ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2022年01月

コルトーナからアレッツォに早めに戻ったのは、サン・フランチェスコ教会にある
ピエロ・デッラ・フランチェスカの聖十字架伝説を見るためでした。
要予約ではあるのですが、フィレンツェのウッフィーツィのように相当前から予約を入れなくても
当日で十分予約はできます。
チケットオフィスに行ったら、30分待ちぐらいでした。

チケットを買って、それから駅に翌日の移動の切符を買いに行きました。
駅前の案内板の上には、鉄で作った騎士。
ジョストラ(馬上槍競技)にちなんだものですね。
それからジェラートを食べて
時間に合わせてサン・フランチェスコ教会へと行きました。
ここを訪れるのは、4回目です。
何回見ても、本当に素敵。
多分以前も写真を載せたような気がするけど、
また載せちゃいます。
聖十字伝説を後陣に見に行く手前に「ルカ・シニョレッリのもと思われる」と書かれた
受胎告知の絵がありました。
傷みが激しくて、ルカ・シニョレッリらしさが私には分かりません。
下につけられた石板に、
トンマーゾ・アルベルゴッティ男爵の家から、1920年にここに移されたと書かれていました。
教会内のその他の写真については、改めて別の機会に載せます。

コルトーナでの昼食です。
結局、昼前にビールを飲んだ店へ行くことにしたのでした。
この店、ヴィーノのカンティーナがやっている店のようです。
ヴィーノの名前は、全て鳥の名前になっていました。
まずは白。
5人いると、あっという間に1本空いてしまいます。
その後は赤
さて、お料理ですが、小食なイプさんは、プリモだけですが、
他の4人は、それぞれ前菜1皿とプリモ1皿をオーダーしました。
そして、お行儀が悪いのですが、ちょっとずつ味見し合いました。

西南さんのハム・サラミ盛り合わせ
ペコさん夫妻は、2人とも肉のタルタル。
そしてそして、私の前菜はこれ。
なんと「鮨のトスカーナ風」なんていうのを見て、
怖いもの見たさのような気持ちで選んでみたのです。
やってきたのがこのお皿。
黒板にある順に種類を書くと、
サーモン、ニシン、マグロ、鴨、ウサギ、キアーナ牛、
ファロをご飯に見立てたヤギの海苔巻き、生姜の甘酢漬け、
ワサビもどき(これって、粉ワサビとかチューブのものをアレンジしている?)
パッションフルーツソース、煮詰めたヴィーノのソース、
魚は砂糖を加えた塩にタイム、マージョラム、ローズマリー、フェンネルも加えたもので
マリネしてあります。

ここまでアレンジしてあると、日本の鮨の真似っこというよりは、
鮨からヒントを得た、イタリア料理という感じですね。
味は、どれもちゃんと美味しかったです。

店内のガラスケースに、そのマリネした魚が入っていました。
(帰りがけに撮ったものです)
プリモは、イプさんがパッパ・アル・ポモドーロ
ペコさんと西南さんのズッキーニなど加えたジェノヴェーゼソースのペンノーネ
(ペンネの大きいもの)
しこしことした歯ざわりがい~い感じでした。

マー君の、チンタセネーゼ(ブランド豚です)のラグーののパッパルデッレ
これは、文句なしの王道の味。

私の、黄色と緑のズッキーニのピーチ
どう表現していいのか分かりませんが、黄色と緑のズッキーニって
色だけじゃなくて味もちょっと違うのですね。
しっかりとズッキーニの美味しさの出たソースがピーチにからんで美味しかった!

斬新なものと、伝統的なものとどちらも楽しめ、満足のいく食事でした。

昼食の後は、バス停まで歩きました。
ああ、これ1つ買ってくればよかった。
あんまりたくさんあって、欲しいと思わなかったのですが、
1つ家の中に飾ったら可愛いだろうなあ、って今になって思います。
バス停のある、城壁外に出ました。
バスに乗ってアレッツォに戻りました。
カメラのレンズ、外をきれいにしても全然だめで、
多分内部が汚れているのでしょう、ズームにするとごみのようなものが写って
とっても不愉快。
このあとオンオフのスイッチも壊れたので、ローマ以降はスマホで撮って、
帰国後新しいカメラを買いました。

教区博物館に向かいます。
街角のおもしろそうなものに目をやりつつ。
教区博物館は、撮影禁止だったので、
前回は、ベアト・アンジェリコの受胎告知にのみ注目していたのを
今回は、ルカ・シニョレッリの「玉座の聖母子と四聖人の多翼祭壇画」や
「死せるキリストへの哀悼」などをじっくりと観てきました。
写真に撮ったと思い込んでいて、どこかで裾絵までしっかり撮ったと書いたのですが、
間違いです。
でも今でも目に浮かぶほど、じっくりと観てきました。
シニョレッリさんのようにメモをとるとよいのでしょうが、
友人と一緒のときだとそうもいきません。
「死せるキリストへの哀悼」、素晴らしかったです。
「最後の晩餐」も。

