ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2022年09月

テルモリの夕方散歩です。
新市街の方へと歩き、なかなか繁盛しているジェラート屋でジェラートを買いました。
私のはラムのババとデリツィア・アル・リモーネの2種にコン・パンナ(生クリーム)
おいし~い!!!
私のもどちらも美味しかったけど、西南さん、ペコさんのピスタチオは激うまでした。
その後ローマで名店を3店はしごしたけど、ここのが一番。

気に入ると通う癖がある私達、ご飯は前夜と同じ店に。
この日は涼しかったので外で食べました。
白のデッラ・カーサ微発泡は、最初から1L
(前日は、あんまり感じのい店ではなかったのでとりあえず2分の1Lであとから追加したのでした)
私のフルッティ・ディ・マーレとチェーチ(ひよこ豆)のパッケリ
ペコさんのフルッティ・ディ・マーレのフェットゥチーネ
この2つ、写真で見るとパスタが違うだけで中身は同じに見えるけど
私のは、煮込んで形のなくなったチェーチの存在感がしっかりあって
豆のやさしい甘さと魚介の取り合わせが斬新な印象でした。
この店、やっぱり美味しいいい店です。

西南さんは、魚介とは全く関係のないきのこと黒トリュフの卵麺
そして前夜に続き、美味しいと続けて食べたくなるフリット
そして野菜が食べたかったので、インサラータ。
やっぱりこの日も絶妙な揚げ加減。

ゆっくり食べている間、
目の前の広場ではどもたちが楽しそうに走り回っています。

この坊や、おにいさんたちが乗り回している
ミニバイクに乗りたくて仕方がないんだけど、
まだもうちょっと大きくならないとね...と言う感じ。
ちょこちょこ追いかける様子がとってもかわいかった!
私たちは、もうお腹一杯なのだけど、
イタリア人にとってはやっとこれから本格的な夕食時。
レストラン街は、どこも賑わっています。
部屋に帰る途中、塔に入る階段に明かりがついていて、
入れるようになっていたので入ってみました。
中では写真展をやっていましたが、
2階までで、その上は軍の施設になっていて立ち入り禁止でした。

宿のオフィスで朝食を摂りました。
スルモーナのようなわけには行かないけど、
ピッツァもハムもあって、まずまず。
ロールパンには、ハムやチーズなどがはさんてあって、小さなパニーノになっています。
(黒いごみのようなものは、つまようじの尻尾に巻いてあるセロファンのようなもの)

その後、ようやく扉の開いたドゥオーモに入ってみました。
それから部屋で着替えて海へ。
あ、そのとき気が向いて撮ってみた部屋写真です。
散らかしていたので、その辺りを写さないように撮りました。
いかにも海辺の部屋って感じでしょ。
さあ、海へ!
この日は、前日と打って変わって風が強く、気温もあまり高くないので
泳いで濡れた水着で横になっていると寒いぐらい。

波も高いし、海の色もきれいじゃないので
ビーチベッドでごろごろして本を読んでいたら、
こんがーりと全身焼けました。
昼は、近くのスーパーで買った食材で部屋ご飯。
フリゼッレ(丸い、2度焼きした乾燥パンで、水に浸して食べる)に
オリーブオイルで和えた刻みトマトを乗せ、
インサラータ・カプレーゼとぶどう、ビール。

その後は昼寝をして、3時半頃からまた海へ。
夕方部屋に戻ってシャワー、洗濯を済ませて散歩。
それはまた次回に続きます。

カッペリが、ここにもありました。
新市街との境界。新市街が見えます。
でも、今は新市街へは行きません。

このまちの猫は、野良猫でもみな色つやが良くて、痩せていません。
美味しいお魚を食べているのでしょうか。
こちらは飼い猫でしょうか。
西南さんがおいでおいですると寄ってきました。
ドゥオーモに戻ってきました。
全体に日が当たるようになっています。
まだ中には入れないので(早朝散歩なので、扉は開いていません)
宿に戻って、朝食を摂ることにしました。

