ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2023年01月

このブログは、私自身が某サイトに書いてきたイタリア旅の記録が消えるかもしれない…
そんなことがあって、記録を取っておくために始めたものでした。
コロナ禍前の最後の旅となった’19年11・12月の旅から初めて、ずっと遡ってきました。
昨日で’12-13年の旅の報告を終え、10年分遡ったので、
当時書いたそのままをこのブログに書きうつすのはここで止めることにします。

初イタリアは、’89年ですが、通い始めたのは’95年頃からです。
それから’12年夏までの旅行は、形を変えてテーマ別に書いていこうと思います。
どんなふうにまとめるか、ちょっと考えたいので1週間ほどお休みします。

最後にもう一度マッジョーレ広場やネプチューンの噴水のあたりへ。
それから、年末に出現したおサルはもうなくなっていました。
土曜なので、街角ライブも。
ここのバンドが一番人だかりがありました。
そのまま広場を歩いていくと、なんと!!
名物パスタ、トルテッリーニのデモンストレーション・テントが出ているではありませんか。
まずは、観に行ってみました。
こねて、
のばして、切って、
包んで。
こんな看板が出ているのに、
誰も食べていないから、何時から食べられるのですか?って訊いてみました。
そうしたら、今でも大丈夫よ、ですって。
昼にはあまりに早すぎて、イタリア人は様子見をしていたようです。
もちろん、いただきました!
容器はこんなだけど、味は抜群!
ブロードがしみじみとしみわたる味で、本当に美味しくいただきました。
最後にパスタを食べて〆たい!と思っていた私に
旅の神様(いや食の神様?)が微笑んでくれたようです。

最後に、もう少しチョコレートを買い足し。
ああ、作っているところをずっと見ていたいなあと思ったりして。
ベファーナのチョコも作っていました。
一旦部屋に戻り、荷造りを終えてチェックアウト。荷物を預けてまた出かけます。
最後の最後は、ここで〆ます。
タンブリーニのワインバーです。
すでにトルテッリーニを食べたので、つまみはなしでフランチャコルタを1杯。
さよならボローニャ、また来るからねって心の中でつぶやいて帰国したのでした。

最後のこの〆の時間をもちたいために、空港まではバスで行くと慌しいので
奮発してホテルからタクシーで向かいました。
22€でした。

今回ANAで行ったのですが、エコノミーでも20kgを2個まで預けられるので、
重さを考えながらサブバッグにも詰めて預けたのですが、
鍵を掛けられないバッグだったため、空港のラップ屋さんでグルグル巻きにしてもらいました。

これにて、だらだら長々と続けてきた’12年~’13年冬の旅報告はおしまいです。

さて出発前の食材購入です。
パスタ、どうしようかなーと思いつつ、今回は買いませんでした。
今回、このパッサテッリというパスタを初めて知ったので、かなーり心を動かされたのですけどね。
こんなエプロンもいいなあと思いつつ、これも思いとどまり。
(何しろ、体が10あっても足りないぐらいエプロンはあるので)
当然道具類にもそそられつつ、買うこともなく。
Eatalyには入り口が3つありました。
もう1つは撮っていません。

中には、何の飾り気もないスケルトンのエスカレーター。Eatalyらしくていいですね。
書籍、イートインコーナー、食材コーナーがありました。
Eatalyのほかに、ここや
ここや
ここでも買い物。
あ、肝心のタンブリーニでの買い物は既に前日まで終えていたので、
この日は行きませんでした。(つづく)

さて、翌日は旅行最終日。
ボローニャにいられるのも昼までです。

最終日の朝食。
このお宿、ヨーグルト用のソースやジャムが充実でした。
砂糖の袋の柄がいろいろあって、つい並べて遊んじゃいました。
Arrivederci e Grazie って書いてあるのも、最終日にふさわしい感じ。

屋上テラスは、相変わらずいい気持ち。
ホテルから近いので、サンタ・チェチリア祈祷所をもう1度見ました。
ああ、残念夕方コンサートがあるのに、私はもう雲の上・・・
最後のまち散歩
テアトロには大きなトレーラーのようなトラックが。
大道具の運び入れ?運び出し?
そして、いよいよ最後のお土産食材買い足しをします。(つづく)

さて、フェッラーラから昼に戻り、Yさんとダ・ジャンニで2日連続の昼食。
この店のご主人、Buffonのファン?
ヴィーノは赤をいただきました。
私のプリモ
ラグーのカサレッチェ
そして、セコンドはボッリートミスト(茹で肉いろいろ盛合せ)
すっごい量です。写真で見るとそうでもなさそうですが、お皿が大きくて、下にも入っているのだもの。
骨付きの鶏、牛肉のどこだか分からない部位、牛舌、コテキーノ、サルシッチャのようなもの、何のどの部位だか分からないもの・・・トータルで3~400gはありそうな量でした。

