ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2023年03月

リングアグロッサの駅の待合室です。
右側の壁のポスターを正面から見ると
広告用空きスペースと書いてあります。
近頃は日本でもけっこう見かけますね。
広告用に場所を作ったのに広告を出す人がいない…
イタリアでも見かけることは少なくないのですが、
わざわざカラーで(しかも3色刷り)で、ちょっととは言ってもデザインしてあって。
こういうのは初めて見ました。
空いてるよ、のお知らせにしてはお洒落だなあと思って。
でも不景気なのでしょうねえ、お付き合いでも広告を出す人がいないのですもの。

ここは、切符売り場。
妙にきれいです。
全く機能していません。
切符を売ているのは、バール。
かつてはここで切符を売る駅員もいて、それなりに開けていたのでしょうけれどね。

開いているのはバールだけ。
ここはちゃんと繁盛していました。
電車に乗る人、バスに乗る人の多くが定期券で、
わざわざ窓口で切符を買う人は多くなくても、ここに立ち寄る人は多いのでしょう。
駅前がちょっと広くなっているので、車を止めてカッフェを1杯と言う人もいました。

こんな田舎でも、いやここよりもっと田舎でも、
近所にこうやってカッフェを1杯飲めるバールがあるのがイタリア。

カッフェだけは自治体による公定価格なので、ちょっとした小遣いで1日に何杯かは飲める値段だし。
私の家の近くにも、そんなバールがあったらいいのになあ、と思うこのごろです。

リングアグロッサは、小さなまちなのに肉屋が多いことを書きました。
そしてわざわざ車で他所から食べにくる肉屋があり、そこで食事をしたことも。
その肉屋の熟成庫では、サラミも吊るして熟成中なのでした。
肉屋オリジナルのサラミ、ちょうどいい熟成具合になるとこんなふうに販売用に並べられるのでしょうね。
さて、その店には長い長~いサルシッチャをつくった写真が飾ってありました。
いつ頃の物なのでしょう。
腸をこれだけ長いまま使うと言うことは、
解体して取り出した後、切らずに洗浄するのでしょうから
なかなか大変なことなのでしょうね。
長縄跳びができそうな長さですね。いや、もっとかな。

昔は、家族で豚仕事をしていたと聞いたことがあります。
豚をつぶして解体し、プロシュットやサラミ、サルシッチャなどを作り
1年分の蛋白源として保存するのだとか。
皮も毛も無駄にせずに使うそうです。
今でもこれをやっているところはあるそうで、
一度参加してみたいと思っていたことを、今思い出しました。
(ずいぶん前に、ズィベッロ村で、
これに近いことを勉強しながら体験できるところがあるのを見つけたのですが、
仕事の都合でその時期はどうしても無理とあきらめたのでした。)


今ならちょうどいい時期に行くことも可能かも、と俄然その気になってきていあます。

教会の入り口近くで見かけたこれ、何かしらと思い、撮っていました。
下に書かれているCi sono mi impegno collaboriamo insiemeというのは
「私たちが協力して共に取り組むべきことことがある」というような意味合いかと思いますが、
Club I careについては分かりませんでした。

でもドン・ミラーニさんについては少し分かりました。
20世紀初頭に生まれた神父で、
「オラトリオ(教区教会に隣接する青少年の集会所・娯楽場)は、
遊ぶだけの場であってはならず学校での不足分を補う勉強の場でもあるべき」
という考えを主張し、実践した人のようです。
当時、あまりにも異端的な主張が教会中央に不評を買いながらも、
すべての若者たちの学ぶ権利を主張したことで今も名を残し、
示した"学びの道"が変わっていないそう。
でも、カトリックへの背信だとヴァチカンから強いバッシングを受け、
死後50年経った今でもカトリック界からは正当な評価を与えられていないのだそうです。
I care clubについては分からなかったと書きましたが、
「学校や家だけではちゃんとした教育を受けられない子どもたちの為に私は必要なことを行います」という神父の思いを表す言葉のようです。
それを継承している人たちがきっといるのでしょうね。
歌にもなっていてYouTubeにアップしている人がいました。

このまちの教会でもI Care Clubの活動をしているのでしょうね。
教会の建物の裏辺り。
ここにもムラーレスがありました。
教会とエトナにまつわる言い伝えを元にして描かれた絵のようなのですが、
お宿の奥様のカルメーラさんが、
「ここにもムラーレスがあって、結構有名な〇〇さん(名前は忘れました)が書いたんだけど、
でもこの絵はbrutto(醜い、不細工)だと思うわ。」と言ってました。

私たちも同感でした。

昨日載せたジャスミンは、ハゴロモジャスミンと言うのだそうです。
イタリアでよく見かける花ですが、
ジャスミンはいろいろな種類があり、咲く時期も違うのだそうです。

シチリアで(というか南イタリアで)一番印象に残るのはブーゲンビリアです。
と言うわけで’19年の旅行のものではないですが、ブーゲンビリアの写真を。
ファヴィニャーナ島で見たものも印象に残っていますが、

