ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

カテゴリ:州別 > プーリア州

元日は、8時ごろ起きました。
私は、昼過ぎの便でミラノに飛ぶので、まずはパッキング。
それからどんよりしたお天気の中、ちょっと農園の散歩
プーリアでは、冬なのにこんな黄色い花があちこちに咲いていました。
10時ごろから、朝食と言うよりはブランチ。
マキさんが、「昨日の残りものや家にあるものをつまみながら、ワインも飲みますか?」
ということで、まるで日本の正月のように朝酒。

スカモルツァ(チーズの名前)のアッフミカータ(燻製)を
アルタムーラの美味しいチーズ屋で買って来てあるから、
それも食べましょうね、ということで
それを焼いて
パンに付けていただきました。
うまーい!!!

そんなふうにみんなでワイワイと飲み食いしているうちに、
迎えの車が来ました。
ブリンディジまでのタクシーを予約してもらっていたのです。
1月1日ですから、公共交通機関利用よりは断然タクシーですものね。

20分ほどでブリンディジの空港に到着。
13時のフライトでミラノへと戻ります。
こうして、’13年冬の旅のプーリアの部は終わりました。

カポダンノ=年頭
だけど大晦日から新年を迎えることをこう呼ぶことが多いようです。

この日はお昼ご飯の後、少し昼寝をしました。
Sさん夫妻は夕方まで昼寝をしていた模様です。
前日のスケジュールがぎっしりでしたから疲れたのでしょうね。

同室のKさんは元気で、私と一緒で小一時間ほどで起きました。
で、マキさんが頑張っているダイニングキッチンの方へ。

食器の片付けも後回しにお料理の下ごしらえをしていたので、
まずは食器洗いを手伝い、その後お料理を手伝いました。
というより教わったという感じです。

これは天然もののカルドンチェッリ
きれいに掃除して、2つの料理に使いました。

1つは、これだけをソテーしたもの。(人参とトマトがちょっとだけあり)
ご主人がニンニク嫌いなので、オリーブオイルで時間をかけてよく炒め
塩で味付けするだけです。
時間をかけても全然くたっとしなくて、とても素敵な歯ざわりがありました。
そしてもう1つは、仕込みの段階を見逃したけど、
他の野菜いろいろとこのカルドンチェッリをオーブンに入れ、
蒸し焼きにしたもの。
カルチョーフィやフィノッキオ、人参などいろいろ入っていたのに
ちゃんとした写真を1枚も撮っていませんでした。(残念)

これ、シンプルだけどとっても美味しかったので、
帰国してから、日本の根菜類を入れて作ってみました。
牛蒡、人参、大根、玉葱、里芋(福頭)、蓮根、椎茸、白菜の軸、少しのミニトマトを入れ、
少し炒めて、あとは蒸し煮。
オリーブオイルと塩だけで味付けしてとっても美味しかったです。
こちらは、ソースを作る途中のもの。
グリーンオリーブ、ブラックオリーブ、カッペリ、アンチョビ
にんにく、イタリアンパセリ、トマトピューレ、
これにオリーブオイルを入れて、ガーッとバーミックスでペースト状にします。
好みでペペロンチーノを。

マキさんは、私がメルカートで買ったのと同じ、
カラブリアのペペロンチーノとトマトの調味料も入れていました。
これ、牛のレバーを焼いたものに掛けていただきましたが、激ウマでした。
ブラチョーレ(インヴォルティーニ)のお肉を巻くのを手伝いました。
人参をピーラーで薄くたくさん削って、
セロリを適当に千切って、
ハード系のチーズを適当に切って、
肉に塩をパラリと振り、準備した人参、セロリ、チーズを巻き、
それを爪楊枝で留めればいいのですが、
今日は多いから、作っている途中で崩れないように糸でしばるのだとか。
私が肉に材料を巻き、Kさんが糸でしばるのをやりました。
肉は、豚と仔牛の2種類でした。
フライパンで焼いて、トマトピューレを入れて、煮込みます。
(肉は、この上にも重ねました。)
完成!
この日は、トリッパも煮込みました。
こんなに真っ白なトリッパ、初めて見ました。
それを煮込んだものがこれ。
この日は、とりあえず食べられる柔らかさになったぐらいのを少しいただき
翌日とろっとろになるまで煮たものを食べました。

