ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

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ブルーナと言っても誰も知らないでしょうね…
私だって、あそこは何という名前?と思って調べて分かったのですもの。

’15年夏にスポレートに滞在中に同行の友人たちと3人で料理教室をお願いしたルチャーナの住むまちです。
この料理教室のアレンジは、以前グレーヴェ・イン・キャンティで知り合った、
スポレート在住の日本女性タエさんにお願いしました。
料理を教えてくれるルチャーナさんは、自分のところの畑で野菜を作り、
鶏や豚も育てていて、それらを材料として使うと言うのです。

タエさんは、この日は別のお客様のアテンドがあり、
私たちは3人で、バスで行きました。
日本語の通訳が要らない分、ちょっとお安くしていただけました。

スポレートの宿の近くから9時過ぎのバスに乗ってブルーナというところまで行き、
迎えに来てくれていたルチャーナと対面。
彼女の車で家に連れて行ってもらいました。
車で15分ぐらいでしょうか。
彼女の家の前に降り立つと、ブルーナの長閑な田園風景。
黄色いのはヒマワリ畑です。



ここが先生、ルチャーナさんのキッチン。

この日の献立は、
アンティパストが、ラディッキオとくるみのサラダ
プリモが、手打ちのストランゴッツィのトマトと野菜のソース
セコンドが、ルチャーナ風ポルペットーネ(ひき肉にほうれん草を渦巻き状に巻いたもの)
コントルノが、茹でインゲン
ドルチェは、ルチャーナのフリッテッラ(パンを再利用した揚げ菓子)

最初にポルペットーネを仕込み、
(ひき肉は、豚と鶏と牛をミックスしていました)
オーブンに入れる手前まで準備をしてから、畑などを見せてもらいました。







本当に長閑なところでした。

作っている写真も載せますね。









食べたもの

このフリッタータには、春に採れて冷凍していた野生のアスパラガスが入っています。





どの料理もシンプルにしみじみと美味しかったのですが、
これが、最高でした。
サグランティーノのパッシートです。

料理教室の予約のやり取りの時に、プラス10€で、自家製のパッシートが飲めますが、どうしますか?と事前に打診があったので、是非!とお願いしていたのです。
食事のヴィーノはたいしたことがありませんでしたが、
このサグランティーノのパッシートは、すんご~く美味しかった!
ノーラベルの自家製パッシートが、なんと前日モンテファルコで買った、
ハーフボトルで19€もしたパッシートより、ずっと美味しかったのです。
びっくり。そして感動!!!
これ1本が10€なら、たくさん買って帰りたいと思いましたが、
ゲストの食事のときだけのサービスとのこと。

でもね、その翌年だったかに、タエさんの旦那様がエチケッタのデザインをしてボトリングしたものを、日本にも送っていただけると連絡をいただき、購入しました。
実は、まだ2本我が家のセラーに入っています。
そろそろ飲んでもいいかしら…と思っているところです。

ジベッロと書かれることが多いようですが、Zibelloなので、音により近い表記にしています。

ここは、ポー川の霧が育むと言われる極上質の生ハム、クラテッロ・ディ・ズィベッロの産地の1つです。
切っていない生ハムと言うと(よく原木と言われますね)
こういうものを思い浮かべるのではないでしょうか。

豚のお尻から腿、足にかけての部分ですね。
クラテッロはそのお尻の芯と言った感じ部分の肉を膀胱の皮に入れて熟成させるパルマの伝統的生ハムなのです。
ピンボケですが、お店の人に見せてもらったカンティーナに吊るされたもの。

EUから伝統を守り生産される商品を保証するDOP(生産地保護保証)に指定され、
生産地、原料となる豚、豚の餌、生産方法など、細かい規則があり、最終的に検査を受けて、初めてクラテッロ・ディ・ズィベッロと名乗る事ができます。

昔の、冷蔵庫が無かった頃の生産時期である10月から2月に生産した物のみが、
クラテッロ・ディ・ズィベッロになります。
ズィベッロで作られた物だけがクラテッロ・ディ・ズィベッロと言うわけではなく
ズィベッロで登録されたので、この名前が付いたのだそうです。

