ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

カテゴリ:州別 > アブルッツォ州

「イタリア好き」というタイトルの、
イタリアンレストランなどで配布している小冊子があります。
それのアブルッツォ特集でジーノの記事を見て、
是非、是非行きたいと思っていました。
家族経営の気さくな店で、料理がとても美味しいとあったのです。

宿のおかあさんにもこのまちで一番美味しいのはジーノよ、と言われれば
行かないでこのまちを離れるわけにはいきません。

テルモリに行く列車は、14:10発でその後の15:30発でもいいのだけど、
できれば早い方に乗って、早く西南さんと合流したい。
パスタだけなら大丈夫かなあ...でも無理かなあ...なんて思いつつ
店の開店は13時なので、女将に予約を入れておいてもらいました。

全ての見学を終えたのが12時半。
フランコに列車の出発時刻や、まだ切符を買っていないこと、
でも店は13時からだということを話したら、
おかまいなしに、開店前の店へ私達を連れて行き、
この人たちは、予約の人たちなんだけど、
13:30には駅に向かいたいので、もう入れてもらっていいかなあ
とお願いしてくれたのです。

店の人はにこやかに中に入れてくれました。
やったー!

開店前なので当然客は私達だけ。
きれいな、感じの良い店です。
早速メニューを持ってきてくれました。
ヴィーノのリストを見てびっくり。

安いボトルだと9€からあるのです。
10€前半がずらりとあり、
もちろん100€以上の高級なワインも置いてあります。

前菜に、ファンタジーア・ディ・アンティパストを1つ。
これはかなりな種類が出ることが分かっているので、
1皿を2人で分けます。

ヴィーノは、アブルッツォなのでモンテプルチァーノ・ダブルッツォと決め、
リゼルヴァにしようかと店の人にお薦めを聞いたら
普通の9€のものを薦めてくれました。
もちろんそれをいただきました。
ファンタージーア・ディ・アンティパストの数々が出てきました。
牛肉のカルパッチョ
ブルスケッタ
ガチョウ胸肉のスモークのカルパッチョ
この後七面鳥のカルパッチョも出てきたのに、
残念ながら写真撮り忘れ。
うっかりがっついてしまいました・・・

つまり、カルパッチョだけで牛肉、ガチョウ、七面鳥と三種の肉があったのです。

ニンニクの芽のオイル漬け
ズッキーニとペペローネ焼き(これまたちょっと食べてから撮った上にピンボケ御免!)
地元産生ハム・サラミ・チーズの盛り合わせ
時間がなくて、どれがなんだか聞く間もなく、とにかくがつがつ食べました。
以上が全部アンティパスト、しかも1人前です。
お値段は、22€ですが、文句なしの味と質と量です。

その後、それぞれプリモを1皿ずついただきました。
私の茸のパッパルデッレ
この手打ちパッパルデッレ、すっごーい!
もちもち、しこしこ、そして麺そのものの味もよくて
私のパッパルデッレ食史上トップの麺に挙げます!
もちろん茸のソースも美味しい~~~

ペコさんの、キタッラ・アル・ラグー
これまた激ウマ、そしてボリュームたっぷり。

お腹一杯、そしてフランコのお迎えもやってきたのでドルチェは諦め
カッフェで〆ました。

お会計は全て含めてなんと56.50€!
大・大・大満足でフランコの車に乗って駅へと向かったのでした。

この日の車代、4回乗って40€。
昨日の走行距離と時間から見れば高いけど、
荷物を積みっぱなしで、時間のロスなくあちらからこちらへ、
こちらからまたあちらへと気持ちよく動いたので
やはりお得感がありました。

そして、西南さんの待つテルモリへと向かったのでした。

この店、どの料理も美味しく、店の人もとても感じがよく、
そしてヴィーノが安いものから高いものまで取り揃えてあって、
かなりなコスパです。
次は、もっとゆっくりと時間をとってセコンドやドルチェも食べたいなあ。