いつのまにかマキさんが作っていた魚介の一品。
オリーブオイルと塩だけの味付けだそう。
ご主人が魚介嫌いなので、
マキさんは魚介大好きなのに家では滅多に作らないのです。

作っている段階のもの、食卓に出されたもの、ごっちゃに載せましたが
9時前ぐらいからだらだら食べて飲んで。

モッツァレッラのロールも。
人参とズッキーニのサラダもありましたっけ。
そしてアルタムーラのパン。おいしーい!
ヴィーノは、安いのからいいものまでいろいろ。
食事の後は、暖炉で焼き栗をつくって食べて。
カウントダウンは、泡で乾杯!
それから外に出て、みんなで花火!
(線香花火の親玉みたいなものです)
屋上に上って、遠くの町で花火が上がっているのを見ましたが、
うすぼんやりとしか見えませんでした。
さらに泡を飲み、ケーキを食べて。
その後、年越し蕎麦ならぬ、年越しちゃった蕎麦(蕎麦ならぬ、フェデリーニというパスタを
ラーメン風に作ったものですけど)をいただきました。
あら、麺が見えませんね。
夜中の2時ごろにやっと眠りに就きました。

ちょっとしたハプニングと言うのは、
ご主人のマンマ(つまりマキさんの姑)が心臓発作を起こして
救急車で病院に搬送されたというのです。

今すぐ命がどうこうということではないらしいのですが、
ご主人がが入院に必要なもの(パジャマやタオルや歯ブラシ等々)を届けるよう頼まれ、
私たちをトラットリアまで送っていくことができなくなったのです。

結局、マキさんがお昼を私たちに出してくれることになりました。
あり合わせのものをつまんで、ズッキーニとリコッタのパスタ。

ちょっぴり辛いオリーブ
チーズに添えるのは、市場で買ってきたカラブリアの赤玉葱のペースト
リコッタをくずして
炒めたズッキーニのフライパンにゆでたパスタを入れて混ぜ、
そこにリコッタも入れて混ぜます。
完成!
お・い・し・い~~~~~
これって、新鮮なリコッタがあってこその一品です。

マキさん、本当は私たちがトラットリアでのんびり昼食を楽しんでいる間に
夜のための準備をいろいろとやりたかったようなのに、
お昼を出すことになって、とても慌しく大変だったようです。
私とKさんは、お手伝いをさせていただいてとても楽しかったけど。
(その様子や、夜に食べたもののことは、また次回)

Carovigno(カロヴィーニョ)のメルカートに着きました。
小雨が降っています。
着いたのは、10時半頃でしたが、この雨だと早めに店じまいするところもありそう、とマキさん。

食べ物以外もいろいろあるのですが、
何と言っても食べ物を見たい、試食したい、買いたい!
マキさんが馴染みの店に連れて行ってくれました。
このオジサマ、穏やかな感じのいい方で、たくさん味見させてくれました。
はじめは野菜や果物を売るだけだったのに、
自家製のジャムや蜂蜜を置いたらそれの評判がとてもよくて、
今ではいろんな製品をおくようになったのだそうです。
全て自家製だよ~って言ってました。
この人は、オジサマの息子さん。
やわらかな雰囲気はパパとおんなじ。

右に、ペットボトルに入ったオリーブオイルが見えます。
オジサマが、「これ、1週間前に絞ったEXヴァージンオイルだよ」
というので、そそられて買ってしまいました。

1Lが5€で、2L入り10€。
ぺコンペコンのペットボトルだけど、
梱包を工夫して、無事持ち帰りに成功しました。

他に、ペペロンチーノ入りのトマトの調味料の瓶詰と
カラブリアの赤玉葱を煮詰めた瓶詰を買いました。

これは別の店のカルドンチェッリ。
マキさん、「ここのは多分栽培ものよ、うちはいつも別のところで買うの。」

こちらはハムサラミ、チーズなどを売る店。
ここのこれが美味しいのよ、大好き!
と辛い物好きのマキさんのお薦めがこれ。
見るからに辛そう!そして美味しそう!!!
店のオジイチャンが、味見してみろと、ガバッと掌に乗せてくれました。

しょっぱい!辛い!!でも美味しい!!!
300g購入しました。
シラスペペロンチーノと命名。
カラブリアのものだそうで、
カラブリアには絶対また行かなくちゃ、と思うのでした。