一番思い出に残っているのは、リーパリのお宿に咲いていたものです。
1週間毎日眺めていましたから。
シチリアでリュウゼツランもよく見かけます。
何十年に一度しか咲かない花だそうですが、
花としてはあまり目を引く感じではないですよね。
これは、ターラントで見かけたものです。
やっぱりちょっとちょっと…です。
こちらは、ランダッツォ散歩中に見かけたベランダの花。
一瞬、クリスマスの電飾?と思ったのですが、
きっと持ち主が全体に広がるように蔓を絡めたのでしょうね。

これもやはり終わりに近く、葉がまばらです。

この写真、小さな文字は何が書いてあるのかしらと拡大してみました。
BOUCHERIEはフランス語で肉屋のことだそうですが(読みはブッシュリーというのだそうな)、
その下に
SALSICCIA AL CEPPOと書いてあります。
CEPPOって何よ、と今度は辞書で調べたら、切り株のこと。
これです!
このまち(このエリア)の名物、丸太の上で肉を叩いて作るサルシッチャのことを
こう呼ぶのですね。

写真は取り損ねたのですが、別の肉屋に置いてあった新品は、
高さが1.2mぐらいありそうでした。
使い込むうちにだんだん減っていくのでしょう。
時々鉋をかけるなどするのでしょうか。
樹齢が何年ぐらいの木なのか分かりませんが、
結構な大木ですから、切り倒したら、3つ4つは新品を作れるのでしょうが
きっと高価なものというか、今や稀少価値のあるもののような気がします。
ここまで15cm程は低くなっていると思われます。
何年かかってこうなるのかしら。

きっと毎日使って大事に手入れしているのでしょうね。

サルシッチャ・アル・チェッポ、なんだか可愛らしい響きです。
今日もきっと肉屋の店先でお肉を叩いて作っていることでしょう。

終わりかけに少し残っているジャスミンの花も載せます。
ベージュの壁に緑の葉と白い花が映えてきれい。

リングアグロッサのパン屋とパスティッチェリーアでの載せこぼし写真を。
変則的で自由過ぎる形のパン!
量り売りなので重さで値段が決まるわけで
形なんてどうでもいいと言えばいいのだけど、
真ん中の物とその左側のは、もしかして大きなドーナツ状のものを
大きく作り過ぎたから適当に切ったのでしょうか。
このど真ん中のものを1個買いました。

これは、パンではなくビスコッティ。
次は、パスティッチェリーアの写真。
洋ナシのマルトラーナ、
こちらはイチジク、
そして1個だけ残っていたイチゴ。
うーん、左は桃なのでしょうけれど、右は何?
どれも本物みたいで素晴らしいですね。
(でもすごく甘そうで、食べことがないのです…)

まさに載せこぼしの写真。
どっちを載せようかな、と迷って載せなかった方の写真です。
ズームの加減が違ったり、トリミングの具合がちょっと違ったりしたもの。
リングアグロッサの宿の前からの景色です。
明け方のものを2枚と夕方のものを1枚載せますね。
(実際に載せたのは、これよりもう少し引いて、雲まで入れたもの)
(これも、雲がきれいに写っている方を採用)
これは夕暮れ。
今、見返してみても、穏やかな優しい気持ちになれるような。
今しばらくは、ゆったりと遠くを見ながら、気長に構えた生活をしなくちゃ、と思う私です。

今日から載せこぼし写真はシチリアに飛びます。
3泊したリングアグロッサあたりは、私の故郷庄内地方と同じぐらい
人々は暢気に過ごしているのではないかしらと推測します。

リングアグロッサのまちの雰囲気、
まちや宿から眺めるエトナ山、本当に大好きでした。
インフォメーションの近くで見かけた木の飾り。
切り口に装飾が施してあるのです。
イタリアのまちで木の装飾ってあまり見かけない気がしますが、
エトナ山麓のまちだから、樺の木がたくさんあるのでしょうか。

コロナ禍にあって家で過ごしてください、出歩かないでください、と言われても、
このまちなら、食料さえ調達出来れば、景色を眺め、美味しい手作り料理を食べて、
ゆったりと気持ちよく過ごせそうです。

'94年に初めてジェノヴァを訪れ、
以後何度か行きましたが、メトロができていたのは知りませんでした。
水族館から近いところの駅には、ちゃんとエスカレーターで降りることができました。
新しいだけあってモダンです。
駅はわずかにこれだけ。
ブリニョレの駅は、地上でした。
こんなにラクガキされた車両が可哀そう。
イタリアの好きなところは山ほどありますが、
こんな落書きは嫌いなところの1つです。

ジェノヴァの最後の食事をしたお店が、その名もジェノヴェーゼ。
店の自慢料理はペスト・アル・ジェノヴェーゼ。
内装は緑色がメイン。
瓶詰を売ってもいます。
今見ても見事な色!
最初の写真の大きな乳鉢が目に入りましたか?
実は、以前からこれが欲しくて、いつか買って持ち帰ろうと思っているのです。
これ、これ。(ピンボケ失礼)
小さなものはお店で見かけたことがあるのですが、
大きいものの方が絶対に使い勝手がいいだろうと思うのです。
でも重いよなあ…
我が家にはタイから持って帰ったこれ系の石臼があり、
ソムタムなどを作る時に使っているのですが、
ジェノヴェーゼのペストを作るにはやはり小さく。
いつか食材購入をあきらめて、これを1つ持ち帰るというのをやってみたいと思っています。

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