テルモリ2日目は、朝食前の散歩から。
6時半頃だったので、やっと明るくなってきたところでした。

前日は夕方の到着&猛暑のためにドゥオーモを見ていなかったので、
まだ扉の開いていないッドゥオーモへ。
もう少し日が高くなってからがいいなあ、と港の方へと歩きます。
旧市街は、半島のように円く飛び出していて、
城壁(というか堤防というか)で囲まれ、その内側は、道になっています。
その道に沿って歩きました。
朝日が昇って来ました。
漁港はやはり海のレベルにあるので、まちからは見下ろす形になります。
ここ、トラボッキがあるんですよ。
でも、獲れた魚を食べさせる店はないのが残念。
もう1つ、小ぶりのものも。
イタリア人の色彩感覚ってすごいなあっていつも思うのだけど、
ここの家の壁や窓枠の色!
隣合う家同士のバランス!
まいりました、って思います。
まだまだ散歩は続きますが、今日はこのへんで。

スルモーナからテルモリへの移動は、
列車でまずはペスカーラに出て、ペスカーラからテルモリまではICで。

定刻の14:10に発車したのに、途中わけもわからず駅でもないところで停まり、
ずるずると遅れて、ペスカーラ15:52発に乗りたいのに15:54に到着。
(乗り継ぎ時間は20分ぐらいあったのですけどねぇ)

日本ならこれで諦めるところですが、イタリアですもの、
乗り継ぎのICだって遅れる可能性は80%ぐらいはありそうです。

ホームにいた駅員に訊くと案の定10分遅れていて、
何番線から出るかも教えてくれました。

おまけにペスカーラの駅はエレベーターがあって、
別のホームに移るのに、階段を使わなくてもいいんです!

お陰で乗り継ぎの列車に間に合い、17時過ぎに無事テルモリに到着。
宿は、ドゥオーモの近くなので、ドゥオーモ広場へ行くと
そこで西南さんが待っていてくれました。

お宿は、ホテルではなく貸し部屋。
まちの中心部のあちこちに部屋を持って、
取りまとめのオフィスでチェックイン、チェックアウトをし、
朝食もいただくようになっています。

西南さんが先に部屋に入っていても、
私たちのパスポートを渡して書類の手続きをしないといけないので
オフィスへ行き、手続きをしてから部屋に行きました。

この日は、猛烈に暑く、湿度も高い日で、
夕方でも耐え難いような暑さ。
旅行中で一番暑い日でした。
(他の日は、けっこうからりとしていて、朝晩は涼しかったのです)

昼前にまちに着いた西南さんは、
まち歩きも猛暑のなか、
しかも月曜で昼は営業していない店が多く、
食べることもままならなくて、大変な思いをしたようです。

夜になっても蒸し暑く、部屋から出たくなかったのですが、
晩ご飯を食べないわけにも行かず、出かけました。

旧市街はなかなか感じのいいまちです。
レストラン街は、新市街の方にあり、そちらへぶらぶらと散歩しながら
美味しそうな店と言うより、
冷房のあるところで食べられそうな店を探して入りました。

冷房のあるところで食べたいと言うと、
外の方が空気が爽やかよ、と店の人が勧めるのだけど
どうもそれは冷房のスイッチを入れたくないだけのように聞こえ、
冷房のあるところをお願いします、と強引に冷房を入れてもらいました。
その冷房がなかなか効かなくて・・・

店の女性がそっけなくて、イタリアの飲食店にしては珍しい感じ。
ところがね、デッラ・カーサの白はきりりと冷えていて、微発泡で美味しい!
注文して出てきたスカンピのリゾットは、見かけはこんなだけど
(すみません。1口食べた後です。すごく大きいお皿でしょ)
スカンピごろっごろ。いったい一人に何匹入れているの?ってぐらい。
ナイフ、フォークを見るとお皿の大きさ、料理の量の多さが分かるでしょ。
トマト味だけど、クリームも入っていて、味は濃厚なのに、くどくない。
美味し~~~~い
入店直後はちょっと外れだったかと思ったけど、期待以上の味です~

セコンドは、イカとエビのフリット1皿を3人で。
これまたすっごい量。
そしてなにより揚げ方がドンピシャ。
イカもエビも、中が温まったところで取り出していて、
衣はからりと揚がっているのに、身が柔らかいんです。
この旅行で食べたフリットの中のナンバーワンでした。