実際には、
1.コロルノColorno、2.ズィベッロZibello、3.ロッカビアンカRoccabianca、4.ソラーニャSoragna、5.サン・セコンドSan Secondo、6.ブッセートBusseto、7.ポレジネ・パルメンセPolesine Parmense、8.シッサSissa、
8つのまちで作られるものを言うのだそうです。

クラテッロの話が長くなりましたが、私がクラテッロを知ったのは、相当前のこと。
「美味しんぼ」というコミックで読んだのです。
それで、行ってみたくて’02年に一度訪れているのですが、
当時は情報を得る手段が少なくて、どこだかよく分からず、それでも店で食べることはできたのでした。(執念と言うか根性と言うか)

ブッセートから行くのは同じなのですが、ネット環境が良くなって調べてみると、
ポレジーネ・パルメンセPolesine Parmenseという、ズィベッロの隣のまちだったようです。
パルから日帰りで訪れ、行きつくまでにいろいろあって、
閉店間際に辿り着いたので、あったかい料理はいただけませんでしたが、
クラテッロは食べることができました。(写真無し)

我ながらどうしてこうも食い意地が張っているのでしょうねえ。
ちゃんとズィベッロに行ってみたくて、’09年大晦日に行って2泊しました。
(チェノーネをいただくつもりで行ったのですが、やっていなくて普通の食事をしました)

夕方着いて、着替えて店に行きました。

ここは、クラテッロ・ディ・ズィベッロをつくっていて、リストランテもやっている店です。

カンティーナを見せてもらいました。
上の写真はその時のものですが、もう少し引いて撮ったのがこれ。

もちろんクラテッロをいただきました。

合わせるヴィーノはランブルスコ(微発泡の赤)

サラミもありました。

パスタの後にも数々の料理。

翌日少し散歩したので、まちの写真も。
やはり霧に包まれていました。



ポー川

ちょっとまちっぽいところもありました。













この時は、パルマからバスで行きました。

’02年には調べられずに、パルマからフィデンツァで乗り換えてブッセートまでは電車、
ところがまち1台のタクシーが遠くに出払っていて、仕方なくフィデンツァまでの列車を1時間以上待って戻り、そこからタクシー代を奮発してやっと閉店ぎりぎりに入れたのでした。

’09年にはちゃんと調べられるようになって本当によかったです。
食いしん坊の方、冬は寒く、夏は暑い地域なので、春か秋にでもパルマからバスで出かけてみてはいかがでしょうか。

12月25日はナターレ(クリスマス)で、ほとんどの店が閉まっているのが分かっていたので、
どこか食べる場所を教えてもらおうとボローニャの友人に事前に訊いたら、
彼女がちょうどサッソ・マルコーニのカンティーナのリストランテでコックをしていて
プランゾ・ディ・ナターレ(クリスマス・ランチ)をやってるよ、と教えてくれたので予約してもらったのでした。

彼女はもちろん仕事ですが、駅からは彼女の車で送迎してくれるとのこと。
ちょうど日本から1人でやってくる彼女の友人も合流することになったのでした。

サッソ・マルコーニは、ボローニャの南西の方に電車で25分ほどのところにありました。

カンティーナは、アグリトゥーリズモとリストランテも経営していました。

食事の開始までまだ時間があったので、少し散歩しました。











リストランテの入り口には売店もありました。



リストランテの店内。
一族でそろって座るような席も用意していありますね。

続々とゲストが到着し、食事を始めました。
Entratina di benvenuto con il nostro spumante di Pignoletto
(歓迎のお通し、ピニョレット種の当社のスプマンテと共に)
で乾杯!(って、乾杯の写真撮ってないし)
これがそのEntratina

Creme Caramel al parmigiano
(クレマ・キャラメル、パルミジャーノ)

え?前菜にクレマ・キャラメル?とびっくりしたのですが、
茶碗蒸しを考えていただけば不思議ではなく、
卵の部分は甘さがないので、ちゃんと前菜になるのでした。
パルミジャーノせんべいが美味し~い。