ソースの味は3種類
そしてなんとマッシュポテト添え
Yさんのプリモは撮り忘れ。なんだったかしら。
セコンドは、前日Ginaさんが食べたコトレッタ・アッラ・ボロネーゼでした。
2人ともすっごくお腹一杯になり、フィレンツェへ向かうYさんと別れ、
部屋で休憩、そして昼寝(午後寝)。


結局夜になってもお腹が空かなくて、この日はもうお終い。
午前の部をフェッラーラで楽しんだので、出かける気にもなりませんでした。
私の旅は、1日イベントでちょうどいいみたいです。

駅に向かう途中で見つけた看板。
ドイツ語ですね。
ドゥオーモの向かい側
このまちの広場にも、メリーゴーランドがありました。
そして別の広場には、またまたスケートリンク。
イチョウの木にたくさんの銀杏がついたまま。
イタリアのは落ちにくいのかしら?
このツリーには、パンが飾ってあります!
フェッラーラのトピで最初に載せたパンと少し似ていますね。
ほんとに超駆け足のフェッラーラ訪問で、
面白かったけど再訪の気持ちが強くなりました。
次回は絶対に泊まります!

12:10のRVに乗ってボローニャに戻り、Yさんとの約束の店、
前日と同じDa Gianniへと向かいました。

エステ城の続きです。窓から外が見えました。
天井や壁の飾りが美しかったり、面白かったり。
これは当時の遊びでしょうか、スポーツなのでしょうか。
ピアッツァ・アルメリーナのローマ時代のモザイクを思い出しました。
出口を出て外に向かいます。
こんなところを通ると、建物の中で部屋や史料を見ているときよりも、
当時の様子を想像してしまいますね。
甲冑に身を包み、馬に乗って出入りする武将や馬車に乗って出入りする貴婦人などを。
もうボローニャに帰る時間です。
ぶらぶらと歩いて駅に向かいました。
つづく。

エステ城に着きました。
美しいと言うより、堅固という感じです。
中に入ると、ミニチュア版が展示してありました。
厨房
そして下へと降りていくと牢獄が。
今回旅行中に読んでいた本の中に次のようなことが書かれていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この城にはいくつかの忌まわしい物語がまつわりついている。
1393年フェッラーラの君主となったニコロⅢ世は、
2番目の妻パリシーナ・マラテスタと先妻の子ウーゴの姦通を知って、
2人を城の北東の塔の地下牢に追し込め、やがて惨殺した。

第2の物語は、1505年ニコロⅢ世の孫アルフォンソⅠ世に嫁いだ
ルクレツィア・ボルジアがローマから連れてきた侍女アンジェラ・ボルジアに
アルフォンソの実弟イッポーリトと異母弟ドン・ジューリオが同時に恋をして、
冷酷で誇りだけ高い実弟に言い寄られたアンジェラが
「あなたの全てよりドン・ジューリオのまなざしの方が好ましい」と答えると、
怒りに燃えたイッポーリトの命令で従者たちがドン・ジューリオの美しい眼に短剣を突き立てた。

かろうじて生き延びたドン・ジューリオは復讐の炎を燃やすが、
弟や仲間と共に毒薬のことを密談しているのを密告され、
仲間は首を切られた後切りさいなまれた。

2人の兄弟は刑の執行直前に恩赦にあずかり、
この城の地下の独房に幽閉され、入り口は漆喰で塗り固められ、
食事は小窓から吊りおろされた。

周囲とは完全に連絡を絶たれ、
それでもこの兄弟は長生きし、ジューリオは53年も後になって釈放されるが
2年もたたぬうちに死ぬ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんな恐ろしい話を読んだ後で牢獄を見たので、
背筋がゾクゾクしました。
その後やっと、城の居室を見学。
これがルクレツィア・ボルジアだそうです。
鏡を多用して、天井画を見やすくしていました。
でもたくさんテープが貼ってあって、これから修復の予定でもあるのでしょうか。
城の見学は、もう少し続きます。(次回に続く)

ドゥオーモの後は、駅から一番遠くにある、
エステ家が祝宴用に立てたというスキファノイア城へと向かいます。
ドゥオーモの横を通り、
エステ城の横を通り、
サヴォナローラの像を横目に見て、
住宅街を抜け
どうやら近づいたと思うあたりで道を聞き、
多分ここです。Museo di Schifanoiaと書かれているし。
でも、扉は硬く閉ざされたまま。
開館時間も何も書いていなくて・・・
ああ、がんがん歩いてきたのに・・・
イタリアですからね、こんなことはよくあることで。

引き返してエステ城に行きます。
エステ城に向かう道すがら。
あ、ここは以前食事をしにきたワインバーです。
つづく

ドゥオーモの中に入ってびっくり。
なんとなんと、昔の正面入り口(多分)があるのです。
入ってすぐに横から撮ったところ。
そして正面のライオンたち
こんなのも置いてありました。
そして、内部。
中はかなり暗くて、よく見えません。
それから、一番遠くにある、エステ家が祝宴用に立てたという
スキファノイア城へと向かいます。つづく。

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