モンテスクダイオが今ひとつだったので、
チェルタルドに行ってみることにしました。
モンテスクダイオは、サン・ジミニャーノから西(海)の方へと向かうのですが
チェルタルドは、サン・ジミニャーノの少し北にあります。
サンジミニャーの方向へ戻り、通り過ぎて北上する感じ。
でもサン・ジミニャーノ~チェルタルドは25分ぐらいです。
チェルタルドが見えてきました。
ここは、ベルガモと同様に旧市街が新市街より高い位置(アルト)にあり、
新市街に車を停めて、旧市街へ行きます。
フニコラーレ(ケーブルカー)があり、
切符売り場のところがツーリストインフォにもなっていました。
私たちの前の英語圏のオジサマが、フニコラーレの切符を買おうとしたら、
今日は運休なのでバスで行ってくださいって言われていたので、
私たちもバスの切符を買いました。
(↓ フニコラーレの駅はシャッターが下り、切符売り場の方だけ開いています。)
バスに乗ります。ミニバスでした。
10分もかからずにアルタの広場に到着。
もう、そこから素敵な雰囲気です。
時計塔のある方へと歩き始めました。
午後のおしゃべりを楽しむ地元の人たち。
こちらは、地元食材の加工品をお土産品として売っている店。
お茶も飲めます。
上の写真右に写っている教会。
サンティッシミ・ヤコポ・エ・フィリッポ教会という名前の
12世紀のロマネスク教会です。
中に入ってみます。

これは、ボッカッチョの像のようです。
彼のことは名前とデカメロンの作者であることぐらいしか知らないので
ちょっと調べてみたら、
「ジョヴァンニ・ボッカッチョ(伊: Giovanni Boccaccio, 1313年 - 1375年12月21日)は、中世イタリア、フィレンツェの詩人、散文作家。
フィレンツェ商人の父と名もなきフランス人女性との間に私生児として生まれたとされるが、出生地は不明であり、チェルタルドやパリとする説もある。なお、ボッカッチョの父はすぐに彼を認知する。・・・」とありました。

チェルタルドの人たちは、ここがボッカッチョの出生地と思っているのでしょうね、
この後の散歩でも彼にちなんだものをいろいろと見ました。

この教会にも、デッラ・ロッビアの工房の作品。
全部彩色してあるのもいいですが、
サンタ・フィオーラで観た、全部白とか主要部分が白という方が、
奥行きがあると言うか、見る者にイメージをかき立てさせるような印象があって
私は好きです。

外に出ました。
あ、この郵便受け!
以前toorakさんが載せていましたっけ。
それでも私も載せちゃいます。ほんとに素敵。
次回に続きます。