ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2022年07月

店を出て、宿に帰る途中のカフェのウィンドウに、
ピスタチオのお菓子があって、味見してみたかったので、
中に入りました。

もうすぐパスクア(イースター)なので、
卵形のお菓子や、ウサギ、コロンバと呼ばれるパスクアのお菓子などが
たくさん飾られています。
このカタツムリ、渦の巻き方が、変。
日本の子どもたちがウ○○と言って喜びそうな・・・
お目当てのお菓子を1個ずついただいて食べました。
食感は、ぐにゃっとして、ほんのりピスタチオの味と控えめな甘さ。
日本の「あんたま」(餡子だけをボール状にして、外側を寒天か何かでコーティングしたもの)のピスタチオ版というところ。
でもピスタチオ餡そのものの味が今一つなのでした。
シチリアだったらもっと濃い味のものを作るのでしょうねえ。

部屋に戻って、おなかは空いていなかったけど、
せっかく部屋ご飯のつもりで買った食材があるので、
大半は翌日以降に残すことにし、
少しだけつまんで、ヴィーノを飲みました。

イータリーで買ったフィノッキオ(フェンネル)入りのサラミ
ブーファラ(水牛)のミルクのリコッタ (オリーブオイルをかけていただきました)
気持ちよく飲んで、翌日に備えて早く眠りに就きました。

この日は、お昼をがっつり食べたので、夜は部屋ご飯にすることに決め、
キッチン付きではないので、すぐ食べられるものをイータリーとスーパーのはしごをして調達。

帰りに一杯だけビールを飲みにバールに入りました。
バールの青年に、生ビールある?と訊いたら、もちろんと言われ、
私がにんまりしたら、そのオニイチャンに笑われちゃいました。
そして手頃な小さなバールだと思ったら、奥へどうぞと言われ、
なんと中がなかなかの広さのバールだったのでした。

いい雰囲気だったので、ビールが届いてから写真を撮りました。
この店は、鰻の寝床2つ分をくっつけたような店で、入り口も2つあり、
私達はいかにもバールという入り口から入って、奥の方から隣の区画の方に入った形で、
さらに最初に入ったほうの奥にもちょっとした部屋があってテーブルがあるのでした。

私達が腰掛けて、ビールを飲み始めると、
オニイサンが両手に皿を持って、もう一つの入り口の方へと運びながら
これつまんでね~って声を掛けて行きました。

見に行くと、この店のアペリティーヴォのおつまみが置かれているのでした。
早速適当に3人分をいただいてきました。
つまみながら飲んでいると、オニイサンがまた皿を持って運んでいきました。
少しするとまた・・・
見に行ってみるとおつまみが増えています。
追加でまたいただいていると、またまたお料理が運ばれていきます。
鍋の中には、ジャーン!
ニョッキでーす!
これももちろんいただいて、お腹が一杯に。
部屋ではもう食べなくていいねー、と気持ちよくお代を払って店を出ました。

え、お代ですか。
ビール(中サイズ0.5L)がちょっと高くて6€ですが、
これで全てのつまみが食べ放題で、追加料金は無し。
3人で18€でした。

もう一つの入り口から店を覘くと、こんな感じです。

1泊だけの宿は、レプッブリカ広場のそば。
ここを選んだのは、もちろんお値段もフィレンツェにしては安かったのだけど、
ベッドがシングル3つにできることでした。
他のお手頃ホテルは、ダブル+シングルでしたので。
レセプションは、むこうの数え方の4階にあり、部屋は3階でした。

それほど高くない宿だったので、期待していなかったのですが、
まずまずきれいなところでした。
部屋は、2部屋になっていてシングル3つではなく、ツインとダブル。
ウォークインクローゼットもありました。
3人でベッドじゃんけんをして、運良く勝った私が、ダブルを独り占め。

部屋でテレビを見ながら少し休憩をし、
それからまた出かけて今度は鐘楼に上りに行きました。
鐘楼も20年ぶりに上ったのですが、ああこんなつくりになっているのね、と改めて感じました。
いろんなところを見てきた後と、実質的には初イタリアのときとではやはり見方が違うものですね。

