をしました。

その割にあまり写真を撮っていなくて。
突然こんな写真でごめんなさい。
エノテカのウィンドウに飾ってあるこんなものに興味を惹かれたのです。
なかなかすごい技だと思いませんか。
私も、家で作ってみたくなりました。
それから、市場で晩ご飯の買い物。
初日のオジサンの店がやっぱり鮮度が良くて、インゲンとトマトを買いました。

それを部屋に置いて、お昼ご飯にちょうどいい時間を見計らって出かけました。
リグーリアに滞在中に是非とも食べたい名物料理があったのです。
でも、それはとても手間がかかる料理なので、
ある程度の人数で予約しないと出してもらえないとか、
あまり夏には作らないものなので、見つけられないのではないか、
と友人に聞いていたものです。
その名もカッポン・マーグロ(Cappon magro)

キアーヴァリ散歩中にあちこちの店のメニューをチェックしていたら、
あったのです!1軒だけ。
最後の日の昼はそこで食べることにして、出かけました。

Lord Nelsonというその店は、まだ開店したばかりで、
とても丁寧な感じのカメリエーレ氏が、
「お昼は1皿だけでもお楽しみいただけます。
1皿だけでしたら、こちらのカジュアルな席でどうぞ。」
と言ってくれました。
カジュアルな席とは、テーブルクロスのない(=コぺルトがないか安い)席です。

後で泳ぐつもりで水着を下に着て上に着ているものもカジュアルだったので
そう思われたのでしょう。
(でもちっとも、馬鹿にした感じではありませんでした。)

いいえ、きちんと食べたいのです、と
テーブルクロスのある席に案内してもらいました。
アンティパストには、3人共カッポン・マーグロをオーダー。
もちろん、こういうところでは、ちゃんとボトルのヴィーノです。
料理に合わせたヴィーノを選んでもらいました。
Bianchetta Genoveseという葡萄のヴィーノです。
パン。
これが、そのカッポン・マーグロ。
横から見たところ。
色々な野菜や白身の魚を別々に下ごしらえして、
それを重ね、上にサルサ・ヴェルデをかけて、
海老などを添えるものです。
実は、先日家にたくさんのゲストを迎えたときにこれを作ったのですが、
難しくはないけれど、本当に手間のかかる料理でした。
野菜は、ビーツ、インゲン、ジャガイモ、ニンジン、カリフラワー等を使った
とてもヘルシーで美味しい料理です。

プリモは、
私が海老のトマトソースのニョッキ
イプさんの烏賊のなんだったか。(ピーチのような太いパスタです)
ペコさんのボッタルガと野性のアスパラガスのリゾット。
どれもこれもきちんと作られた美味しいお料理。
気の利いたカメリエーレが、気取らず丁寧にサーヴしてくれて、
とても気持ちの良い店でした。

ドルチェもいただきました。
私の森のフルーツのクレムブリュレ。
イプさんの桃のセミフレッド。
ペコさんのアフターエイトのセミフレッド。
美味しく、気持ちよくいただいて、最後のビーチへと行ったのでした。

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