ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

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14:09のレジョナーレに乗って、ローマに向かいました。
アペニン山脈越えのこの路線、初めて乗りましたがとても眺めがよくて、
ここをドライブして好きなところで泊まりながら超えるのもいいだろうなと思いました。

この列車、本来はローマ・ティブルティーナに着くのですが、
多分フェラゴストの時期の鉄道工事が入って、テルミニ行きに変更になっていました。
ラッキー。

今回のホテルは以前泊まったことのあるテルミニ近くのホテル・ピエモンテ。
ツインを取ったのに、部屋はトリプルで、それも3人目の人が泊まれるベッドは別室!
手前のツインから、奥が見えています。(ドアなし)
ああ、誰か泊めてあげたい、もったいない。
でも3つ目のベッドは、ツインの方のよりも柔らかめだったので
ペコさんと仲良くツインの方で寝ました。

久しぶりにサンピエトロ寺院に行きたい、とのペコさんの要望でバスに乗りました。
バスの中で、日本人男性と金髪の女性が流暢な英語で会話していたかと思ったら
(話の中にTOKYOと出てきたので、日本人だなとと思っていました)
彼女が突然私たちに、バスの中は本当に危ないから、カバンに気をつけてくださいね、
と日本語で話しかけてきてびっくり。

なんと彼女は、今は仕事でローマに1年住んでいるけど、
その前は神戸で暮らしていたのだとか。
そして彼らの会話に出てきたTOKYOは、私たちが東京の言葉で話しているから
首都圏の人だね、と言っていたのだとか。
そんなことで彼らとおしゃべりしていたら、バス停1つ乗り過ごしてしまいました。
全くもう。

ペコさんが見たがっていたのは、これ。
二重の柱が1本に重なって見えるポイントがあるというのを何かで読んで、
そこに立ってみたかったのです。(私も初)
これがそのポイントです。
その後スペイン広場近くで夕食。
もう8月14日なんて観光客目当ての店しか開いていないので
開いているところに適当に入りました。
それぞれプリモとセコンド2皿ずつ。
全く期待していなかった割には、まあまあの味だったけど、
デッラ・カーサのヴィーノが、地方に比べると味が落ちるのに、値段だけは結構して、びっくり。

宿へ帰ろうと思ったら、スペイン広場の方から素敵な歌声が聞こえてきて、
行ってみたらすごい人だかり。
何かのコンサートをやっているようですが、誰が歌っているのか分かりません。
そこらへんの人に聞いてみても誰も知らないようでした。
後で調べたら、これだったのですね。

さて、翌日は最後の買い物(と言ってもスーパーで食材購入)をし、
フィウミチーノに向かいました。
いつも、ああ今年の旅行も終わってしまったなあ…という寂しい思いばかり。
帰りたいと思ったことって1回もありません。
冬もまた来られるといいなあ…空の上でそんなことを考えながら成田に着いてしまったのでした。
これで、’11年夏の旅報告もおしまいです。

ヴィテルボからテルミニに戻った夕方、
今回のもう一人の旅の友リトルさんが日本から飛んできたので、
そのままレオナルドEXPの到着を待ち、

前日と同じように部屋ご飯をするべく、駅スーパーで買い物をし、無事合流。

翌朝、モンテプルチャーノへ向かうのですが、
8月になってもGEOXは開いていることを私が買ったときに確認しているので、
GEOXファンのリトルさんも買い物をすることに。
移動前にさっさと買えるように、8時少し過ぎにペコさんと2人で出かけました。
私は、9時にチェックアウトし、2人のスーツケースを宿に預け、
1人駅に行って、10:36発の列車の運行を確認し、チケットを購入。

2人は開店と同時に買い物をし、ホテルでスーツケースを受け取り、
10時過ぎにテルミニに着きました。
ここまでは、作戦通りだったのです。

ところがねえ…
FSのバカヤロ〜〜〜〜第二弾な訳です。
昨日の滝汗どころではない。

なんと列車の発車する番線を見ようと出発ボードを見てみると、
10:36発は、65分遅れの11:41発と表示されています!