後日、これの名称はカラブリアでも地域によって呼び方が2種類あり、
ロザマリーナあるいはサルデッラと言うのだと知りました。

ここでサラミも試食させられ、
これまたカラブリア産で、辛い&美味い!!
1本買ったら、試食に使った半分近く残っているサラミをおまけにくれました。
ここも親子でやっています。
このお店ででは、マキさんは、けっこう強引に買わされてしまうのだそう。
でもよいものがあるし、おまけを付けてもくれるし、値段も安くしてくれるし、
何よりシラスペペロンチーノはここでしか買えないので、この店に来るのだとのこと。

ここも息子はパパに似て、強引さがそっくりなのだそう。
この日も、チーズ買ってよ、と3個も買わされていました。
お陰で私たちは、この「ジュンカータ」というチーズをマキさんちで食べることができました。
元々はジュンコという蔓で編んだ籠で水分を切って作っていたので
ジュンカータという名前なのだそうです。
モッツァレッラともリコッタとも違う、フレッシュで濃厚な味でした。

市場はこれで終わりなのですが、
この後ちょっとしたハプニングでこの日の午後の展開が変わったのでした。
それはまた、次回。

みんなたっぷり寝て、迎えた大晦日。

ガッリーナ・ロッサ・ファームには客室が2室あります。
2年前の夏に私とペコさんが泊まったツインに今回はS夫妻、
もう1つの部屋は私とKさん。
この部屋が不思議な部屋で、
リビングルームがあり、ドアはないけど石壁で3分の2ぐらい仕切ってあって奥が寝室。
その寝室は手前にベッドが2つ、
そしてまた石壁の仕切りがあって、その奥にベッドが2つ。
石壁の仕切りの端っこは、一人がゆったりと通れる幅が開いています。

日本人を泊めることを想定しているから、ベッドはちゃんとシングルです。
(イタリアの2人部屋は、ダブルベッドが圧倒的に多く、
それがシングル2つに分けられるときは分けてもらうけど
分けられないダブルベッドも結構多い)
つまり、この部屋は、最大4名泊まれるわけです。
(相部屋のKさんの荷物があるので、写真は撮りませんでした。
写真があるとこの不思議な部屋のつくりがわかりやすいのですけれど)

私が早々とマキさんのところに予約を入れて、
その後大分日が迫ってからKさんからの予約メールがあったので、
マキさんから相部屋ではどうかと相談のメールが来ました。

何回か農園に泊まっている、これこれこういう人だけど、
こういう部屋で相部屋にしてもらえないか、
そうでなければ近くのB&Bに泊まってもらうことにする、というのです。
私は、逆におもしろそう!と思ったので、相部屋をすることになったのでした。

部屋の近くに、なんとブーゲンビリアが咲いていてびっくり。
朝食は9時ごろ。
手搾りのスプレムータ(フレッシュオレンジジュース)が美味しい!
マキさんが昨日アルベロベッロで買ってきたケーキを
朝食用に切ってくれました。
見かけはどうってことないけど、何かのリキュールが入っていて、
その香りや、甘さ加減、しっとり感がとてもいい感じでした。

食後は農園散歩。
カッペリ(ケイパー)の葉っぱが紅葉してる!
オリーブの実も、もうしなびています。
下にもたくさん落ちています。
マキさんの話だと、これも売れるそうで、ちゃんと拾うのだそうです。
暖炉の灰を、オリーブの木の根元に撒いていました。
これは食べられるもの?
小雨が降ってきたので部屋に戻ります。
この日は、カロヴィーニョのチェントロでメルカートが立つ日です。
ゲストは皆食べること飲むことが好きなので、
この日の計画は、メルカートに行き、昼はトラットリアに送ってもらってそれぞれが昼食、
そして午後は料理教室というわけではないけど、
マキさんが大晦日のごちそうを作り、それをいただき、
カポダンノのカウントダウンというものです。

さてさて、メルカートに行きましょう! (つづく)

ヴィーノの試飲をしましょう、ということで、その店のあるロコロトンドに着きました。
旧市街(とっても小さい)の入り口で車を降りて歩いて行きます。
このお店で3種類ほど試飲させていただき、マキさん1本購入。
ゲストの奥様がパンの酵母種のようなもの、
何でも1度作ると、その3分の1だか半分だかを使ってパンを作り、
残りにまた粉を加えて熟成させ保存すると
次にまたその一部を使い・・・と言うふうに、
ずっと使えるものを買っていました。