教区博物館前の広場からの眺め。
目あての教区博物館をじっくり楽しんだ後は、お昼ご飯を食べに行きます。
行こうと思っていた店が定休日で、
歩いていても、ちょっと前にビールを飲んだ店よりそそられる店もなかったので
またあの店に戻ることに。
まあ!こんな名前のバールがありました。
私の大好きな車、フィアット500(チンクエチェント)です!
思わず紙ナプキンを1枚もらってきちゃいました。
あら、ピンボケでした。失礼。
続きは昼食の写真ですが、続きはまた後日。

コルトーナのジリファルコ要塞を出て、
その下にあるサンタ・マルゲリータ聖堂へ行きました。
逆光なので、写真は少しだけ。
さっき来た道とは違う、城壁ぞいの道を下ります。
だいぶ下ったところにある家の郵便受けが、石でできていました。
うーん、この壁の向こう側を見てみたい。

この分かれ道は左に行って、まちの一番低いほうへと行きました。
実は、前回訪れたときに、
夏に来たらこのバールのテラス席でビールが飲みたいね~
と思った店があり、そこへ行ってみたのですが、
残念!日陰の席は皆塞がっていました・・・

でも、皆喉が渇いていて、ビ、ビール~~~と思っていたので、
近くのバール(だと思われた店)に入りました。
ところが、バール席がいっぱいで、下へどうぞと通されて階段を下りて行ったら、
奥に長くて広くて、そこはリストランテなのでした。
いいよ、気にしなくて。ここでビールを飲むだけでも問題ないよ、
と言っていただけたので、ひとまず落ち着くことに。

ビールがやって来ました。
店内はこんな感じ。
もっと奥に深くて、いろんなディスプレイが楽しかったので、
それをちょっと載せます。
この野菜、ぶどう以外は本物でした。
さすがにこのニワトリは、偽者です。
こちらは、レジとおつまみなどのあるコーナー。その近くにテイスティングカウンターがありました。
パスタがたくさん入っています。こういうの楽しいですね!
本当におつまみ無しでビールだけいただいたのですが、
あちこちの黒板に書かれているメニューを見ると、
なかなか面白そうなので、ここをお昼の第一候補として、
ひとまずいちばんの目当てである教区博物館へと向かうことにします。

店を出るときに階段を上ろうとしたら、階段の蹴上がり部分に引き付けられました。
ヴィーノがお好きな方なら、なんのことだかすぐに分かりますね。
グラス1杯いただいたら1段上る、なんていうのをやってみたい気分になるのでした。

コルトーナの要塞の続きです。
建物の最上階と城壁が繋がっていて、一方通行で歩けるようになっています。
けっこうな高さでした。
青空と、要塞と、トスカーナの大地と丘と。
なんてマッチするのでしょうね。

中の様子ももう少し載せます。
この階段は、使われていないものです。
扉を開けてみたらありました。
出入口のところにある石像
高所恐怖症の方にはお薦めできませんが、
そうでない方、天気のよい日にコルトーナを訪れることがあったら、
是非足を伸ばしてみてください。
すばらしい景色が楽しめます。

翌日は、バスでコルトーナに行きました。
コルトーナには、前回もアレッツォからの日帰りでした。
冬だったのですが、とてもよいお天気の日でしたっけ。

バスの便数がそれほど多いわけではないので、
遅いのよりはいいかと、早い7:35発のバスに乗りました。
キッチン付の宿だと、早起きして部屋でちゃんとした朝食をいただけるのがいいですね。
このお宿、キッチン付でありながら、朝食の食材がすべて用意してあるのです。
甘いパン(日保ちのする袋入り)、エスプレッソ用の挽豆、ロングライフの牛乳、
フルーツジュース、そしてヨーグルト。

バスは、ほぼ定刻通りに出発。
夏なので、ひまわり畑が見えました。もう盛りを過ぎていますけど。
糸杉の道
8:40、コルトーナに到着。
教区博物館は10時開館なので、まずは、てっぺんの城塞を目指すことに。
上へ上へと、適当に寄り道しながらぶらぶら歩きました。
この本を読む女性と花のある階段がが素敵だったので、
逆側からも撮ってみました。
清掃車が、仕事を終えて帰っていくところでした。
まだ人の出もそれほど多くありません。
お昼を食べる予定のPane e Vinoの前を通りかかり、
お初の二人に紹介しがてら貼られているメニューを見たら、
なんとこの日、月曜は定休日でした!ショック・・・
前回訪れた時にとても気に入って、この日も期待していたのです。
食べる店を探しながら街歩きをすることにします。
サン・フランチェスコ教会。13世紀の創建です。
この教会の中には、聖遺物の聖十字架があります。
実物は祭壇のところに置かれていますが、とても小さなものです。
この教会の内部の写真は、前回のときのものをそのうち載せるので省略。
(何しろこのブログは遡って書いているので)
外にでてまた上へ上へと歩きます。
だいぶ上の方までやってきました。
あと一息です。