そしてお勘定は、3人で46.50€!
ヴィーノは1L飲んだのに。

外に出たら、やっと風が少し涼しくなっていました。
夜のまちも美しくて、写真を撮りながら部屋に帰りました。

「イタリア好き」というタイトルの、
イタリアンレストランなどで配布している小冊子があります。
それのアブルッツォ特集でジーノの記事を見て、
是非、是非行きたいと思っていました。
家族経営の気さくな店で、料理がとても美味しいとあったのです。

宿のおかあさんにもこのまちで一番美味しいのはジーノよ、と言われれば
行かないでこのまちを離れるわけにはいきません。

テルモリに行く列車は、14:10発でその後の15:30発でもいいのだけど、
できれば早い方に乗って、早く西南さんと合流したい。
パスタだけなら大丈夫かなあ...でも無理かなあ...なんて思いつつ
店の開店は13時なので、女将に予約を入れておいてもらいました。

全ての見学を終えたのが12時半。
フランコに列車の出発時刻や、まだ切符を買っていないこと、
でも店は13時からだということを話したら、
おかまいなしに、開店前の店へ私達を連れて行き、
この人たちは、予約の人たちなんだけど、
13:30には駅に向かいたいので、もう入れてもらっていいかなあ
とお願いしてくれたのです。

店の人はにこやかに中に入れてくれました。
やったー!

開店前なので当然客は私達だけ。
きれいな、感じの良い店です。
早速メニューを持ってきてくれました。
ヴィーノのリストを見てびっくり。

安いボトルだと9€からあるのです。
10€前半がずらりとあり、
もちろん100€以上の高級なワインも置いてあります。

前菜に、ファンタジーア・ディ・アンティパストを1つ。
これはかなりな種類が出ることが分かっているので、
1皿を2人で分けます。

ヴィーノは、アブルッツォなのでモンテプルチァーノ・ダブルッツォと決め、
リゼルヴァにしようかと店の人にお薦めを聞いたら
普通の9€のものを薦めてくれました。
もちろんそれをいただきました。
ファンタージーア・ディ・アンティパストの数々が出てきました。
牛肉のカルパッチョ
ブルスケッタ
ガチョウ胸肉のスモークのカルパッチョ
この後七面鳥のカルパッチョも出てきたのに、
残念ながら写真撮り忘れ。
うっかりがっついてしまいました・・・

つまり、カルパッチョだけで牛肉、ガチョウ、七面鳥と三種の肉があったのです。

ニンニクの芽のオイル漬け
ズッキーニとペペローネ焼き(これまたちょっと食べてから撮った上にピンボケ御免!)
地元産生ハム・サラミ・チーズの盛り合わせ
時間がなくて、どれがなんだか聞く間もなく、とにかくがつがつ食べました。
以上が全部アンティパスト、しかも1人前です。
お値段は、22€ですが、文句なしの味と質と量です。

その後、それぞれプリモを1皿ずついただきました。
私の茸のパッパルデッレ
この手打ちパッパルデッレ、すっごーい!
もちもち、しこしこ、そして麺そのものの味もよくて
私のパッパルデッレ食史上トップの麺に挙げます!
もちろん茸のソースも美味しい~~~

ペコさんの、キタッラ・アル・ラグー
これまた激ウマ、そしてボリュームたっぷり。

お腹一杯、そしてフランコのお迎えもやってきたのでドルチェは諦め
カッフェで〆ました。

お会計は全て含めてなんと56.50€!
大・大・大満足でフランコの車に乗って駅へと向かったのでした。

この日の車代、4回乗って40€。
昨日の走行距離と時間から見れば高いけど、
荷物を積みっぱなしで、時間のロスなくあちらからこちらへ、
こちらからまたあちらへと気持ちよく動いたので
やはりお得感がありました。

そして、西南さんの待つテルモリへと向かったのでした。

この店、どの料理も美味しく、店の人もとても感じがよく、
そしてヴィーノが安いものから高いものまで取り揃えてあって、
かなりなコスパです。
次は、もっとゆっくりと時間をとってセコンドやドルチェも食べたいなあ。