そう言えば、昨日ヴィテルボから戻ってきたときに見たら、
ナポリ方面から来る列車は軒並み酷い遅れで、
一番速い、近頃あまり遅れないというAVまで2時間遅れのものがありました。
中には、途中で運行休止になった列車もあったのです。
おそらく、前日のあおりを受けて(列車や乗務員のやりくりがつかないのでしょう)
この日もそれ関連の列車が遅れているようでした。

1時間では、荷物を預けてどこかに行くわけにも行かず、
でも、待っているうちに遅れは5分、10分、30分と増えて、
ホントだったら、キウージかモンテプルチャーノでお昼を食べようと思っていたのに…
発車時刻は12:36と表示されてしまいました。
乗れば1時間半もかからないところに2時間遅れでまだ出発もできない・・・(ああ、これがイタリア)

ふと、パラソルを立てた冷たい飲み物を用意している店?が目に入りました。
見ていると、どうやら新発売のネスティーレモン・カロリー・オフを無料配布している様子。
もちろんもらいに行きました。
冷たくて、甘さ控えめで、美味しい〜
これだけが、この日のテルミニでよかったことです。ネスレさんありがとう!

遅れの表示はそこで止まったものの、実際に列車が入ってきたのがその出発時刻頃。
そのあとがまた凄かったのです。
だってこんなに混んでいるのに、みんな自分の席に座っていないのだもの。
しかもヴァカンスのための大荷物を持っているし。
あのう、○番、○番、○番は私たちの席なんですけど…
というと、ああ、よかったらこの席と替わってくれない?なんていうのはイタリアでは日常茶飯事ですし。
そりゃ、無理というぐらいに混んでいるので、
すでに座っている人たちの荷物をコンパートメントから出し、
新たに座る人の荷物を積み込み、
あっちに行きたい人そっちに行きたい人の荷物が鉢合わせして、うまく動かせず…
はい、カオスでございました。

結局発車したのは13:00。
駅でパニーノと飲み物を買い、列車の中での昼食となりました。(一食損した気分)

教皇宮殿のガイド付きのツアーは、
ドゥオーモの、通常は鍵が掛かっていて見られない部分と教皇宮殿を見るものでした。

初めはドゥオーモです。
教皇が来たときの控えの間のようなところ
この天井、実際の高さよりも高く見える技法を使っているのだそうです。
なんとドゥオーモの後陣の奥に、秘密の部屋があり、
教皇の特別な儀式を行うところのようでした。
(おにいさん、早口のイタリア語でまくしたてるのでほとんど分からず。
ゆっくりだって、半分もわからないんですけど・・・)
これ、ドゥオーモの後陣のステンドグラスの裏です。
そしていよいよ、教皇の宮殿へ。
後から来た観光客が、うーん鍵が掛かっていて入れないねーなんて言っているのを尻目に、
鍵のおにいさんと一緒に4人で入って行くのはい〜い気分
中は結構な広さがあります。
ここの宮殿の屋根が落ちて死んだ法王がいるそうです。
ヨハンネス二十一世で、唯一ポルトガル出身の教皇で、医者であり
ダンテが天国に置いた教皇だとか。
このプレートに、その方の名前がありますね。
もう少しだけまちをぶらぶら散歩して、
門を出て、松並木を見ながら駅に向かって、予定の列車に乗って帰りました。

昨日の続きです。
これが、鍵をかけたというロッジェ(回廊)
でも鍵が掛かっていて、中には入れません。
まずは、その隣のドゥオーモを見ることに。
ぱっと見に地味なのですが、柱頭など、細部が素敵〜
この、体育座りの人なんて、最高に面白い。
そして、ドゥオーモの横にオフィスらしきところがあるのが見つかりました。
教皇宮殿のチケットはどこで売っているか聞いたら、
「ガイド付きのツアーしかやっていないので、時間にならないと始まりません。
残念ながら英語のツアーは、今日はもうありません」と言うのです。
イタリア語で大丈夫ですと言うと、なんと3分後にスタートするというではありませんか。
後でロンプラを見たら、電話して予約するようにと書いてありました

