バスの乗り場が分からずに困ることはよくありますが、
こんなことで困って右往左往するのは日本人だけなのでしょうか。
現地の人たちは困らない???謎ですね。

バスの乗り場が分からなくで困ったことは何度もあるのです。
今日は、ターラントからガッリーポリに移動するときのことです。

ネット検索してこの路線のバスがあることを事前に見つけていました。
乗る前日にバスターミナルに確認に行きました。
1日3便あるはずなのに、どこにもその時刻表がありません。
そのバス会社の乗り場らしき小さな表示は立っているけど、
そこにも時刻表は貼っていないし・・・

バスターミナルには、ぼろい小屋のような待合室が2つあり、
1つは乗客用、1つは乗務員用と言う感じだったので、
乗務員用の待合室に失礼します、と入り、聞いてみました。
「ガッリーポリ?確かバスはあったけど、どこの会社?」
「うーん時刻はわからないなあ」・・・
とみんなで顔を見合わせて、どうよ、みたいな雰囲気のときに、
どうみても乗務員ではなさそうなオッサンが、
「3本あるよ、朝の7時台と15時台と23時台だ」と確信に満ちた顔でいいます。
私も鸚鵡返しに確認し、御礼を言って出ました。

15時台があると思ってバス乗り場で待って来なかったら
その後の23時台まで待つのはとんでもないことなので、
心配だから7時台で移動しようかとも考えたけど、
(それだとバスが来なくても、別の移動手段を講じることができるので)
ひとまず、あの確信に満ちたオッサンを信じることにしました。

20分ぐらい余裕をもってバスターミナル行き、
しばらくは涼しい待合室で気をつけて外を見ていました。
(真夏の昼下がり、ぼろい小屋のようでも冷房があるのはエライ!)

10分前には、バス会社の停留所の表示が立っているところへスタンバイ。
ところが、そこに違う会社のローマ行きのバスがやってきてしまいました。
ローマに行く人たちが大荷物を積み込み、乗車しています。
でもすぐには発車せず。

ターラントのバスターミナルは、そこそこ広くてたくさんのバスが停車できるけど
機能的に整理されてはいなくて混沌としています。
かなり向こうに、私たちが乗りたい会社のバスが見えたので、
私がちょっと偵察に走り、ガッリーポリ行きか訊いたらNo。
すごすごと戻って、そこらへんに並んでいる人に、
同じガッリーポリ行きを待っている人がいないか聞いてみることに。

そうこうしているうちに、さっきガッリーポリ行きかを訊いたバスが動き始め、
その運転手が、私に向かって手を振っていて、
私が彼を見ると、後ろ後ろ!と手振りしています。
よく分からないので、そのバスのところへ走って行ったら、
運転手がドアを開け、すぐ後ろに来ているバスがガッリーポリ行きだよと教えてくれました。
(つまり、さっきかなり向こうまで訊きに行ったのは無駄ではなかった!)

なんとそのバス、動き始めているではないですか!!!
私とペコさんは、スーツケースを転がしながらバス目掛けてダッシュ!!!
バスの前に立ちはだかって、手を振り、やっとのことで乗ることができました。

バスがのそのそと動いていたので、轢かれるとは思いませんでしたが、
体を張って通過を阻止した感あり。
プーリアのバス旅は、シチリア同様になかなかハードルが高いと感じました。

ターラントに行ったのは、トロペーアからガッリーポリに行くのに、
1日の移動では無理そうだったので、経由地として1泊しただけなのですが、
意外や意外、この日の夕食(魚介の前菜いろいろ)が美味し過ぎて&安くて
この後’18年にも訪れたのでした。

この時は、とにかくバスを乗り逃してはいけないと気を張っていたのでしょうね、
バスターミナルや付近の写真は撮っていませんでした。
今日は’12年に訪れた時の写真を少し載せます。
トロペーアからターラントまで、7時間ほどの大移動だったので、
バスターミナルを下見し終えると、もう夕暮れ時になっていました。
すごい前菜の数々の一部
翌日のまち散歩
ここには軍港があり、跳ね橋があります。
ペコさんに真ん中に立ってもらって撮りました。
城があり、現在は軍事利用されていて、見学はできるけど要予約でしたが、
ちょうど予約して入って行ったグループに混ぜてすぐに入れてもらえました。
市が立って、もう片付けが終わりそうな頃に通りかかりました。
スイカ、相当あったまっていそうでしたが、
冷やして食べたら美味しいだろうなあと思いました。
また魚介を食べに行きたいまちです。