トイレに閉じ込められて出られない経験は、'15年夏のモデナでも経験しました。

帰国が間近だったので友人たちへのバラ撒き土産を買いたくて、
スーパーマーケットに出かけました。
モデナは、チェントロにはスーパーがなくて、ちょっと外へと歩きました。
スーパーまでそこそこ歩いたので、帰り道でトイレに行きたくなり、
通りかかったバールに入ったのです。

バールのシニョーラにトイレを使いたいと言うと、
「うちのトイレは、外にあるのよ。
この建物の端の旅行代理店の向こうに門扉があるから、
そこを開けて、右側のドアがトイレよ。」
と鍵を貸してくれました。

そこまではよいのです。
門扉は、開いていました。
中に入り、門扉を閉めました。
なんだ、鍵は要らなかったのね、と思ったら、
その鍵は、門扉の鍵ではなくトイレの鍵だったのでした。

用を足し、トイレのドアに鍵を掛け、
門扉を開けようとしたら・・・ 開きません!
こういうところは、たいてい電気錠になっていて、
近くにあるボタンを押すと、カチンと掛け金が外れるのですが、
そのボタンは見つかったものの、カチンと音がしないのです。
どうやらボタンとドアをつなぐ線が切れているようで。

え?開いている門扉を閉めてはいけなかったわけ?
そんなことオネエサン一言も言わなかったし…
どこをどうやっても門扉を開ける術が見つかりません。
奥の建物の人に助けを乞うにしても、奥に行くドアにも施錠されていて…
こういうときに、イタリアの建物のセキュリティの高さと言うか、
絶対に泥棒には入れないほどがっちり鍵がかけてあるのが逆に困るわけで。

道路に向かって「助けて~~~」って言わないとダメ?
それにしても、人通りはないし・・・
少し待っていたら、一人のシニョーレが通りかかるのが、門扉越しに見えました。

「すみません、シニョーレ!」大き目の声で、呼びかけたら、
立ち止まってくれました。
「この建物の向こうの端にあるバールの女性に、
この門扉を開けてくれるように頼んでいただけませんか。」
とお願いしてみました。

彼が、ちゃんと私の願いを聞き入れてくれ、
バールのシニョーラが、ドライバーを持ってやってきました。
ドライバーで、鍵のところをチャカチャカッといじると、
門扉は開いたのでした。

やれやれ。
ありがとう。
(でも、こんな電気錠の線ぐらい直せよ!)心の中で言ったのでした。
モデナほどの街でも、チェントロから外れると、田舎と変わらない感覚なのでしょうか。

モデナの写真を少し載せます。
DSC01979
DSC01977
DSC01987
DSC01975
DSC01974