パルミジャーノせんべい、丸めたものと、平たいものがあって、
隣合う席で違う形が配膳されていました。

プリモは2種
Tortellini in brodo di cappone
(去勢した雄鶏のブロードに入ったトルテッリーニ)

イタリアには、去勢した雄鶏だの、去勢していない雄牛だの、
鶏肉、牛肉にもいろいろあり、
いったいどう味が違うんだろう???
去勢すると、筋肉もりもりにならないとか?
ひとまずこのブロードは、素直な滋味あふれる味でした。

Tagliolini di grano saraceno su radicchio stufato
(そば粉のタリオリーニ ラディッキオの煮込みに乗せて)

イタリアにそば粉のパスタがあるのは知っていましたが、
食べたのは初めてでした。
やっぱりちゃんと蕎麦の味がしました。
ラディッキオの煮込みが美味しくて、このパスタとよく合っていました。

Brasato classico al cacao con tartufo nero
(クラシックなカカオ煮込み、黒トリュフを添えて)

なかなかのボリュームの牛肉です。
このあたりでもうお腹はいっぱい。
でもこのカカオ味がいい感じで、結局これも完食。

ドルチェは、
Tortino caldo di panettone su salsa di vino passito
(パネットーネのトルティーノ、パッシート(甘い食後酒)のソースに乗せて)

ヴィーノは、食事に合わせて白、ロゼ、赤といただいて、
飲むとすぐにお替りを注いでくれるので何杯飲んだか分かりません。
パンも、水もカッフェもぜーんぶ込みで、これだけいただいて40€!

この時以降、あちこちでプランゾ・ディ・ナターレを楽しみました。
12月25日にイタリアに滞在予定のある時は、事前に調べて予約して食べに行くのをお薦めします。

1つ前のコディゴーロと同じ旅行の時に行きました。

ここは、「鰻」で有名なまちです。
でもトスカーナでオルチャ渓谷巡りの案内をしてくれたトモコさんが、
コマッキオで「穴子」のリゾットを食べてとても美味しかったと話してくれて、
それが食べたいために訪れたのでした。
ちょうどフェッラーラからは近かったので。

でも日帰りではなく、ちゃんと1泊宿を取り、フェッラーラからコマッキオ行きのバスで行きました。

コマッキオは、"小さなヴェネツィア"と言われる干潟のまちです。
夏ににぎわうまちらしく、宿探しは大変かと思っていたら、
夏ににぎわうまちのシングルルームは結構空いていることがありるのですが、
このときもシングルルームに空きがあって、しかも安くなっていました。
イタリア人の感覚でバカンスに一人で出かけるというのは有り得ないから、
こういう時期にシングルが空いているのでしょうね。

その、シングルがあった宿は、料理旅館という感じで、
宿の入り口はどこ?って聞きたいほど、地上階は、全くのオステリアでした。

部屋は2回に有り、鰻のまちだからということではないでしょうが、鰻の寝床のようなシングルルームでした。

窓からの眺め



まち歩きをしました。











↑この橋の上に行ってみました。



夏なのに珍しく小雨が降っていて、店の外の席は使っていませんでした。





鰻のまちらしい看板

どこを探しても穴子のメニューは無く、季節的なものなのか鰻料理ばかり。
しかも、リゾットのオーダーは2人前から。

昼は適当に見つけた店で鰻ではないものをいただきました。

夜は、宿の経営する店で食べました。
覚悟を決めて、鰻のリゾットを2人前オーダーしたら、
女主人が、あなたは一人なのにどうして2人前?と訊くので
オーダーは2人前からとあり、どうしても鰻のリゾットを食べてみたいのですと答えたら、
彼女は、大丈夫、1人前でお作りしますよと言ってくれて、ちょっと感動。
その時に食べたもの全部。

ストゥッツィキーニ(フレンチのアミューズ)は、スモークサーモンと野菜。

マグロのしゃぶしゃぶ(イタリア語メニューにSHABUSHABU DI TONNOと書かれていました)がやってきました。
しゃぶしゃぶというより、たたきという感じでした。