カスティリオーネ・デル・ラーゴから戻ったその夕方、
西南さんがやってきて、私たちに合流しました。
彼女は、お友だちとプーリアを旅行して、
そのお友だちはローマから帰国し、彼女だけあと3泊できるので、
アレッツォまでやってきたのです。

この日は、部屋ご飯。
日曜日のため店が休みで、野菜は全く調達できず、
カスティリオーネ・デル・ラーゴの肉屋で肉類とパスタを調達できたことを先日書きました。
というわけで晩ご飯はこんな感じになりました。

サラミ、ぶどう(なあんとモンテジルヴァーノの残り物です)
上の写真の右端にすでにチラリと見えていますが、ポルケッタ
そしてこれまた残り物の(というか、後で合流する人のために取っておいた)のチーズ
そして、主役はトルテッリーニのサマートリュフがけ!
実は、ペコさんが後でやってくるマー君にトリュフを食べさせたいと言うので、
アスコリ・ピチェーノで、もう1個、それも3人用に買ったのよりも大きいものを買い、
真空パックにしてもらっていたのです。

一番上の写真の左隅にトリュフ削りが映っていたのに気付きましたか?
モンテジルヴァーノの宿にはトリュフ削りがなかったので、チーズ卸で卸したのですが、
やはり削りたいね、ということでペコさんがマー君にメールし、
日本の自宅からわざわざこれのために持参させたのです。

見かけはトリュフ削りで削った方がよくて、でも味(というか香り)は、卸した方がいい、
フィレンツェ在住の日本の方がそう言っていましたが、
わたし的にはそんなことはなくて、これで削っても香りは問題なく素晴らしいし、
口に入ったときの食感が、こちらの方が断然いいと思います。

トリュフがけのパスタにする場合、
al burro e salvia(セージバター風味)にすることが多いですが、
この日はセージが無いのでバターのみ。
トルテッリーニは、しっかり5人前買ってきたので、
ご覧のように、一人前はたっぷりありました。

食事の供には、トラジメーノ湖近辺で作られているヴィーノ。
(これは、昼食をいただいたレストランのショップの方で買って来ました)
野菜がないのは残念でしたが、美味しい美味しい晩ご飯でした。

昼食後は、チェントロを出て、坂道を下り、
トラジメーノ湖畔に行ってみました。
湖畔の芝生に寝転んだり、泳いだりしている人たちがいました。
私たちも、水に入る気まんまんで、下に水着をつけて行っていたのですが、
帰りの電車の時間を考えると泳いで、甲羅干しをする時間はないので断念し、
足だけ入って、あとは湖畔に寝転がって休憩しました。

そのすぐそばでは、バレーボールに興じる人たち。
のどかな湖畔のリゾートもいいかもね、なんて話しながら、
夕方やってくる西南さんを迎えるため、アレッツォへと戻ったのでした。

カステッロを見た後は、イタリア時間の昼食にはちょっと早いけど、
喉も渇いているので、眺めのよさそうな店に入りました。

残念ながら、湖の見える席は、すでに予約で埋まっていましたが、
ちゃんと日陰になる涼しい席に座ることができました。

軽く、プリモピアットだけの昼食。
まずはビール。
この辺りで作られているクラフトビールをいただきました。
しっかりした味のなかなか美味しいビールでした。

パンも美味しい。
私とマー君は、
ジャガイモのラヴィオリ、ズッキーニとトラジメーノ湖の魚のソース花ズッキーニ添え。
私、ラヴィオリは、リコッタのよりジャガイモの方が好き!って思いました。
個性を主張せず、ソースの味とぴったり合うのです。
湖の魚はなんという名前か知りませんが、よくだしの出た、とても美味しいソースでした。

イプさんとペコさんは、トラジメーノ湖の魚のラグーのスパゲッティ。
これがまた、旨い!魚のラグーが抜群でした。

おまけにトラジメーノ湖の魚卵のブルスケッタなんて面白いものがあったので
それも1つオーダーしたのですが、こんな素敵なサーブの仕方なのでした。
魚卵(多分塩漬け。たらこのような物ですね)をオリーブオイルで溶いてあって、
下から温めた状態のものをパンに乗せて食べるのです。
これ、すごく美味しい~~~~
違う魚卵で家でも試してみたいと思いました。

ふらりと入った観光地の店でも、こんなに美味しいものを食べられる、
イタリア恐るべし、とまたまた思ったのでした。

この広場のちょっと奥にカステッロがあるので入ってみることにしました。
城壁と塔があるだけなのですが、中央部には野外映画会でもあるのか
スクリーンと座席が設置してありました。
城壁の上や塔からの眺めがなかなかです。
城壁の足元には隙間があるので、高所恐怖症の方は歩くのが無理かも。
今日は写真ばかりになってしまいました。

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