ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2021年08月

散歩の途中で、カンティーナ見学へ。
冬に行ったときにも入ったのですが、
前を通りかかるとつい入って行ってしまうのです。
まちの中でカンティーナ見学ができるのは、
公共交通利用者にとっては、ありがたいことです。
たとえそれが観光客向けになっていたとしても。

ここのカンティーナは、エトルリアの発掘品(?)や古い道具類もあちこちにおいてあります。
カンティーナの雰囲気に合っていたり、愛嬌があったりして、
それはそれで楽しめます。
ここではチーズを熟成させています。
見学を終えれば、もちろん試飲。
昨年大晦日に訪れたときと、少し違ったことがありました。
試飲用のボードが用意されていたのです。
上の写真の左下に重ねてあるのがちらりと見えます。
横顔の形に切ったボードの目の部分にグラスが入り、
頬の部分に親指を入れて持つようになっています。
頬の穴の左下に小さな釘が打ってあり、
乗せた紙をこの釘にプチッと刺すだけで、紙の滑り落ちを防ぐようになっています。

実は、上の写真のオイルだけのブルスケッタではなく、
トマトの入っているペーストを乗せたブルスケッタが最初に出されたのですが、
それをすぐに口に運んでしまってから、このボードの写真が撮りたくなって
このパンをいただいたのです。

そのトマトの入っているペーストがことのほか美味しく、
ヴィーノ以上に気に入ってしまい、
何種類かのヴィーノを味見している間に、結局もう1枚いただきました。
ちょっと小ぶり。
美味しそうには見えないけど、すっごく美味しくて。
製品として売っているので、ビンを手に取り、内容物を見てみました。
ドライトマト、EXバージンオリーブオイル、ペコリーノチーズ、トスカーナのサラミ、
スパイス(ニンニク、唐辛子、胡椒、ロリエ、ジネプロの実、イタリアンパセリ)、塩
と書かれています。

ジネプロとは、辞書で調べると、ビャクシン、ネズミサシと出てきます。
英名はジュニパーベリーというそうですが、それでもピンと来なくて調べてみると
「実には苦味があり、松脂の香りがあり、
乾燥させて、香辛料として、肉の下味付け、ジンやその他リキュールの香り付け、
ハーブティーに使われる。」とありました。
ああ、ジンのあの香りね!と酒好きの私は、これで納得です。

これだけいろいろ入っているのですもの、美味しいのも納得です。
あまりに美味しくて、試食だけでは惜しい気持ちになり、
ヴィーノは1本なのに、このペーストを2ビン買いました。
我が家でのお土産宴会に出したら、みんなとても喜んでくれました。

チーズも試食させてもらいました。
このカンティーナのニャンコ
三人共ヴィーノとペーストを買い、
その後、翌日ローマから帰国する二人は、ばら撒き用のお土産を買いたいとのことで
門の外にあるスーパーまで行きました。
二人共大量に買い込み、一旦宿まで戻りました。
お宿に向かう途中にあったクラフトビール専門店
改めて、イタリアのクラフトビールブームのすごさを感じました。
夜の部屋ご飯用に1本購入して冷蔵庫で冷やしておくことに。

モンテプルチャーノ2日目の朝。
スカッとしたイタリアの空が戻ってきました。
この日は、バスでピエンツァに出かける予定でした。
(はい。「でした」なんです。なぜ行かなかったかは、後ほど)
こんな展望席が作ってありました。
近くにレストランがありましたから、そこが設置しているのでしょうか。
夕方、飲み物を1杯買って、ここで景色を眺めながら飲んだら気持ちがよさそう。
台の上に上がってみました。
また、別のビューポイントらしきところがあり、
そこで地元のシニョーレが眺めながら話をしていました。
私たちに気づき、Buongiorno!と挨拶をしてくれましたので、
私たちも、そこへ行って、景色を眺めました。
さっきのところより、こちらの方が、この時間帯は日の当たり方がいい感じ。
「きれいですね。」ってオジサマ方に話したら、
「いいでしょ、ここ。新しいビューポイントなんだよ。」と言います。
私たちが怪訝な顔をしたら、
「この間がけ崩れがあって、ここらの木がなくなってしまったんだ。」ですって。
言われてみれば、確かにそれが分かるのでした。
急遽つくったらしき柵

崩れた形跡も残っています。
オジサマ方は去っていき、そこへふてぶてしい面構えのニャンコがやってきました。
ところが、態度はふてぶてしくなくて、
私たちの前で、こんな風に転がってくれたのでした。
散歩を続けます。(つづく)