鰻のリゾット

少ないようですが、けっこうな窪みのある皿にたっぷり入っていました。
お・い・し・い~ うっとりするようなお出汁です。
頭や骨を焼いて、出汁を取ったのでしょうね。
昼寝のときに下からお出汁の匂いがただよってきていたのです。
「本当に美味しいものは、美味しそうに見えない」例の一つです。

ドルチェもいただきました。マンゴーのセミフレッドです。

ああ、このまちへ来てよかった!
この店に入ってよかった!と思いました。
この料理宿に予約を入れた時から、この味は約束されていたのです、きっと。

まちの夜景。水のある所は灯りが反射してきれいですね。



次に訪れるときは、複数で鰻料理のいろいろを食べてみたいと思いました。

このまちの名前をご存じなくても、チブスの名前を知っている方はいらっしゃるのではないでしょうか。
この辺りでは結構な有名店で、
私の知人が、ここで食べて胃袋をがっちりと掴まれたというので
是非是非食べてみたいと思い、
予約でいっぱいと断られ、食いっ逸れることののないように事前に予約を入れていたのです。

そもそもチェリエ・メッサーピカは美食のまちとして有名、
なんてことを耳にすれば、行かずにはいられないじゃないわけで。

行きやすいわけでもなく、見所があるわけでもないのに、
わざわざ昼食のために訪れ、その後、この日と翌日の大晦日を過ごす
ガッリーナ・ロッサファームのマキさんとアルベロベッロで待ち合わせしたのです。

行くまでが結構大変。
チェリエ・メッサーピカには、バーリからSud-est線の電車に乗り、
マルティーナ・フランカで乗り換えて、トータルで2時間ちょっとかかります。

ただでさえ時間がかかるのに、マルティーナ・フランカに向かう途中のピティニャーノで全員降ろされました。
線路の補修工事のため、ここからノーチまでバスで振り替え輸送とのこと。
外にバスが来ているからそれに乗れ、ということなのに、
外に出て見ればバスなんてまだ来ていないし。
しばし待ってバスがやってきて、皆乗り込み、15分ほどだったでしょうか、ノーチに到着しました。
ノーチからまた電車に乗り、やっとマルティーナフランカに到着。
待つこと20~30分でレッチェ行きに乗り換えてやっとチェリエに到着したのでした。
(プーリアの鉄道なんてほぼそんなものだから、車で動かないと辛いのです...)

小ぢんまりとした駅

予め地図はプリントアウトしてきたのですが、
細かな道が全然載っていないし、通りの名前が記されていないので
あまり使い物にはならず、だいたいの見当をつけて歩きました。
(今ならスマホの地図アプリを見ながらずっと楽に辿り着けますね。)

なんてことない町並み。だけど坂道。
スーツケース持参の身にはこたえます・・・(荷物を預けるところもないのです)



町の中心部に入ると目当ての店Cibusの案内板が見えるようになり、
それを頼りに歩きました。

店の前に到着。

ちょっと早かったのですが、はるばるスーツケースを転がして訪れた私を中に入れてくれました。

↑奥に写っている方がオーナーシェフらしく、店のサイトにも写真がありました。
この日は、ご本人は作らず、店全体の動きをチェックしているようでした。

メニューを見てオーダーを済ませ、
ヴィーノをどれにするかカメリエーレに相談すると、
私にしてはちょっと高いものを薦められましたが、
よく考えたら、日本の店で普通に飲むのと同じか安いぐらいなので
ちょっと奮発してオーダーしました。
(デッラ・カーサのボトルだと6.50€とか、
そうじゃなくても10€とか12€からあるのがイタリアでは普通なので
ここの20€というのは、一人で飲むには奮発です。)

同時につまみ(?)のオリーブが出てきました。
黒豆の煮豆?と思うような小さい粒でしたが、濃厚な味でした。

ここのオリーブオイル2種。

ボトルを見ただけで、オリーブオイルの質の良さや、店のこだわり、そしてこのお店のお会計の安くは無かろう事が理解できますね。
四角い瓶のがやや強めの味で、中が見えない丸いのがフルーティー。
どちらもチブスオリジナルで、酸度が0.00いくつとかいう
超がつくエクストラ・ヴァージンです。