途中何箇所かで休憩できるようになっていたり、窓から外が見えたりするので、
同じものを違った高さで撮ってみました。
上に着いてクーポラの上にいる人たちを撮ってみました。
午前中、私達もあそこに立っていたのですね。
そして下界の景色。

さて、宿にチェックインしに行くつもりでしたが、
通りがかりに洗礼堂があるので、せっかくチケットもあることだし、
宿に行く前に入ることにしました。

フィレンツェは見どころ満載で、見たいものが他にたくさんあったせいでしょうか、
洗礼堂にはこれまで入ったことがありませんでした。
(以前は、こういうものにあまり惹かれなかったせいもあるのですが)

天井や壁など、私には煌びやか過ぎる感じ。美しいですけれど。
2階(というのかどうかは知りませんが)の奥にも同じような装飾が見られますが、
そうでない部分もありました。
こういう素朴な感じに惹かれてしまう私です。

後陣の天井。微妙にアンジュレーションがあるのがいい感じ。
下の方は、白と黒を基調としたモザイクや象嵌細工です。
洗礼堂で、これまで見た中で一番好きなのは、パルマのドゥオーモのものです。
’12年末に訪れたときの感動は、今でも強く印象に残っています。

さて、今度こそ本当に宿へと向かいます。

クーポラから中央市場の屋根が見えたとき、
ペコさんがお昼はマリオに行こうよ!と言うので(中央市場の近くなのです)
早速そちらに向かいました。

相変わらず、外で待機している人たち多数。
彼らを掻き分けて店内に入り、人数と名前を告げました。
順に呼んでくれるのです。
6組目か7組目に呼ばれて中へ。

店内は、相変わらず賑わっています。
うるさくはなくて、活気があるのです。
店の人がきびきびと働いているのもいい感じ。
4人掛けの椅子に1人の若い男性が食事中で、そこに相席でした。
ビジネスランチなのか、ヴィーノはグラスでもらって、そそくさと食べて出て行きましたけど。

3人とも、待っている間にメニューを見て、
肉を食べる気まんまんだったので、プリモはなしで
セコンドとコントルノのみ。

私のローストビーフです。(メニューにもイタリア語表記が後で、最初にローストビーフと書かれていました。)
厚切りですが硬くはなくて、噛むと肉の旨味がじわじわと。
おいしい~

ペコさんの、これは初めにイタリア語が書かれていましたが、
要するに日本で言うところのビーフステーキです。(骨無し)
写真だと大きく見えないですが、お肉が厚くて200~250gぐらいありそうな量でした。
柔らくて、なかなか美味しいお肉でした。

2人が牛を選んだのに対し、姉はいろいろ食べたいと
スピエディーノ(串焼き)を選びました。
牛、豚、鶏、サルシッチャ、仔羊。
姉がサルシッチャと豚を味見させてくれました。

コントルノのその1、白いんげん豆。
その2、インサラータ・ミスタ(ミックスサラダ)
その3、パターテ・フリッテ
自分の肉の皿に、適当に取り分けていただきました。
3人いると3種類のコントルノが楽しめるのがいいところ。

最初の男性が帰った後、すぐにまた1人の男性がやってきました。
彼の肉料理は、トマトソースがたっぷりと絡んでいて、これまた美味しそうです。
思わず、彼に料理の名前を聞いてしまいました。
おいしそうね、と言うと「オッティモ(最高だよ)!」と言ってにっこりしました。
次回は、それを食べてみようと思います。

これにガス水1本、ヴィーノ1Lをいただいて45.50€でした。
この店は、ほんとにリーズナブルです。
気持ちよく食べて、大満足。

さて、宿にチェックインしに行きましょう。

さて、クーポラの入り口に並ぶこと30分ほどだったでしょうか。
やっと入れました。
クーポラに上るのは多分20年ぶりです。
階段がきつくてふうふう言っちゃいました。
この20年でお肉がいっぱい付きましたから・・・

