さて、洞窟教会から戻り、荷物を広げる前に部屋写真を撮りました。
メルフィの最初に載せた写真はこのときに撮ったものなのです。
それからカッフェを淹れて一息つこうと思ったら、
あらまあ!カッフェティエラにコーヒー豆がもう入れてあります。
一瞬片付け忘れ?と思ったけど、下のパーツにはきれいな水が入っています。
よく見ると冷蔵庫の上にこんなメッセージが。
「カッフェティエラは、使用の準備ができています。よい1日を。アレッサンドラ」
翌日も外出から戻ると掃除がしてあり、カッフェティエラの準備ができていました。

この後、明日の洞窟教会を見せてもらうための確認の電話をしたのですが、
私のイタリア携帯が使えず(なぜか時々solo emergenza=緊急時のみの表示)
こことは、日本からメールで連絡を取っていたので、とりあえずメールを送ってみました。
メルフィに着いていること、携帯電話が使えないこと、
待ち合わせの時間と場所を知らせてほしい旨を書いて。

そうしたら、1時間もしないで返信が来ました。
これで明日の見学も安心。
しばらく部屋でテレビを見たり、PCを開いたりして休みました。
19時に携帯電話が鳴りました。(このときは、使えたのです!)
大家のアレッサンドラからでした。
今部屋にいるなら地図(チェックイン時に彼女がくれたもの)を持って家の前に出てこられる?という呼び出しです。
出て行くと、
「これを作ったの。この地方でクリスマスに焼くお菓子なのよ。」と言って
これをラップをかけて持ってきてくれたのでした。
そして、今夜の食事のお薦めどころを地図にマークしながら教えてくれるのでした。
せっかくだから、美味しくて感じがよくて高くない店で食べて欲しいもの、って。

スリムな体にコートを纏い、毛糸の帽子を被って、鼻の先を赤くしながら、
「ぐら姐、あなたは帽子も手袋もなしに寒くないの?本当にこの冬は寒いわ!」
と言いながら、丁寧に教えてくれたのでした。

このときのイタリアには、寒波が居座っていたのです。
(私はと言えば、このときも、そして今も手袋は必要を感じないし、
帽子も被っていません。寒さには強いのです。)

お礼を言って一旦部屋に戻り、出かける支度をして、
教えてもらった中では一番遠い(と言っても歩いて十分)
けれども彼女がいちばん感じがいいといった店まで行くことにしました。

外は、もう真っ暗。
この店です。
店の名前OASIは全然目立たなくて、Trattoriaだけが明るく見えています。
中に入ると暖炉の火が元気よく燃えて、暖かい店内でした。
親父さんが、すごくいい感じです。
お客さんもいい雰囲気で、
一人で食事をしている私に隣のテーブルの人が話しかけてくれました。

カルドンチェッリ(プーリアなどで見る茸)の手打ちカヴァテッリ。
店内が暗いので写真写りはよくありませんが、茸の味がよく出て、
パスタの歯ごたえも気持ちがよくて、とても美味しいパスタでした。
お昼のお店もそうでしたが、ここでもペペロンチーノを別に出してくれました。
カラーブラリア同様にバジリカータも辛い物好きのようです。
私も辛い物好きなので、これをかけたら、さらに美味しくなりました。

セコンドは、仔牛のステーキ。
見た目は大きくないけど、結構な厚さがあり、焼き加減が抜群!
ああ、この写真では伝わりませんね…
この旅行で食べたお肉の中で一番といっていいぐらい美味しかったです。

ドルチェもいただきました。
ピスタチオのセミフレッドです。もちろん自家製。
これとヴィーノ2杯、水で23€!
紹介してもらって本当によかったと思える店でした。