次は、手作りレースの店に向かいます。
この像のある小さな広場に面した店でした。
素敵なレースのピアスなど、手ごろな値段のものもあり、
ゲストのご夫妻や、もう一人のゲストのKさんも買っていましたが、
私は、明日のメルカートで自分がどのぐらいお金を使うのか
全く予想できなかったので、思いとどまりました。

そしてやっとマキさんの農園、ガッリーナ・ロッサ・ファームへ。
着いたのは22時ごろでした。
私は、お昼にたくさん食べてそんなにお腹は空いてなかったし、
そのほかの人たちも、アルタムーラでたくさん食べ、
しかも遅かったので、結局だれもお腹がすいていないということで、
適当に残っているものをつまんで
ジュゼが歩いて買いに行ったヴィーノをいただきました。
ゲストのSさんご夫妻は仙台から来ていて(多分2回目)この日が3日目、
アグリ関係の仕事をしているKさんは、東京から来ていてこの日が2日目、
皆初対面ですが、食べること飲むことでは結構合いそうな方たちで
マキさんとジュゼも含めた皆で話がはずみ、
結局12時過ぎまで飲んでおしゃべりしたのでした。

さて、チェリエからまたSud-est線に乗り、マルティーナフランカで乗り換え
アルベロベッロまで、今度は順調に着きました。

が、マキさんに電話したら、なんとそちらの予定が大幅に遅れていて
まだマテーラだというので、しばらく茶を飲んで待つことに。
何せスーツケース持参なもので。

後で聞いたところ、遅れの原因はこんなことでした。
この日マキさん夫妻は日本からのゲスト夫妻を案内していて、
その奥様が、パン作り大好きで、パンにかなりこだわりがあるので
アルタムーラの、ふるーい釜のあるパン屋で
お昼を食べられるようにお願いしていました。

到着時刻に、名物フォカッチャが焼きあがるように、
その他の美味しいものもアレンジしてくれるよう金額まで決めてお願いしていたのに、
なんと店の人が、先に来た客に全部売ってしまっていて、
すぐ食べられるものが何もなかったのだそうです!

そしてオーダーを受けていた親父さんは、
その少し後に外出先から戻ってきて、今から焼くから心配するなと。
でも時間がそこで大幅に遅れ、
その後、マテーラ、アルベロベッロというルートで
5時ごろにはアルベロベッロに着くはずだったのが、
5時の段階でまだマテーラだったのです。

なんだかんだで1時間ほど待ち、合流して、
ゲストが街歩きを楽しみに行った頃には、空は真っ暗。
この日、もう一人のゲストもいて、
彼女は日本でアグリトゥーリズモに客を送る仕事をしていて、
仕事を兼ねて、何度目かのマキさんち滞在なので
街歩きに行ったゲストとは別に、私と彼女とマキさんとその娘達はジェラート屋へ。
この店、ケーキも美味しいのだとかで、
大晦日に食べるケーキをマキさん購入。
灯台グッズがたくさんあって、私はそれに惹かれてしまいました。
私たちも、ほんのさわりの街歩き 。
が、ここで問題発生。
運転手であるマキさんのご主人ジュゼがどこかに行ってしまったのです。
どうやら、このまちの友人と立ち話をしていて
安くて美味いワインを売っているところへと向かったらしいのですが、
なんと徒歩で、携帯電話も持たずに行ってしまったらしく。

待てど暮らせど戻ってこないし、連絡はとれないし。
ジュゼにしてみれば、1時間やそこらは街を見るでしょ、
という感覚なのでしょうが、
ゲスト夫妻は30分足らずで戻ってきてしまい、
結果的には30分以上ジュゼの戻りを待つ羽目に。

ああ、イタリアです・・・

1時間ほどしてやっと戻ってきて、それからヴィーノの試飲をしましょう、ということで
その店のあるロコロトンドに向かうことになしました。つづく。

目当てのリストランテに着きました。
ちょっと早かったけど、
予約のぐら姐ですと言うと、中に入れてもらえました。
(スーツケース持参の姿を見たら、少し散歩してきたら?とは言えませんよね)

この店、この辺りでは結構な有名店で、
私の知人が、ここで食べて胃袋をがっちりと掴まれたというので
是非是非食べてみたいと思い、
予約でいっぱいと断られ、食いっ逸れることののないように事前に予約を入れていたのです。