前菜盛り合わせ

1つ1つのアップや詳細な説明は省きます。
プリモは、Mezzelune con funghi e crema di formaggio
茸とチーズクリームの半月パスタ

セコンドは、Agnello nostrano al fornello
地元産仔羊のかまど焼き(?でいいのでしょうか。
ガスレンジで焼いた感じではなく、
付け合せのポテトが薪の灰の中で焼いたものなので、
これもその薪釜で焼いたような雰囲気でした。)

前菜、プリモまでは凝った料理と言う感じでしたが、
この仔羊は、シンプルに最良の手段で焼きました!と言う感じのがっつり系うまうま料理。
旨味をぎゅっと中に閉じ込めて、表面はパリッ、中はジューシー。
今まで食べた仔羊の中で一番美味しいかも!

ポテトは、丸ごと薪の灰の中でじっくりと焼いたものを
仕上げに半分にして塩パラパラして仔羊と一緒に焼いた感じです。
これもホックホクで抜群の美味しさでした。

ヴィーノがちょうど1杯分残っていたので、チーズの盛り合わせをオーダーしました。
店のオニイサンが、店内で種類を選びながら切っているのが見えます。



ちゃんとそれぞれのチーズが何か分かって食べたいと思い、
オニイサンが皿を持ってきたときに、

手帳にさっと円を描き、チーズをパパパッと描き、
名前を教えてもらいました。
左下から時計回りに、
・Parmigiano di bufara
・Pecorino prima latte
・Vaccino
・Vaccino(piu' stagionato)
・Cacciocavallo podolico
・Pecorino
・Muffato
・Muffato(piu' stagionato)
・Capra vecchiata 3 anni
・Erborinato di capra
真ん中にあるのは、柑橘の蜂蜜だそうです。

チーズは、どれも美味しかったのですが、水牛のものが意外にあっさりして美味しく、
Vaccino2種とMuffato2種が、味わい深くて美味しく、
ヤギの3年熟成が、くさくて美味しかったです!

カッフェをいただいてお勘定は60€でした。
今思えば、ユーロ安の今であっても、でも日本で食べることを考えたらうんと安い。
この店は、4人ぐらいで行って、
前菜も、凝ったものから、ストレートな地元のハム・サラミ系まで、
セコンドはもっと違った種類の肉をいろいろ味わいたいと思いました。

どちらかというと、ターラントの魚介前菜あれこれのお食べ地獄系が好きなのですが
こういう、厳選した食材でそれを生かす工夫をした独自の料理を味わうのもたまにはいいなと思います。
連れがいれば、この店でがっつり食べてみたい気がします。
でも、行くなら車で送ってもらうのがいいなあ。

1人でボートを出して、なにか獲るとかしているのでしょうね。
何だか映画のシーンのような。

ターラントは軍港のまちです。

これは、’18年に5人で行った時のアンティパスト・ミスト









コッツェのパン粉焼きのこの量!!!1人分は何個なのでしょう。





'18年の夏の旅行で、2回訪れたと書きましたが、その旅行の後半、
マテーラからロッサーノに移動の時に経由しました。
ちょっとだけ時間があってまち歩きをしました。
ドゥオーモです。

結婚式をやっていました。



外の記念撮影の時に私たちも撮らせてもらいました。

'18年夏にほんのちょこっと歩いただけです。
マキさんのファームに滞在中にウニバール(海辺にある店で、生ウニなど魚介がいろいろ食べられる)に送迎してもらい、
食べ終わって、まだ時間があったので、その辺を歩いてみたのです。
夏だけ営業しているお店です。
(この店だけには、’14年初夏にも連れて行ってもらいました)







たっぷり食べた後の散歩















何だか生活感のないまちでした。
船遊びをするにはよいのかも知れないけど、
私のように、車も船も無く、まち歩きしながら近所の店で食材を買って楽しむタイプには向かないような感じがしました。