と言うわけで、ほとんど待ち時間無しでガイド付きツアーのスタート。
私たちに話をして切符を売ってくれたおにいさんが、鍵をジャラジャラと持ってガイドするのでした。
客はイタリア人2人と私たち2人だけ。
その模様は、また次回。

目当ての店が休みだったので、仕方がない、第二候補の店へ。
ロンプラに「建物の外観から想像するよりずっとつまらない内装。でも味は悪くない」
と書いてあって、店の前に行けば外観はそれなりの雰囲気。
中に入ると、イタリアの店にしては珍しいほど統一感のない内装。ロンプラ当たり。
味が悪くないなら、よしにしましょう。

ペコさんの、スパッゲッティ・カルボナーラ
私の兎のラグーのフェットゥチーネ
ペコさんのミックスグリス(豚・七面鳥・サルシッチャ)
私のローマ風トリッパ
そして、2人で1皿の焼き野菜
本当に、ロンプラの評価がぴったり当てはまる店でした。

このヴィテルボは、多くの教皇がローマを離れてこの町に移ったと書きましたが、
その教皇の宮殿を見に行きます。
コンクラーベ(教皇選出会議)発祥の地なのだそうで。

その途中に撮った写真。
コンクラーベ(Conclave)とはラテン語に由来していて
「鍵のかかった(con clavis)」という意味だそうです。
当時の教皇クレメンス4世がヴィテルボで没しました。
新教皇選出の有権者は18人でしたが、意見が分かれ3年間教皇不在の期間が続きました。
何ヶ月も新しい教皇が決まらないのは、
枢機卿たちが自由に出歩き、外部と接触しているのが原因と考えたヴィテルボの住人は、
怒りを爆発させ、選挙会場である司教館に枢機卿たちを鍵を掛けて閉じ込めたのです。
外部との接触を絶たせ、食料もパンと水だけを差し入れ、さらには食事量も減らしていきました。
そしてついに1271年9月、6人の枢機卿の妥協によって、イタリア人の教皇グレゴリオ10世が選ばれただそうです。

教皇宮殿が見えてきました。

さて、食事に行くのにあちこちで足を止めつつ写真を撮っていたわけですが、
プレビシート広場では、完全に足が止まってしまいました。
このタバッキの上のライオンのレリーフが素敵。
というか、こんな建物にタバッキが入っちゃっていることが素敵。
これはまたよそ様の。
広場に面したプリオリ館の門をふらふらと入ります。
見晴らしのよい、噴水のあるテラス
おっと、昼食に行くのだったと、また先へ進むと、看板がありました。
で、その看板のところから小路に入っていくと、え〜〜〜明日から再開しますとの表示。
夏休み中だったのです。

仕方なく、別の店にいくことにしました。続く。

ヴィテルボは、ローマから70キロ、ラツィオ州の北部に位置し、
遅い電車で2時間ほどのところにあるまちです。

かつてのエトルリア文明が繁栄した土地の中心地で、その歴史は紀元前にさかのぼり、
中世には多くの教皇がローマを離れてこの町に移り、『教皇の町』として著しい発展を遂げたのだそうです。

城壁のほか、塔、貴族の邸宅、広場を飾る華麗な噴水など、
町の保存状態の良さはヨーロッパでも屈指、なんて聞けば見に行きたくもなるわけです。

昨日書いたように、電車に乗るまでは大変でしたが、
乗った後は順調で定刻(イタリアだもの5分は誤差の範囲)でヴィテルボに着きました。
駅から城壁のローマ門までは歩いて数分。
見えました!
門をくぐると、いきなりタイムスリップしたように世界が変わります。
歩き始めてじきにPiazza Fontana Grandeに着きました。
日本語だと大噴水広場(安易な名前がイタリアらしい)。
それにしては小さい。

町で最も古く最も大きいゴシック様式のこの噴水は、
イタリア国内でも名高い美しい噴水の一つなのだそうですが、
そんなこととは別にして私好み。こういうの、堪りません。
おなかが空いていたので、まずは目当てのレストランに!
とは思いつつ、歩きながらついつい足を止めて写真を撮ってしまう私たち。
この白いの、いつものマリア様の祠だと思うでしょ。
違っていたんです〜 でも素敵ですよね。
夜になると、この豆電球に灯りが点るのでしょうか。