開店前に入ったので、客はまだ私だけ。
この方がオーナーシェフらしく、店のサイトにも写真があります。
CIBUS: Ristorante a Ceglie Messapica (Brindisi) in Puglia (ristorantecibus.it)
メニューを見てオーダーを済ませ、
ヴィーノをどれにするかカメリエーレに相談すると、
私にしてはちょっと高いものを薦められましたが、
よく考えたら、日本の店で普通に飲むのと同じか安いぐらいなので
ちょっと奮発してオーダーしました。

デッラ・カーサのボトルだと6.50€とか、
そうじゃなくても10とか12€とかがあるのがイタリアでは普通なので
ここの20€というのは、一人で飲むには奮発です。
同時につまみ(?)のオリーブが出てきました。
黒豆の煮豆?と思うような小さい粒でしたが、濃厚な味でした。
ここのオリーブオイル2種。
四角い瓶のがやや強めの味で、中が見えない丸いのがフルーティー。
どちらもチブスオリジナルで、酸度が0.00いくつとかいう
超がつくエクストラ・ヴァージンです。

前菜盛り合わせ
奥左から順に、
・セモラ(デュラム小麦)のサラダ
・何かの蕾のフリット
(カルチョーフィの丸揚げと少し似ているところがありました。
何の蕾か聞き損ねました。
そもそもこの店の人、1つ1つの説明をしてくれなかった!)
・? チーズ味の甘くないクッキーのような感じだったような。

手前、左から順に
・ストラッチャテッラ
(ブッラータの中に入っているもの。
上に何かのソースがちょっとかかっていました。)
・カルドンチェッリ
(プーリア名物の茸。どう調理したのか分かりませんが、
味は、オリーブオイル+塩+何か。感覚的には、日本の漬物のよう)
・スフォルマート
(中身無しのソースがけ。このソースの中身も不明)

今思えば、ちゃんと訊いてくればよかったと後悔。
この店のものが、いちばん凝っていたというか、
何だか分からないものが多かったのですから。
でも、このときは、1つずつ味の探検をしているような気分で
訊く間もなく次々と食べてしまったのでした)

プリモは、Mezzelune con funghi e crema di formaggio
茸とチーズクリームの半月パスタ
下に敷かれているのがチーズのクリームソース、
パスタの中には茸(カルドンチェッリ)が入っていて、
上にもカルドンチェッリのソースがかかっています。
そして上には、チーズせんべい。
(パルミジャーノかどうかは分かりません。
地元食材にこだわっている店なので、
この辺りのパルミジャーノのようなタイプで作っているのでしょう)
とても美味しいのですが、パスタ好きの私にとって、5個ではもの足りない・・・

セコンドは、Agnello nostrano al fornello
地元産仔羊のかまど焼き
(?でいいのでしょうか。
ガスレンジで焼いた感じではなく、
付け合せのポテトが薪の灰の中で焼いたものなので、
これもその薪釜で焼いたような雰囲気でした。よく分かりませんが)
前菜、プリモまでは凝った料理と言う感じでしたが、
この仔羊は、シンプルに最良の手段で焼きました!と言う感じのがっつり系うまうま料理。
旨味をぎゅっと中に閉じ込めて、表面はパリッ、中はジューシー。
今まで食べた仔羊の中で一番美味しいかも!

ポテトは、丸ごと薪の灰の中でじっくりと焼いたものを
仕上げに半分にして塩パラパラして仔羊と一緒に焼いた感じです。
これもホックホクで抜群の美味しさでした。

ヴィーノがちょうど1杯分残っていたので、チーズの盛り合わせをオーダーしました。
店のオニイサンが、店内で種類を選びながら切っているのが見えます。
そして出てきたのがこれ。
このときは、ちゃんとそれぞれのチーズが何か分かって食べたいと思い、
オニイサンが皿を持ってきたときに、

手帳にさっと円を描き、チーズをパパパッと描き、
名前を教えてもらいました。
左下から時計回りに、
・Parmigiano di bufara
・Pecorino prima latte
・Vaccino
・Vaccino(piu' stagionato)
・Cacciocavallo podolico
・Pecorino
・Muffato
・Muffato(piu' stagionato)
・Capra vecchiata 3 anni
・Erborinato di capra
真ん中にあるのは、柑橘の蜂蜜だそうです。

チーズは、どれも美味しかったのですが、水牛のものが意外にあっさりして美味しく、
Vaccino2種とMuffato2種が、味わい深くて美味しく、
ヤギの3年熟成が、くさくて美味しかったです!