というわけで、多分来年また行きます。
このまちに2泊して、2回食べに行きたいな。

フランコの車で次の見学場所に向かいます。
でもフランコは、何せナポリ人だからか、
どうやら私達を案内する場所を間違えたようです。

隠遁所であるべきところが遺跡のようだったので、???とは思ったものの
修道院で一緒だった人たちも観に来ていたので、
そうか、すでに隠遁所は崩壊してしまったのかと思ったのですが、
今検索すると、その崖の上に見えていたところが実際には隠遁所だったらしく・・・
http://it.wikipedia.org/wiki/Eremo_di_Sant'Onofrio_al_Morrone
まあ、仕方がありません。
眺めが美しかったのでよしとして、次回見に行くことにしましょう。
(赤いバケツ↑は、修復工事をしていたシニョーレのものです。)
さっき見てきた修道院が遠くに見えます。
修道院は、今は修復途中で、かなりな部分はオフィスとして使われていました。
(観光担当なのか、ここだけでなく市または県の修復の担当のオフィスなのか)
でも、以前は刑務所として使われていたのが、
修復するに当たり、新しく刑務所がつくられ移転したのだそうです。
それが下の写真に見えている大きな建物なのだそう。
そして、いよいよリストランテ・ジーノへ向かいます。

散歩の続きです。
ここは教会のようですが、まちの観光案内所になっているようです。
パリオのチケットもここで販売していました。(当日券は売り切れでしたけど)
前々日、前日と行われたパリオの会場は、
まだ目隠しネットで覆われていましたが、
隙間が開いていて、入れるようになっていました。

えい、入っちゃおう!
まだ早朝でだれもいないし、このぐらいはいいよね、なんて。

すごい厚さの盛り土(砂)です。
きっと大きなトラックで運び込んだのでしょうが、いったい何台分?
片付けも大変そうです。
ああ、ここを馬たちが走ったのですね。
このまちの中心の通りは、Via Ovidioというのですが、
オヴィディウス(イタリア語だとオヴィディオ)と言う
スルモーナ出身の古代ローマの詩人の名前をつけているのです。
何でも、ラテン文学の黄金期を代表する詩人の一人なのだとか。
広場には、銅像がありました。
さて、お宿に戻って朝食です。
この日は卵も焼いてもらったのですが、写真がピンぼけていたので、没。

チェックアウトして、迎えに来たフランコの車に荷物を積んで、いざ修道院へ。
1294年7月からわずかに5ヶ月だけ在位した法王、チェレスティーノ5世が創ったサント・スピリト修道院です。

ここはガイデッド・ツアーで見るのですが、
ビデオを見せられ、その後案内していただきました。
不思議な、モノトーンの絵で統一された空間でした。
見学を終えて電話したら、フランコはすぐにやってきて、
次のところへ案内してくれました。
つづく。

スルモーナの2泊目が明け、
この日はモリーゼ州の海辺のまちテルモリへ移動する日です。
そこで西南さんと合流するのです。

ところが、私達には心残りが一つありました。
スルモーナに行ったら、ジーノという店で食事がしたい!と思っていたのに、
ジーノは昼だけの営業(これは事前に知っていたけど)、おまけに日曜が休み。
着いた日は夕方だったのでダメ、。
その翌日は日曜で休み(3村巡りをしたけど、もし開いているなら午前1村、午後1村でいいと思っていました)、
で、食べるならこの移動日しかないのだけど、西南さんが待っている・・・。
(彼女は、ローマからのバス移動で午前中に着いているはず)

でも、西南さんは一人旅ができる人だから、
私たちが夕方に着いても、それまで一人で過ごすことができる!
申し訳ないけど、ここの昼食を捨てるのは忍びなく
半日観光をして、昼を食べてから移動することにしたのです。

これは、到着した日に宿のお母さんがいろいろと説明をしてくれた中で
一番美味しい店は・・・のところで私がついGinoと言ったら、
知ってるの?!と彼女がとても驚き、
その瞬間に
私とペコさんの心の中で同時に決まったのでした。

さて、翌朝の彼女との車手配について話はすでに書きましたが、
最後の日の半日は、Abbazia(修道院)とL'Eremo(隠遁所)に行きなさい、
との薦めでフランコの車をアレンジしてもらいました。
まずフランコの車で修道院へ行き、ここの見学は時間がかかるらしく
一旦フランコは帰り、終わったところで電話したらまたやってきて
今度は山の上のほうにある隠遁所に私たちを連れて行き、
それから最後にジーノまで送る、
そしてジーノでの食事が終わったら迎えに来て駅まで送る、というもの。
なんて素敵なプランでしょう。

その日の朝、食事が8時からなので、その前に散歩しました。
宿の入り口近くに来ていた、野菜を積んだリヤカー。
昔懐かしの天秤棒の秤!
なんて生き生きとした花ズッキーニでしょう!
赤ちゃんが、生まれたお知らせが出ているドア
昨日、一昨日と2日間に渡って行われたパリオの名残がまだ残っています。
ここは、コントラーダの集合場所か何かだったのでしょうか。
肉屋の陳列のしかたもセンスがいいですね!
ローマの水道橋の端っこ。
続きは、また次回。

公園を通って、ガリバルディ広場の方に向かっていたら、
パリオの行列を先導していた馬の人たちがきました。
かつての教会が展示室になっているところ。
ぶさかわ系のワンコ
教会らしき建物から、テープが放射状に張られています。
これもパリオと関係があるのでしょうか。
ここで不思議なことが起こりました。
露天でイタリア半島の絵が付いているエプロンが売られていました。
1枚3€ぐらい。安い!

