'12年の夏と'17年夏に訪れました。
こうして見ると、複数回訪れているところのなんと多いことか...
店もまちも、好きになると通うという癖があるので仕方がないですが。

このまちの目当ては何と言ってもロマネスクの大聖堂の床モザイクです。
まずはその大聖堂の写真を。

パッと見には、入り口とバラ窓だけがちょっと素敵かも、と言う感じですが。

中に入るとすごいんです。

床モザイクは、入り口から内陣の奥の奥まで700㎡以上を埋め尽くしているそう。
ジョナータと言う当時の大司教の発案で、
修道士にしてモザイク画の技術にも通じていたパンタレオーネと言う人が、
1163年から66年にかけて制作したものだそうです。

そのプランは壮大で、
入り口付近の床に背中合わせの象が2頭描かれ、
その背中に根を張る1本の巨木が、左右に枝を茂らせながら
内陣に向かって真っ直ぐに伸びているのです。



それはキリスト教美術で言う「生命の樹」で、
「楽園追放」や「バベルの塔」、「ノアの洪水」などの旧約聖書中の物語、
古代神話の主人公達から中世騎士道物語の主人公達、
12ヶ月と季節の労働を示した「月暦」、
「黙示録」の動物達から「天国と地獄」までと、
豊富なモティーフを組み入れた、中世の複雑な世界観を表しているのだそうです。

これがその象

美しいというより、面白い図柄の数々。














椅子が置いてあったり、ロープが張ってあって立ち入れないところがあるのが残念なのですが、それにしても見事なモザイクです。
地下のクリプタの柱頭彫刻も素敵です。



オートラントのまちの様子はまた次回。