聞いたことないですよね。私もだったのです。
プーリアのマキさんのところでファームステイしているときに、
タコのサグラがあるとのことで車で連れて行ってくれたのです。
農園のあるカロヴィーニョから南にけっこう下ったところです。

夜のサグラだったので、夜の写真しかありません。
まずはまちの様子

シャボン玉のパフォーマンスをやっていました。

ドゥオーモでしょうか。



中に入ってみました。



タコのサグラと言っても、1軒のお店が蛸のパニーノを売っているのでした。
店の人総動員で、中で下ごしらえしたものを運んできて、
焼いて、パンにはさみ、注文を受ける人はお金を受け取り、数を伝え…
なかなかの活気でした。









落ち着いて食べたかったので、エノテカに入りました。



1本買って、みんなで1杯ずつ。

外で買ったものをここで食べるわけにはいかないので、交代で外にもって出て立ち食いしました。

タコは柔らかくて香ばしくて、とっても美味しかったです。

州別シリーズ、プーリアのスタートは、アルタムーラです。
訪れたのは、'08年の夏のこと。
このまちのパンを食べたい、焼き窯を見てみたい、ただそのためだけに。

このまちに出会えたのは、我が家の近くのパン屋のお陰です。
その店は、その頃イタリアのパンに興味が湧いたらしく、チャバッタとパーネ・ディ・アルタムーラという2種類を作り始めたのです。

早速、2種を手に取り、レジへ。
レジ担当の人に向かってパンの名前と数を読み上げ袋詰めをするオバチャン、
「チャバッタが2個、タムーラ1個」と言うので、私は噴出しそうになったのでした。

イタリア語でアルタムーラと言えばalta(高い)mura(壁、城壁)であって、
al tamuraではないのです。アルタ1つとか言うのならいいのですけどね。
イタリア語を少しでも知っている人が聞くと、かなりな違和感を覚えるはず。

それでものすごく印象に残り、イタリアにそんなパンがあるのかしらと検索したのでした。
アルタムーラは、上記の2つの単語が1つに結合されたまちの名前でした。
そしてなかなかすごいパンを作るまちだったのです。

Pane di Altamura はD.O.P(原産地保護名称)指定されているパンです。
このパンの製法には、こだわりがあり、小麦粉は、地元の上質セモリナ粉をさらに引いて細かくしてから使用、酵母は、天然酵母に限り、焼くのは、薪の窯で夜明けとともに(この、夜明けと共に、が条件に入っているかは定かではありませんが)というもの。

検索しているうちに、
このパンを作るパン屋の息子が広場にパニーニの店を開いたら大繁盛し、
それ以前にできていたマクドナルドが閉店に追い込まれた話を読んで、
是非このまちで、このパンを食べに行かずにはいられない気持ちになってしまったのです。
http://plaza.rakuten.co.jp/prezzemolo/diary/200701110000/

というわけで、まずはそのパン屋の写真を。

え、ここがパン屋?入ってもいいの?と思って見たら、こんな看板がありました。

なんと1423年から!
Buongiornoと入ってみれば、焼いていました!

この釜、見た目よりずっと奥が深〜い!大きい!(って、よく見えない)

おじさんもオネエサンも、感じのいい方でした。

で、買いました。 写真は、ホテルの部屋で撮りました。

パンの大きさを見ていただくために、手前にボールペンを置いてみました。
一旦お店を出たのですが、ああフォカッチャも美味しそうだったなぁ...と思って戻り、8分の1切れだけ買いました。

これ、この後の移動の際、駅のベンチで食べたのですが、
ああ1枚丸々買うんだった!!!と思うほど美味しかったです〜〜〜。
仔牛肉の挽肉を乗せて焼いたものが激うまと後で聞いたので、
そのためにまた行ってもいいかも、と思うほどでした。

フォカッチャと言えば、リグーリアと思っていましたが、
プーリアのフォカッチャは、こういうもので、これまたすっごく美味しいのよ、と後で聞きました。
バーリにも超人気の店があり、行ってみたら定休日だったので、プーリアには美味しいフォカッチャを食べるためだけでも行かなくちゃ、と思っています。