昔はこの手のものを買っていたけど、
最近は行った先の州の図柄のものを買っています。
安いのですが、まとめて友人達の土産にするので、
10枚買うといくら?と値引き交渉するのです。

ペコさんと、「イタリア柄じゃねえ...」
と店の前を通り過ぎ、
実はアブルッツォ柄のティータオルは既に一昨年買っているので
「もうアブルッツォ柄のエプロンでも買わないね」
「そうだねえ。スルモーナ柄じゃなければもう買わないね。」
なんて話していた矢先、目の前の店のショウウィンドウに
スルモーナ柄のとても素敵なエプロンが飾られていたのです。

2人ともびっくり。
スルモーナらしくローマの水道橋やパリオ、
名物菓子のコンフェッティなどが描かれていて、ポケットも付いています。
どうやらこの店のオリジナルらしく、5.50€もしますが、
これは買うっきゃないでしょ。
これから合流する西南さんとイプさんにもお土産として買うことにして、
4枚買うので少し安くしてくださいませんか?
と言ったら、予想通り20€にしてくれました。

何だか旅の神様が私たちの会話を聞いて、
それでは~と魔法の杖を振って、
スルモーナ柄のエプロンを出してくれたように思えました。

さて、この日は前日に続き、パリオが行われていました。
でも昨日せっせと覗き見したので、今日はスルーし、
ナポリ門まで行ってみました。
14世紀に造られた町を囲む城壁の門の部分が残ったのだそうです。
帰り道、まだパリオをやっていました。
休憩中なのかお役目を終えたのか、
素敵なお嬢さんが中世のドレスで超カジュアルなおにいさんと会話中。
とてもチャーミングな方だったので、
この後、彼女にお願いして一緒に写真を撮らせていただきました。

広場を見下ろせる絶好の位置(4階か5階)に住んでいる人たち。
自宅から旗を振って応援していました。
私達に気付いてこちらに挨拶をしてくれました。
そろそろ夕飯時です。
予定していた店に行ったら、
昨日が休みで今日はやっているはずだったのに閉まっています。
お祭休業?

もう1軒は休みであることが分かっているので、
近くで・・・と思ったら、パリオの打ち上げでもやるのでしょうか、
どこかのコントラーダの大勢様の予約が入っていたりして。
仕方がないので前日のワインバーへ。
お昼がパニーノだったので、しっかりと食べました。
つきだしのブルスケッタ。
前日、私達は出し忘れられたことが発覚しました。
ペコさんのリガトーニ、トリュフ風味のマンテカ(チーズ)和え
私のラクイラ産ファッロのパスタ、スルモーナ産赤ニンニク味
私の仔牛肉のインヴォルティーノ、チェラスオーロ風味
チェラスオーロとはモンテプルチャーノ・ダブルッツオのロゼ版だそうです。
ペコさんのストラチェッティ、ルーコラ、ミニトマト、バルサミコ酢とともに。
牛肉の料理です。
宿へ帰る途中、中世の衣装の人たちと現代の衣装の人たちが入り混じり
まち全体に祭りムードがただよっていました。

3村巡りから戻って一息ついてから
スルモーナのまだ歩いていないエリアに散歩に出かけました。
スルモーナは、13世紀と15世紀に大きな地震に見舞われて崩壊し、
さらに先の大戦で激しい空爆を受けたのだそうですが、
まちのの人々は、再建するに当たり昔の姿をできるだけ再現しようと
通りもそのまま、かつての資料を参考に、
建物の雰囲気もできるだけ再現するようにしたそうです。

そのためなのでしょうか、
戦後つくられた新しいまちと言う印象がありません。
歩いていて、落ち着く雰囲気があります。

甘いもの好きのペコさんがジェラート食べたーいというので、
近くのジェラート屋さんに入ったら、まあ!
不思議な機械が全面に。
日本のソフトクリームの機械のようなパーツが付いています。
私は食べなくてもいいと思っていたのだけど
これでは試してみずにはいられません。
おねえさんがスイッチをいれると、小窓から見えるジェラートが
ゆっくりとかき混ぜられます。