スポレートから列車に乗り、キウージで降りて、そこからバス。
ちゃんと調べたとおりにバスがあって、順調に移動しました。

お昼は列車内でお弁当(パニーノ)
着いたのが3時ごろです。
宿は3度目になるキッチン付きのアッパルタメント。
1回目のときとおなじ部屋でした。
寝室が2つ(ツインとダブル)
キッチン
居間
アイロン部屋兼物置き
旅行ではなく、何ヶ月でも何年でも生活できるようなアッパルタメントです。
夏休みとか冬休みとかのバスが運行されなくなる時期ではなく、
普通にバスが走る時期なら、ここに1週間とか2週間滞在して、
1日1つのまちを訪ねる、なんてことをしてみたいのですが、
完全リタイアまで、それは夢です。

さっそくまち散歩に出かけました。
時計塔のプルチネッラ
せっかくのキッチンつきなので、夕飯は部屋で作ろうということになり、
食材の買い物をして部屋に帰るとき、ドゥオーモ前を通ったら、
市民オペラの練習をしていました。
見ている人たち。
部屋での夕飯。
仔牛のソテー、花ズッキーニのソテー、桃モッツァレッラ、野菜サラダ、焼き野菜食べ終わって片づけをした頃に外から演奏と歌声が聞こえてきました。
またオペラの練習をしているに違いありません。
イプさんは寒そうだからと部屋に残って休み、私と西南さんは上着を羽織って出かけました。
モンテプルチャーノの夏の夜は、ひんやり涼しく、
上着を1枚羽織ってちょうどよい、爽やかな気温なのでした。

サン・ピエトロ聖堂の中に入りました。
壁のフレスコ画は、かなり剥落しています。
これ、面白いなあと思って撮ったのに、何の一部なのか、記憶にありません。
やっぱり全体を撮っておかないとだめですね。
やっぱりこの聖堂は、中より外が素敵です。
というわけで、外へ。
よく見ると、細部がとても楽しいのです。
さて、きりがないので、このへんで切り上げて、まちに戻りましょう。
あら、手前に羊たちが草を食んでいるのが見えます。
ビールが欲しくてホテルの近くを探し回り、
クラフトビールを見つけて買い、部屋に戻って、晩ご飯にしました。
お昼の料理教室の残り物をいただいて帰っていたのです。
黄色いのは、カステラではなく、チーズ入りのパンです。
奥に見えているのは、無花果です。
ブルーナのバス停近くで見つけて、ちょっといただいてきたのです。
翌朝は、チェックアウトして、モンテプルチャーノに向かいました。

橋からサン・ピエトロ聖堂の方に向かって歩きました。
ローマ門を撮ろうと思ったら、そこにチンクエチェントがやってきました。
この建物、扉が閉まっていて、でも格子のところから覗くことができました。
奥行きがほとんどなくて、こんな絵が見えました。
郊外の雰囲気になり、街の全貌が見えてきました。
そしてサン・ピエトロ聖堂も見えてきました。
橋も見えます。
天気がよければ、傾き始めた日に映えて、
ファサードがほの赤く輝くように見えたのですけどね・・・
(初めてのときは、そうだったのです)
まあ、降らなかっただけよしとしましょう。
内部やファサードの細部についてはまた次回。

スポレートのドゥオーモの続きです。
もっと撮っているのですが、それはまたいずれ載せることにして、
外に出たところからにしましょう。
正面の緩やかな階段を上っていきます。
上からすごい勢いで駆け下りてくる兄弟2人。
競争しているようですが、お兄ちゃんが圧倒的に速くて、
でも弟(水色シャツ君)も必死に追いかけてきます。
やりたい気持ちもわからないでもないけど、万が一誰かにぶつかったら
怪我をさせることは必至というスピードでした。
家族も一緒だったのですけどね。
あ、イタリア人ではありませんでした。

階段を上って少し歩いたところにこんな彫刻。
大きさが分かるように人物を入れてみました。
うーん、私にはこれのよさが分かりません。
イタリアって、ときどきこういうモダンアート(?)が置いてあることがあって、
街並みとの違和感を感じてしまいます。
この日は、月曜なので、司教区博物館と一緒になっているサンテウフェミア教会は休館。
ロマネスク好きの西南さんに見せたかったけれど、仕方ないですね。

そして彼女は水道橋に行きたいと言うので、
そして私も修復が終わって渡れるようになった橋を見たいと思ったので
そちらに向かいました。
見えてきました。
こんなに高いところを渡るのは怖そうな感じもありますが、
高所恐怖症ではないし、意外に歩くところは幅あるので大丈夫。
真ん中辺りからは、歩いてきた方を見ることができます。
渡りきったところから、逆方向を見てみました。
また戻って、今度は、少し郊外にあるサン・ピエトロ聖堂へ向かうことにしました。
途中のまち歩き写真もあるので、続きはまた次回に載せますね。

