友人が、日本にバラデン・ビールを輸入する仕事にかかわっていて、
日本でのバラデン・ビールを味わう食事会に参加して以来、
ここのビールが大好きになりました。
そしてその時に、本社も工場もピオッツォというピエモンテの小さな村にあり、
そこには泊まれる施設もあると聞いたのでした。

行ってみたい… そんな思いが生まれると、
それはむくむくと大きくなり、
イタリア好きの別の友人が行ってきたよーなんていうのを聞いたら
もう我慢できなくなったのでした。

カーザ・バラデンの予約は、その友人に仲介してもらい、
その後私と宿とでメールのやり取りをして詳細を決めました。
(booking.comでも予約できます)
毎週日曜には、ガイド付きの工場見学があるそうで、
私たちは日・月と2泊するので、バッチリ参加できます。

日曜10時だとまだ部屋には案内できないけど、
荷物を預けて是非工場見学に参加してくださいということだったので、
その10時に間に合うようにピオッツォに向かいました。
ケラスコからは車で30分弱です。

ピオッツォの村の中心の小さな広場に着きました。
カーザ・バラデンはここにあるのです。
広場には車が停められます。
車がたくさん停めてありました。
(後で、ほとんど見学に来た人のものと分かりました。)

さあ、中に入ります。
ロビーは2階。
この小さなカウンターで、チェックインやお会計などをします。
この後、たくさんの人が見学に訪れて来ました。
ほぼ定刻にここで、工場見学ツアーが始まりました。
この方が、創始者のテオ・ムッソ氏。
彼の歓迎の言葉と、ビールの美味しさに目覚め、
バラデンを始めることにしたことから、ひとしきりお話が。
その後ここを出て広場の反対側にあるビッレリア(ビールを飲ませる店)へ移動。
ここでもまたテオの話の続きを聞きました。
ここは、サーカス小屋だったそうで、
そのままのイメージを残してポップな内装になっています。
バラデンは今年30周年で、テオは52歳。
ビールに目覚めたのは17歳、
ベルギーでシメイビールを飲んだ時のことだそうです。

そして、いろいろなビールを飲ませる店をここピオッツォで始め、
店の傍らで独自にビールを作り始めたのだそうです。
その時に協力してくれたのがフランス人の友人で、
その友人の姓がバラデンさんだったので、それを社名に使ったのだそう。

Baladinと書くので、バラディンと表記したいところですが、
フランス名のBaladinは、バラデンと表記するのがより正しいようです。
デにアクセントがあります。