そしてグリップ部分を操作すると、
どうやらジェラートが出てきているらしく。(見えない!)
私のは、クレマ・カラメルとピスタチオ
コーンではなく、コッパに入れてもらいました。
うまーい!
やや小ぶりの量ではありますが、これで1.50€なんですよ!
次々と客が来て、人気のジェラート屋さんのようでした。
ぶらぶらと歩くと遠くに山が見えて、こういうまちって大好きです。
ドゥオーモに行ってみました。
ドゥオーモもまた、破壊され再建されたものです。
2010年に前法王ベネディクト16世が訪れたのだそうで
(その目的については、翌日の観光のところで詳しく聞いたので後述)
ルネッタのところに描かれていました。
中は簡素なつくりです。
近くにサッカー・スタディアムがありました。
今度は公園を通って、ガリバルディ広場の方へ行きますが、
それはまた次回。

帰り道、途中に見えたまちなど、車の中から撮ったり、停まってもらって撮ったりしました。
車をチャーターするとこれができるのが有難い。
とても小さな集落なのに、こんな教会が建っているところがありました。
ここは、イタリアで最初に作られた水力発電所だと言っていました。
最後にもう1つ水の出ているところで停車し、
ここの水は体にいい水なんだよ、と言うのでその場で飲み、
ペットボトルにも入れました。
スルモーナに近いところで、ロバを飼っている牧場を通りました。
たくさん走って、3つの村を巡り、
途中でも止まってもらったり、案内をしてもらったり。

後で調べてみたら、スルモーナ~ペスココスタンツォは、37.2㎞所要33分、
ペスココスタンツォ~スカンノは、63.8㎞所要1時間7分、
スカンノ~スルモーナは、31.5㎞所要40分。
それに加えて、近いとは言えパチェントロにも寄り道して。

これだけの移動を120€に値切ったのは申し訳なかったなと思ったけど、
翌日もまたお願いしているので、まあよしということにしましょう。

誠実で親切な運転手を紹介してもらえて、とても幸運で充実したエクスカーションとなったのでした。

スカンノのまち歩きの続きです。
壁にこんなプレートを見つけました。
廃村のようになりかかっていたスカンノの美しさを写真に収め、
世に知らしめた写真家達への感謝のプレートです。
お昼のパニーノは、私たちがフランコの分も払ったのですが、
フランコは、移動前にトイレ休憩を兼ねてバールに入り
私達にカッフェをご馳走してくれました。

スルモーナへの帰り道、途中何箇所かで停車。
それは、また次にアップします。

駐車スペースに空きがなくて、フランコはバス停に車を止め、
そこで待っていてくれることになりました。。
私達2人で好きなように歩いて回りました。
もう、どこを切り取っても絵になるまちです。
上の写真の右側は、4つの顔の泉です。1つずつアップで撮ってみました。
続きはまた明日アップしますね。

そしてスカンノに向かいます。
結構な距離を走りましたが、途中に小さな素敵そうなまちがたくさんありました。
スカンノって2つあって、チェントロ(中心部。古い町並みの残る私たちが行きたいところ)と、
もう1つは、湖のほとりのリゾート地なのでした。
何かする?ペダルボートにでも自転車にでも乗っていいよ、と言ってくれたけど
私たちは古いスカンノを歩きたかったので、それはしなくていいと言ったら、
車を止める場所がないからぼくはここで待つけど、
この先に湖のほとりの階段を上っていく教会があるから見てくるといいよ、
というので行ってみました。
へんてこな十字架です。
階段を上った入り口の反対、湖側の手すり。
中に入ると驚くほどひんやりしています。外はとても暑いのに。
特別古い教会でも、豪華な飾りがあるわけでもない、とても小さな教会、
いや教会と言うより礼拝堂といったところなのですが、
とても神聖な雰囲気がありました。
祭壇のある壁は剥き出しの岩肌。
信心深そうな2人の、多分地元の女性が訪れていて、
そのうちの1人は、私たちがいる間中お祈りの言葉を捧げていました。
その長い長いお祈りもあって神聖な雰囲気が増したのかも知れません。
さて、また車に乗って古いスカンノへと向かいます。
見えてきたところで止まってもらいました。
まちの様子は、また次回。

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