カッフェをいただいてお勘定は60€でした。
今回の旅行中いちばん高いお食事。
でも日本で食べることを考えたらうんと安い。

この店は、4人ぐらいで行って、
前菜も、凝ったものから、ストレートな地元のハム・サラミ系まで、
セコンドはもっと違った種類の肉をいろいろ味わいたいと思いました。
残念だったのが、クレジットカードが使えなかったこと。

お陰で、マキさんちに行く前にキャッシュが少し足りなくなってきました。

バーリに1泊した後、バーリの昼食に続き、
食事目当てのチェリエ・メッサーピカ行きです。

チェリエ・メッサーピカは美食のまちとして有名、
なんてことを耳にすれば、行かずにはいられない私。
行きやすいわけでもなく、見所があるわけでもないのに、
わざわざ昼食のために訪れ、
その後、この日と翌日の大晦日を過ごす
ガッリーナ・ロッサファームのマキさんとアルベロベッロで待ち合わせです。

Sud-est線に乗るのは久しぶりで、
バーリ中央駅は改装されて随分変わっていたので、
切符はどこで?と思ったら、FSの方は新しくなっていても
Sud-estの乗り場は一番端っこのホームで、
切符売り場もそこにあるのでした。
(しかも正面入り口は施錠されていて、横から入るようになってるし)
ホームの案内は電光掲示になっていたけど、
隣のホームは、出発時刻を過ぎているのに電車が到着していないし・・・

さて、私の乗る電車がやってきました。
車両は新しくて、きれいになっていますね。中も。
でも、始発のくせに10分遅れで発車。
チェリエ・メッサーピカには、マルティーナ・フランカで乗り換えて
片道2時間ちょっと。

時刻表はないものと思うことにし、ひたすら乗っていましたが、
途中のピティニャーノで全員降ろされました。

線路の補修工事のため、ここからノーチまでバスで振り替え輸送とのこと。
外にバスが来ているからそれに乗れ、ということなのに、
外に出て見ればバスなんてまだ来ていないし。
待っている間に駅舎の写真なんか撮っちゃいました。
やがてバスがやってきて、皆乗り込み、
15分ほどだったでしょうか、ノーチに到着しました。
そしてやっとマルティーナフランカに着き、
待つこと20~30分でレッチェ行きに乗り換えて
やっとチェリエに到着。
予め地図はプリントアウトしてきたのですが、
細かな道が全然載っていないし、通りの名前が記されていないので
あまり使い物にはならず、だいたいの見当をつけて歩きました。
なんてことない町並み。だけど坂道。
スーツケース持参の身にはこたえます・・・
(もちろん駅にも近くにも荷物を預けられるところはない)
町の中心部に入ると目当ての店Cibusの案内板が見えるようになり、
それを頼りに歩きました。
やれやれ、やっと到着。
つづく。

サン・ニコラ聖堂を出てまち散歩。
午後5時前だったと思うのですが、この時期だともう夕暮れ時という感じがします。
街角のプレゼーペにドゥオーモがつくってありました。
お昼が一番の目当てだったし、
カステッロは以前見たので、もう宿に帰ることにしました。
プーリアに着いてまだ3日目ですが、
前日までの2日間けっこう頑張って見て歩いたので、
こんなのんびりする日があってもいいでしょう、と自分に言い訳。
ん?ここは何か揚げ物でも作って売るの?
砂糖があるところを見ると、揚げたてをここに持ってきて、砂糖をまぶしたおやつ系でしょうか。

きっと、昼の部はとっくに終わって、
もっと遅くなってからまた始めるのでしょうね。
中を覘いてもだあれもいません。
訊いてみたかったのに・・・(ほんとは食べてみたい)
うーん、気になる。

さっき横切ったとき遠くに見えた建物が、
イルミネーションに彩られてキラキラしています。


部屋に戻ってゆったりと夜を過ごしました。

え?晩ご飯?
お昼ご飯をたっぷりいただき、食べ終わったのが3時半頃だったと思うので、
夜になってもあまり空腹感を覚えず、
ビトントで前夜飲に残したヴィーノや食べ残したもの、
飛行機の中でもらったドリンクのお伴のつまみなどを飲み食いしておしまいでした。

初宿泊、初一人散歩のバーリでしたが、
怖いと感じたことは全くなくて、
旧市街散歩も楽しかったし、食べたいものもまだあるので、
今度は日の長い時期に、また泊まりたいと思います。

↑このページのトップヘ