というわけで、多分来年また行きます。
このまちに2泊して、2回食べに行きたいな。

フランコの車で次の見学場所に向かいます。
でもフランコは、何せナポリ人だからか、
どうやら私達を案内する場所を間違えたようです。

隠遁所であるべきところが遺跡のようだったので、???とは思ったものの
修道院で一緒だった人たちも観に来ていたので、
そうか、すでに隠遁所は崩壊してしまったのかと思ったのですが、
今検索すると、その崖の上に見えていたところが実際には隠遁所だったらしく・・・
http://it.wikipedia.org/wiki/Eremo_di_Sant'Onofrio_al_Morrone
まあ、仕方がありません。
眺めが美しかったのでよしとして、次回見に行くことにしましょう。
(赤いバケツ↑は、修復工事をしていたシニョーレのものです。)
さっき見てきた修道院が遠くに見えます。
修道院は、今は修復途中で、かなりな部分はオフィスとして使われていました。
(観光担当なのか、ここだけでなく市または県の修復の担当のオフィスなのか)
でも、以前は刑務所として使われていたのが、
修復するに当たり、新しく刑務所がつくられ移転したのだそうです。
それが下の写真に見えている大きな建物なのだそう。
そして、いよいよリストランテ・ジーノへ向かいます。

散歩の続きです。
ここは教会のようですが、まちの観光案内所になっているようです。
パリオのチケットもここで販売していました。(当日券は売り切れでしたけど)
前々日、前日と行われたパリオの会場は、
まだ目隠しネットで覆われていましたが、
隙間が開いていて、入れるようになっていました。

えい、入っちゃおう!
まだ早朝でだれもいないし、このぐらいはいいよね、なんて。

すごい厚さの盛り土(砂)です。
きっと大きなトラックで運び込んだのでしょうが、いったい何台分?
片付けも大変そうです。
ああ、ここを馬たちが走ったのですね。
このまちの中心の通りは、Via Ovidioというのですが、
オヴィディウス(イタリア語だとオヴィディオ)と言う
スルモーナ出身の古代ローマの詩人の名前をつけているのです。
何でも、ラテン文学の黄金期を代表する詩人の一人なのだとか。
広場には、銅像がありました。
さて、お宿に戻って朝食です。
この日は卵も焼いてもらったのですが、写真がピンぼけていたので、没。

チェックアウトして、迎えに来たフランコの車に荷物を積んで、いざ修道院へ。
1294年7月からわずかに5ヶ月だけ在位した法王、チェレスティーノ5世が創ったサント・スピリト修道院です。

ここはガイデッド・ツアーで見るのですが、
ビデオを見せられ、その後案内していただきました。
不思議な、モノトーンの絵で統一された空間でした。
見学を終えて電話したら、フランコはすぐにやってきて、
次のところへ案内してくれました。
つづく。

スルモーナの2泊目が明け、
この日はモリーゼ州の海辺のまちテルモリへ移動する日です。
そこで西南さんと合流するのです。

ところが、私達には心残りが一つありました。
スルモーナに行ったら、ジーノという店で食事がしたい!と思っていたのに、
ジーノは昼だけの営業(これは事前に知っていたけど)、おまけに日曜が休み。
着いた日は夕方だったのでダメ、。
その翌日は日曜で休み(3村巡りをしたけど、もし開いているなら午前1村、午後1村でいいと思っていました)、
で、食べるならこの移動日しかないのだけど、西南さんが待っている・・・。
(彼女は、ローマからのバス移動で午前中に着いているはず)

でも、西南さんは一人旅ができる人だから、
私たちが夕方に着いても、それまで一人で過ごすことができる!
申し訳ないけど、ここの昼食を捨てるのは忍びなく
半日観光をして、昼を食べてから移動することにしたのです。

これは、到着した日に宿のお母さんがいろいろと説明をしてくれた中で
一番美味しい店は・・・のところで私がついGinoと言ったら、
知ってるの?!と彼女がとても驚き、
その瞬間に
私とペコさんの心の中で同時に決まったのでした。

さて、翌朝の彼女との車手配について話はすでに書きましたが、
最後の日の半日は、Abbazia(修道院)とL'Eremo(隠遁所)に行きなさい、
との薦めでフランコの車をアレンジしてもらいました。
まずフランコの車で修道院へ行き、ここの見学は時間がかかるらしく
一旦フランコは帰り、終わったところで電話したらまたやってきて
今度は山の上のほうにある隠遁所に私たちを連れて行き、
それから最後にジーノまで送る、
そしてジーノでの食事が終わったら迎えに来て駅まで送る、というもの。
なんて素敵なプランでしょう。