つづきは、また次回。

翌日は、ヴィテルボに日帰り。
この日は日曜日で、
ガイドブック等を見ると、
ヴィテルボにはCOTRALのバスで行け、とあるのですが、

このバス、日曜は運休です。

でも調べてみたら、なあんだTrenitaliaの列車もあるではないですか!
(ああ、ネット検索できる環境にあるって、なんて便利!
イタリア人は自分たちが車で動くから、けっこう列車やバスのことを知らないんですよね)
テルミニからオスティエンセへ行き、そこからヴィテルボ行きに乗れば簡単そう。
テルミニ10:09発の列車にのることにし、宿を9時前に出たので、ちょっとだけ散歩をしました。

サンタマリアマッジョーレ聖堂にちょっと寄り、ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ公園へ。
別に見どころがあるわけでもなく、ただ暇だから行ってみたのですが、
ここ、犬猫天国でした。
この写真に見えている小さな立て板には、AREA CANE(犬エリア)と書いてあります。

犬の散歩の方々が続々と来ていました。
犬の飼い主が、お友達になってしまって話していたり。
猫はと言えば、こちらはのらちゃんズ。
遺跡の中に住みついていて、餌を与えているオバチャンがいました。
遺跡に猫って、なんだか似合いますね。
その遺跡の全容
この遺跡のそばには、蛇のからんでいる変な彫刻のある噴水(水無し)や
ポルタ・マジカ(魔法門)なんていうのもありました。
と、ここでトイレに行きたくなり、早めにテルミニ駅へ。
駅に入ると、地下にあるよの矢印。
それに従って下り、矢印の通りにそこそこの距離を歩いて行きますが、
ここという表示の矢印のところにトイレはありません。
???

少し前は地上階の1番線のところにコインを入れる大きなトイレがあったので、
そっちへ行っちゃおう!と行ってみれば場所が変わったらしく、そこにはありません。
そしてまた地階への矢印。えーっ、もう〜 仕方ないまたそちらに行きます。

さっきとは反対側のエスカレーターで下りたので、今度はなんとか見つかったのですが、
本当にここ!というところにどうして矢印をちゃんと付けないんでしょ。全く。
イタリアって、道路も観光名所も結構これがあるからやんなっちゃう。
(フランスもだけど。ラテン系の人たちと日本人では矢印の示す方向の感覚が違うのかも)

思いもよらずたかがトイレに行くのに時間がかかり、列車の出発時間がせまっています。
急いで切符を買い、打刻して、ホームへ!

ところがね、そのホーム、知っている人は知っていると思いますが、
レオナルドエクスプレスが発着する方の、果てしなく遠いホームなんです。
うへ〜〜〜
発車まで2分ぐらい。走れ〜〜〜〜
走っても走っても遠いホーム。おまけに工事中で迂回させられるし。

私は、体が重くてヘタレ気味。ペコさんは必死で走ります。
そして、私より先に列車に辿り着いたペコさんの前で、無情にもドアは閉まったのでした。
FSのバカヤロ〜〜〜〜 元はといえば、そちらの駅の矢印のつけ方が悪いんだぞ〜
こんなときに限って定刻で発車だなんて!!!

もう汗だくだく。

ところが、実はこの列車はヴィテルボ行きではなく、
オステイエンセまで行ってヴィテルボ行きに乗り換えるのであって、
その乗り換え時間が30分ぐらいあったのを思い出しました。
地下鉄でピラミデまで行くとオステイエンセに行けるのです。
(JR東京駅と東京メトロの大手町のような関係)
今度は、地下鉄の駅へとせっせせっせと歩きました。
地下鉄に無事に乗って、歩くのを止めた途端、滝のような汗が噴出し・・・
それでもなんとか間に合って、ヴィテルボ行きに乗ることができました。
やれやれ。

一旦、ホテルに戻って買ったものを置き、シャワーを浴びてから夕食へ。
フランコおじちゃんが亡くなったお悔やみを言いに、
絶対に行こうと思っていたエル・ブケットの前まで行ったら、なんと休み!!
昨日は開いていたのに・・・

