ドゥオーモ博物館に入館しました。
モモ先生が、「イタリア古寺巡礼」で、ここにあるラチスの祭壇を
サンタ・マリア・デッレ・ヴァッレの小祈祷堂の彫刻と比較して
「ほぼ同時代なのになんという違い」「洗練なんて眼中にない人物造形は爽快」
と書いていて、その写真を見て以来是非とも見たいと思っていました。
こちらの方が、ロンゴバルド本来のスタイルで、
古代美術とは異なる、このおおらかな造形感覚こそ「蛮族」が北方から持ち込み
のちにロマネスク美術の素になったものだとのこと。
それは、入るとすぐのところに
置かれていました。
4面に彫刻が施されているのですが、正面は「栄光のキリスト」
かつては彩色されていたのだとか。
面をすべて埋め尽くすように、天使や花や星で埋め尽くされ、
体のバランスを無視して変形させているのがとても面白いです。




側面の「マギの礼拝」
この天使のへの字の口!洋服や羽の模様の可愛らしいこと!
当方三博士も、聖母子も面白い。
裏側
もう一つの側面、これは「ご訪問」?
鳥のような足も可愛らしい。
ここも他に入館者はいなかったので独り占めで堪能できました。
他の展示品も素敵です。

カリストの洗礼堂
体を水に浸す浸礼用のもので、
アクイレイアのカリスト司教がチヴィダーレに就任した記念に760年代に造られた物だそうです。
これも彫刻が素晴らしくて。
これがライオン!ワハハと思わず声を出しそうになりました。
上の方は下とはちょっと違った雰囲気。

たくさん写真を撮ったので、旅報告が全部終わったら、
またぼちぼちとアップしますね。
切り取ってきたフレスコ画の展示もありました。

天井も素敵でした。
法衣や聖具にはあまり興味がないので、そちらはざっと見ておしまい。
一つだけ気になったのがこれ。
彫刻ではなく、布(レース?刺繍?)です。
なんと繊細で丁寧な仕事でしょう。

出るときにお手洗いに行きたくなり、受付のシニョーラにどこにあるか訊いたら、
ここにはないのよ、ごめんなさいと言われ、すぐ近くで昼食を摂ることに。
モモ先生が、「イタリア古寺巡礼」で、ここにあるラチスの祭壇を
サンタ・マリア・デッレ・ヴァッレの小祈祷堂の彫刻と比較して
「ほぼ同時代なのになんという違い」「洗練なんて眼中にない人物造形は爽快」
と書いていて、その写真を見て以来是非とも見たいと思っていました。
こちらの方が、ロンゴバルド本来のスタイルで、
古代美術とは異なる、このおおらかな造形感覚こそ「蛮族」が北方から持ち込み
のちにロマネスク美術の素になったものだとのこと。
それは、入るとすぐのところに
置かれていました。
4面に彫刻が施されているのですが、正面は「栄光のキリスト」

面をすべて埋め尽くすように、天使や花や星で埋め尽くされ、
体のバランスを無視して変形させているのがとても面白いです。









鳥のような足も可愛らしい。

他の展示品も素敵です。



アクイレイアのカリスト司教がチヴィダーレに就任した記念に760年代に造られた物だそうです。
これも彫刻が素晴らしくて。




またぼちぼちとアップしますね。
切り取ってきたフレスコ画の展示もありました。



一つだけ気になったのがこれ。
彫刻ではなく、布(レース?刺繍?)です。



ここにはないのよ、ごめんなさいと言われ、すぐ近くで昼食を摂ることに。