クーポラの立ち上がりの部分に到達、ぐるりと見て回ります。
ジョルジョ・ヴァザーリとフェデリーコ・ツッカリによる『最後の審判』が描かれています。
さて、ここからがまた階段。
クーポラの円いラインに沿っての階段はどんどん狭くなっていきます。
上って、上って、結構急で長いところもあり。
外を見ればこんなです。
ついに着きました!
高いところから街を見下ろすのは本当によい気持ちですね。
教会のファサードの裏側って、結構情けない感じのところが多いですが、
このドゥオーモは、裏側もそれなりに素敵。
この日のお宿のあるレプッブリカ広場も見えます。(門のあるところ)
ヴェッキオ宮も、ウッフィーツィもカフェも見えます。
サンタ・クローチェ聖堂も。
真下を見てみました。
さて、降りるとしましょうか。
下り階段の窓には、コインが投げ入れられていました。
もう1時を回っているのでランチをいただきに行きます。

’14年のリタイア記念初夏の旅のことを書いてから、
その前の旅行は’13年~’14年の冬の旅だわと思って書きましたが、
なんと’14年は3月にも小旅行に出ていたのでした。
今日から、その旅行のことを書きます。

友人のペコさんと私の姉との3人旅です。
私の我儘でトスカーナの古寺巡礼の旅につきあってもらったのです。

羽田からの深夜便でフランクフルト経由フィレンツェ到着が9:15。
黄色い花が一面に咲いているのが見えました。
荷物が出るのを待って、ホテルまでタクシーで行きました。
空港から旧市街までの料金は定額で20€。
荷物1個につき1エウロなので追加料金は3€で、合計23€。

ホテルに着いたのが10時前で、まだ部屋の準備はできていないというので
荷物を預けて街歩きに出かけました。
ホテルはレプッブリカ広場のすぐそばです。
姉はフィレンツェ初訪問なので、まずはドゥオーモへ。
あら、残念。洗礼堂は、修復中でした。
ドゥオーモの中に入るのはいつから有料になったのでしょう。
私が、フィレンツェに1週間滞在したのは’05年で、そのときは無料でした。
今回歩いてみて、あちこちの教会が有料になっていてびっくりしました。

中に入るのに、けっこうな行列ができていたので、後にまわすことにして
先に大聖堂付属博物館を見ることにしました。
実は1度も入ったことがなかったのです。

ここは、かつて大聖堂内部あるいは外部に置かれていた彫刻などを所蔵しています。
でも、ここも一部工事中で、展示は一部だけでした。
ミケランジェロのピエタ
洗礼堂の「天国への門」
あっという間に見終わりました。
チケットが、ドゥオーモ、鐘楼、クーポラ、博物館等全部込みで10€だったので
次は、クーポラに上ることにしました。
ここも結構な数の人が並んでいましたが、日を改めても並ばずには無理でしょうから
仕方なく並ぶことに。(続く)

とうとう帰国の日になってしまいました。
お昼前にチェックアウトすればいいので、朝は余裕があります。

ドゥオーモまでメトロで行き、久々にドゥオーモの内部を見てから
ACミランのメガストアに行きました。

私はユヴェンティーナですが、友人のイプさんがミラニスタで、
もうすぐ誕生日を迎える甥っ子のために、
当時ミランに移籍したばかりの本田の10番のユニを買って来て欲しい

と頼まれていたのです。
彼はもう大学生なのですが、
彼女がイタリアに旅行するたびミラン製品をお土産に買って帰っていた影響で、
彼女に輪をかけたミラニスタなのです。

せっかくなので、彼女と私にも買うことにして、店に入りシャツを見ていると、
カッコイイおにいさんが、何をお探しですか?と声を掛けてくれました。
10番のシャツを3枚、サイズは・・・と伝えると、
胸のエンブレム、袖のセリエAのマーク、・・・全部付けたのがいいですか?ときいてきました。
それぞれつけるごとに値段が上がって行くのです。
せっかく買うのならオフィシャルのものがいいので、全部よ!と答えると
今からそれぞれのシャツに貼り付けるので、10分から15分ほど時間がかかるので
その間どこかで買い物でもどうぞ、とのこと。

近くの靴屋などを覘き(セール中だけど荷物を増やしたくないので買いませんでした)
店に戻るとまだ付け終っていませんでした。
というか、注文のサイズのシャツを3枚そろえて、袖に付けるのが終わったところでしたが、
貼り付けるときのプレス作業が面白かったので、ずっと見ていました。