しかたなく、昨年5月に食べた駅近くのOsteria dell' Omoへ。
ここのおばあちゃん、ペコさんを見るなり、貴女以前も来たわよね…と。
初めてだと言うと、ほんと!貴女にそっくりな人が来たわよ、確か…
と私たちに勝手に親しみを感じている様子。

この店、去年行った時より内装がきれいになっています。
メニューに日本語も書かれています。
奥に日本人カップルが来ていて、別にもう1人日本人男性が来ていました。
なんだか去年と違う…

この店の息子クンしか英語は分からず、まだ彼はいなかったので、
奥のカップルがお婆ちゃん相手に注文で四苦八苦しています。
並んでいる料理を目で見ても、それが何なのかもはっきりせず。
お節介にも出て行って、注文の手助けをしてしまいました。
ついでに、このお店をよく見つけましたね、ガイドブックか何かに出ていたのですか?
と聞いてみたら、なんとこの年の「るるぶ」に紹介されていたのでした。

この店、エル・ブケットと同様、私が「発見」したのですが、
どちらもガイドブックに載ってしまったか・・・
それでもエル・ブケットはハードルが高いと言うか、
ローマでもう少しご馳走を食べたい人たちは入らないと言うか、そんな感じですが、
こちらのデッローモの方は、日本人も比較的入りやすいのでしょうね。
それで内装もきれいにし、日本語メニューも書いたのですね。(とてもこなれた日本語でした)

さて私たちは海老とズッキーニのニョッキをオーダーしたのですが、
出てきたのはトマトソースのニョッキ。
あら、おばあちゃん、違うわよ、というと「Ho sbagliato!(間違えちゃった」と少し落ち込み気味。
ま、これでいいわということにしたのですが、
おばあちゃん、去り際にもう一度Ho sbagliato…とがっかりした様子。


慰めるつもりで私たちが「おばあちゃん、大丈夫。美味しいわよ」と言うと
「Oppure meglio(むしろ、こっちの方がいいぐらいよ)」ですって。
もう、おばあちゃんたら。次は海老とズッキーニのを食べたいな。
ここのニョッキ美味しいんです。

セコンドが出てくる頃に息子クンがご出勤。
早速スライサーのテスト運転。
スライサーは私たちのテーブルのすぐそばにあります。
きゃっ、美味しそうと日本語つぶやいていたのが聞こえたのでしょうか。
ほれ、という感じで手づかみのまま、私とペコさんに1切れずつ味見させてくれました。

セコンドは兎のロースト、コントルノはミスト(ミックス)でロースト・ポテトとチコーリアとズッキーニ。
2人でシェアして食べました。
この店、ニョッキもそうですが、兎や野菜の塩加減がちょうどよくて日本人にも合うと思います。

さて、先ほどのカップル。
私たちのところに来て、今回ツアーで来ているけれど、
食事がずっとイマイチで、今日ここで食べた食事が一番だったと言っていました。

この店もそれなりに美味しいけれど、これが最高とは、食事面では寂しい旅行ですね。
でも、彼らが最後に美味しいと思えてよかったです。
添乗員の脅しに負けず、夜のローマ散歩を楽しむよう助言しておきました。

ところで、この日以来私とペコさんはこの店を「Ho sbagliatoのおばあちゃんの店」と呼ぶようになりました。

パンテオンには何度も入っているのに、
今回は展示と言うか、内部に置いてあるものが変わった感じがしました。
建国150年に合わせてでしょうか。
そのあとは、サンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会に入りました。
同行の友人がまだ入ったことが無くて、入りたいというもので。

ここはブルーの天井が美しい教会です。
ここには、素晴らしい美術品が数多くあるのですが、
ステンドグラスもきれいです。
香港で買った超安のミニ三脚を持っていったので
デジタルズームでひとつひとつを撮ってみました。
こちらはミケランジェロの作品
その後、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会で
大好きなカラヴァッジョの絵に会いに行きました。
私は何度目か分からないぐらい見に行っていますが、友人はここも初なのです。

それからサンクリスピーノに行ってジェラートタイム

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