その日の朝、食事が8時からなので、その前に散歩しました。
宿の入り口近くに来ていた、野菜を積んだリヤカー。
昔懐かしの天秤棒の秤!
なんて生き生きとした花ズッキーニでしょう!
赤ちゃんが、生まれたお知らせが出ているドア
昨日、一昨日と2日間に渡って行われたパリオの名残がまだ残っています。
ここは、コントラーダの集合場所か何かだったのでしょうか。
肉屋の陳列のしかたもセンスがいいですね!
ローマの水道橋の端っこ。
続きは、また次回。

公園を通って、ガリバルディ広場の方に向かっていたら、
パリオの行列を先導していた馬の人たちがきました。
かつての教会が展示室になっているところ。
ぶさかわ系のワンコ
教会らしき建物から、テープが放射状に張られています。
これもパリオと関係があるのでしょうか。
ここで不思議なことが起こりました。
露天でイタリア半島の絵が付いているエプロンが売られていました。
1枚3€ぐらい。安い!

昔はこの手のものを買っていたけど、
最近は行った先の州の図柄のものを買っています。
安いのですが、まとめて友人達の土産にするので、
10枚買うといくら?と値引き交渉するのです。

ペコさんと、「イタリア柄じゃねえ...」
と店の前を通り過ぎ、
実はアブルッツォ柄のティータオルは既に一昨年買っているので
「もうアブルッツォ柄のエプロンでも買わないね」
「そうだねえ。スルモーナ柄じゃなければもう買わないね。」
なんて話していた矢先、目の前の店のショウウィンドウに
スルモーナ柄のとても素敵なエプロンが飾られていたのです。

2人ともびっくり。
スルモーナらしくローマの水道橋やパリオ、
名物菓子のコンフェッティなどが描かれていて、ポケットも付いています。
どうやらこの店のオリジナルらしく、5.50€もしますが、
これは買うっきゃないでしょ。
これから合流する西南さんとイプさんにもお土産として買うことにして、
4枚買うので少し安くしてくださいませんか?
と言ったら、予想通り20€にしてくれました。

何だか旅の神様が私たちの会話を聞いて、
それでは~と魔法の杖を振って、
スルモーナ柄のエプロンを出してくれたように思えました。

さて、この日は前日に続き、パリオが行われていました。
でも昨日せっせと覗き見したので、今日はスルーし、
ナポリ門まで行ってみました。
14世紀に造られた町を囲む城壁の門の部分が残ったのだそうです。
帰り道、まだパリオをやっていました。
休憩中なのかお役目を終えたのか、
素敵なお嬢さんが中世のドレスで超カジュアルなおにいさんと会話中。
とてもチャーミングな方だったので、
この後、彼女にお願いして一緒に写真を撮らせていただきました。

広場を見下ろせる絶好の位置(4階か5階)に住んでいる人たち。
自宅から旗を振って応援していました。
私達に気付いてこちらに挨拶をしてくれました。
そろそろ夕飯時です。
予定していた店に行ったら、
昨日が休みで今日はやっているはずだったのに閉まっています。
お祭休業?

もう1軒は休みであることが分かっているので、
近くで・・・と思ったら、パリオの打ち上げでもやるのでしょうか、
どこかのコントラーダの大勢様の予約が入っていたりして。
仕方がないので前日のワインバーへ。
お昼がパニーノだったので、しっかりと食べました。
つきだしのブルスケッタ。
前日、私達は出し忘れられたことが発覚しました。
ペコさんのリガトーニ、トリュフ風味のマンテカ(チーズ)和え
私のラクイラ産ファッロのパスタ、スルモーナ産赤ニンニク味
私の仔牛肉のインヴォルティーノ、チェラスオーロ風味
チェラスオーロとはモンテプルチャーノ・ダブルッツオのロゼ版だそうです。
ペコさんのストラチェッティ、ルーコラ、ミニトマト、バルサミコ酢とともに。
牛肉の料理です。
宿へ帰る途中、中世の衣装の人たちと現代の衣装の人たちが入り混じり
まち全体に祭りムードがただよっていました。

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