シャツに板を入れて、皺にならないようにした上に、
HONDAの名前、それから1、0を曲がらないように慎重に乗せます。
そしてボタンを押すと、タイマーがカウントダウンして15秒。
全部終わると1枚ずつ間違いがないことを確認しておしまい。
3枚買ったので、ちゃんとTAX FREEの手続きをしてもらいました。

ホテルに戻り、マルペンサシャトルで空港へ。
プーリアからミラノへ戻った1月1日から、雨模様のお天気でしたが、
この日はやっと晴れでした。
空港から見えたアルプスの山々。
チェックインを無事済ませ、
セキュリティ・チェックを通り、
免税手続きをし(ミランのシャツが3枚あったので、それで免税になったのです)
腹ごしらえを。

空港では美味しいものを期待できないので、
セルフサービスのお店で食べました。
トマトソースのパスタと魚の香草パン粉焼き、インゲンとトマトのソテー。

レジでクレジットカード払いをしようとしたら、
機械が故障しているから、現金にしてくださいと言われ、
現金払いは損だし、次回用に現金をキープしておきたかったので、
それなら、買わないと突き放したら、別のレジで手続きしてくれました。

フランクフルトまでのフライトは、窓際の席。
飛行機の陰のまわりにまあるい虹が見えました。
フランクフルト空港ですることは、ただ1つ。
ビールとソーセージ!!!
さあて、夏はどこにいこうかなあ、と次の旅行に思いを馳せながら成田に戻ってきてしまったのでした。

これにて、'13-'14の冬の旅行報告を終わります。

さて、晩ご飯の時間です。
この旅行の、ちゃんとした店で食べられる最後の食事はガッツリと、
と思ってOsteria del Trenoという店へ。
"Osteria d'Italia"のスマホアプリで検索して
宿から近くて美味しそうな店を見つけたのです。

予約の電話を入れ、20時からなのにフライイングで5分前に着き、
ドアを開けようとしたら鍵がかかっていましたが、
その音に気がつき、いいよって入れてくれました。
だあれもいません。(当たり前)
いい感じの店内です。
デッラカーサの赤は、ドルチェットでした。
パン
この日は、前菜無し、プリモはトマトとサルシッチャのパッケリ。
ここのパッケリは特に大きいように思ったのは気のせい?
仕上げに垂らしてあるオリーブオイルの香りがよくて、美味しかった~

開店して30分もしないうちにほぼ満席になりました。
セコンドに牛頬肉ボッリート(茹でたもの)。
デーンと出てきました。
ニンジンとセロリは軽く茹でてありました。
角度を変えてアップにするとこの厚さ!
半分に切ってみました。ぷるんぷるんです。
あまりの大きさに食べる前からお腹いっぱいになりそうでしたが
根性を出して完食いたしました。
ソースというか薬味と言うかが4種類あったので飽きずに食べられました。
左からトマトソース、ホースラディッシュのソース、
サルサヴェルデ、そしてカボチャのモスタルダ!

コントルノのフィノッキオとグレープフルーツのサラダがまた山盛り。
これは爽やかなので、もちろん完食。

これでやめればいいのに、
ドルチェはピスタチオとペペロンチーノのジェラート。
チョコチップが添えられていました。
ちょっとピリッとする感じがなかなか~

カッフェで〆て、デッラカーサの赤2分の1L。
お腹を引きずって宿に帰りました。(嘘)

ちなみに、料金は
コペルト 3
水  2
ヴィーノ 7
プリモ 9
セコンド 16
コントルノ 5
ドルチェ 6
カッフェ 1.80
合計 49.80€でした。

高くはないけど、プーリアとは全然お値段が違います。
食べるなら、プーリアは本当にいいですね。

ドゥオーモの横に、この時期ならではのメルカティーノが出ていました。
南の方で見かけるカラフルなお菓子やフルーツ
食品は、プーリアでたっぷりと購入してきたので、
ここでは石鹸だけを買いました。
雑貨屋?骨董屋?
そう言えば、ガッレリアの中央にいつも飾られる
スワロフスキーのクリスマスツリーを見ていなかったと思い出し、行ってみました。
あらあら、がっかり。
今年はツリーではなく、天井がこんなふうに飾られていました。
さて、お宿に帰りますか。
ドゥオーモに、またね!と挨拶をしてメトロに乗りました。

↑このページのトップヘ