スポレートに戻りました。
西南さんは、初スポレートなので、ちょっとまち歩き。
ドゥオーモ方向に進みます。
ドゥオーモの横に出たので、正面から見下ろせるように階段を上って行きました。
初めて見たときは、お天気もよく、ものすごく感動したものでした。
教会に向かって階段を下りていくというのも初体験でしたし。
お疲れモード?
後陣のフィリッポ・リッピのフレスコ画
聖母の戴冠
受胎告知
聖母の死
これは、フィリッポ・リッピが自分と息子フィリッピーノを描いたもの
キリスト降誕
今日はここまで。続きはまた次回。Ciao,ciao!

ブルーナのバス停で少しだけ時間があったので、
写真を撮りました。
サントゥアリオは、聖所とでも訳せばいいのでしょうか。
残念ながら閉まっています。
ご近所の家
さてバス停に戻って、スポレートに帰ります。

さて、昼食の始まりです。
前菜
ラディッキオとクルミのサラダのほかに、
自家製サラミのブルスケッタと、
野生のアスパラガスのフリッタータもありました。
野生のアスパラガスは、日本の山菜のようなもので、
春に山で採ってきたものだそう。
たくさん採れるので冷凍して、
シーズンオフでも食べられるようにしているのだそうです。

ヴィーノも、自家製。
次はみんなで打ったストランゴッツィを茹でて、
これまた野生のアスパラガス、そしてトマトなどを使ったソースで和えました。
たっぷり!
お・い・し・い~~~~
パスタはしこしこ、ソースも抜群!
ちょっとに見えるでしょ?
最初から大盛りにせずに、お替り制です。うふっ。

続いてセコンドのポルペットーネ
お肉がしっかりしていて、なかなか食べ応えがありました。
これも1切れお替り。
ドルチェはもう一品用意してくれていました。
そして、サグランティーノのパッシートも出していただきました。
というか、プラス10€で、自家製のパッシートが飲めるけどどうしますか
と事前に打診があったので、是非!とお願いしていたのです。
食事のヴィーノはたいしたことがありませんでしたが、
このサグランティーノのパッシートは、すんご~く美味しい!
ノーラベルの自家製パッシートが、なんと前日モンテファルコで買った、
ハーフボトルで19€もしたパッシートより、ずっと美味しかったのです。
びっくり。そして感動!!!
これが10€なら、たくさん買って帰りたいと思いましたが、
ゲストの食事のときだけのサービスとのこと。
残念ですが、次回訪れるときの楽しみにすることに。

このあと、2階のお住まいの方に移動してカッフェをいただきながら、
写真を見せていただき、お話をしました。

そしてまたブルーナのバス停まで送っていただいたのでした。

ここが先生、ルチャーナさんのキッチン。
この日の献立は、
アンティパストが、ラディッキオとくるみのサラダ
プリモが、手打ちのストランゴッツィのトマトと野菜のソース
セコンドが、ルチャーナ風ポルペットーネ(ひき肉にほうれん草を渦巻き状に巻いたもの)
コントルノが、茹でインゲン
ドルチェは、ルチャーナのフリッテッラ(パンを再利用した揚げがし)

最初にポルペットーネを仕込み、
(ひき肉は、豚と鶏と牛をミックスしていました)
オーブンに入れる手前まで準備をしてから、畑などを見せてもらいました。
ルチャーナさんです。
鳩も飼っていました!
景色もなかなかだったのですが、食事が終わってから写真を撮ろうと思ったら、
この後雨になってしまって、残念でした。
愛犬
ルチャーナさんは、ご主人が亡くなってから、ここで一人暮らしをしているのだそうです。
週末には娘さんたちやその家族が来てくれるし、
こうやって料理を教えることもしているので、寂しくはないわよ、とおっしゃっていました。
冗談の好きな、とっても元気な女性でした。

さて、キッチンに戻って続きを作ります。
これはキッチンの天井に吊るしてあった自家製生ハム
ポルペットーネをオーブンに入れ、
インゲンを茹で
パスタを打ち
もちろん、全員やらせていただきました。実は、パスタを打ってから、延ばして切るまでには、時間を置いています。
その間に、ラディッキオとくるみのサラダを作り、
パスタのソースを作りました。
そしてドルチェのフリッテッレも
これには、お砂糖とアルケルメス(赤いお酒。ズッパ・イングレーゼに使うものです)をかけます。
食事の写真は、また次回に続きます。

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