もうすぐお昼時になるので、
これまでに何回か行ったことのある手頃な店に行くことにしました。
8月5日と言えば、市民の多くはバカンスに行き、
まちの人に人気の店は、開いているところは多くないので
事前に開いているか調べて出かけました。

まだ少し時間があるので、道すがらちょっと覗いたり写真を撮ったり。
サン・カルロ広場も人が少なくて、写真が撮りやすい…
広場の中ほどからガッレリアの方に入ってみると、
新しい店ができていました。
なんと!co-opです。
co-opと言えば、スーパーマーケットという印象です。
それにしては、ウィンドウから見える食品は高級なものばかり。
後日入ってみて分かったのですが、
地上階は、観光客がお土産に買いたくなるような高級食材、
イタリア式の1、2階はごく普通の食品やbioのものを扱っていました。
観光客には便利な店ができましたね。
目当ての店に到着。
店は相変わらず混み合っていましたが、
とてもいいタイミングで席が空き、座ることができました。
アンティパスト盛り合わせ、3人前。
そしてデッラ・カーザの赤をとりあえず1/2L。
あら、お皿の向こう側がよくみえませんね。
こんな感じです。
中央のカップの右側は、
カルネ・クルーダ(牛生肉をたたいたものに味付けしてあります)、
左側は、鶏肉を蒸すか焼くかしてほぐした身に、ハーブや塩で味付けしたもの。
丸い豆腐のようなものはトミーノ・チーズにサルサ・ヴェルデ、
その隣はヴィテッロ・トンナート(仔牛肉にツナソースをかけたもの)
アンチョビにもサルサ・ヴェルデ、
トマトソースがかかっているものは、イワシハンバーグのような感じのものでした。
ピエモンテ料理がたっぷりいただけるこの盛り合わせ、
少なく見えてカップの中はたっぷりで、
1人前4€は、かなりお得。

プリモも、3人同じものを食べました。
サルシッチャと野菜(ペペローニとズッキーニ)のタヤリン。
サルシッチャが美味しいので、その味がよくパスタに絡んで、本当に美味しい。

ドルチェもいただきました。
下に入っているのは、イチゴを潰したものです。

食べ始めた頃に、街角演奏が始まりました。
スタンダードなカンツォーネやジャズなどを次々に演奏していました。
サックスのオジサマの演奏がなかなか素敵で、
頃合いを見てアコーディオンのオジサマが手を止め、
帽子を持って、チップを集めて回るのでした。
この辺り、こういう店が数件集まっているので、
真ん中の小さな広場での演奏は効果的なのでしょうね。
私たちも、素敵な演奏にいくらかずつを帽子に入れました。

食べ終えて、散歩をします。(つづく)