さて、パンの話から入ってしまったので、今日は美味しいもののことだけ書く日にします。

バーリの空港に19:30頃到着したのですが、荷物が出るのにものすごく時間がかかり
当時は空港からバーリまでの電車が無くてバスで、本数も夜はそれほど多くなく、
さらにそこからさらにアルタムーラまでの電車に乗って、
その先ホテルまで行くのにタクシーがあるような駅なのかも不明だったので、
一応事前にお宿に聞いていたおよそのタクシー代は、マックスで100€とのこと。
空港にいたタクシーに聞いてみると80€だと言うので、時間や安全性、翌日からの体の楽さもいろいろ考えて、ええいっ、タクシーで行っちゃえ!!!と大奮発したのでした。

お陰で、まだ晩ご飯を食べる時間が余裕であり、
レセプションのシニョーラに聞いて、近くの美味しいお店を予約してもらいました。

この時間からやっと客が入り始めた時間で(さすが南イタリアです。9時頃からやっと晩ご飯タイムスタートって感じで)ものすごい数の前菜がずらずら〜っと並んでいます。
あれこれと説明してくれたけど、とうてい全クリは無理な種類。

「ご自分で選んで皿に取りますか?それともお任せ?または、海のもの、大地のものと2つの皿に分けてお出しすることもできますが。」ということなので、2つの皿をお願いしました。

出てきたら、予想を上回るボリューム!
海のもの。

山のもの。

何人前よ!と突っ込みたくなる量です。
これにパーネ・ディ・アルタムーラを食べ、

アッラ・スピーナ(生ビールでよく見られるあの注ぎ口から出す)のプロセッコ0.5L×2を飲んで

お腹が一杯!
蟹カマ(イタリアでよく見られる)はご愛嬌として、
その他はけっこう美味しくて、大満足でした。

アンティパスト2皿をお願いした時に、
あとは、食べた後で考えますか?ときかれたので、食べた後にと言っておいて本当によかったです。

ドルチェも食べる気はしないけど、フルーツでさっぱりするのもいいかとオーダー。
なんとも飾り気なく、どかんと出されました。


今思えば、この時がプーリアの「お食べ地獄」前菜との出会いでした。

次回はまちの様子を載せますね。

1度だけ1泊しました。
'14年の夏です。
アブルッツォ州のモンテジルヴァーノの宿に1週間のバカンスの予約を入れたのですが、
隣の州とは言え、州境にあるアスコリ・ピチェーノでジョストラの祭りがあることが分かり、
バカンスの宿の予約はそのままに
(1泊と5泊に分けるのは無理だったし、荷物も置いていくことができるので)
アスコリに1泊で出かけることにしたのでした。

日帰りも可能ではありましたが、
ジョストラ(騎馬槍の試合)が行われるのは夕方で、
その前にはパレードも行われ、中世の衣装をまとったそれぞれの地区の人々の行列を見ることができるし、
私の大好きな料理オリーヴェ・アスコラーネの生まれたまちでもあるので
食べることも楽しみたいと思ったのです。

11時前に到着し、駅からまちまでは比較的近いし、おまけに持ち物は1泊分の小さな荷物だけなので、
カメラを取り出して写真を撮りながら向かいました。
道路にはチョークで描かれた紋章(?)のようなものが。
祭りを迎える高揚感のようなものが感じられました。
まちの中心の広場
この日の宿(赤いカーペットのところ)
チェックインの手続きはしたものの、
まだ部屋には入れないので、たとえ1泊分でもさらに身軽になるため、
荷物を置かせてもらって、夕食のための買い物と昼食に出かけました。

自家製のオリーヴェ・アスコラーネがあると書いてあった、
Nonna Nina(ニーナおばあちゃん)という店に入りました。
メニューを熟読していたら、店主が
「このまちの特産品を使った色々な種類の揚げ物の盛り合わせプレートがお薦めです。
たっぷりあるので、前菜もなし、プリモもなしで、そのプレートはいかがですか。」というのでそれに決定。
揚げ物盛り合わせプレートがやってきました。
皿が大きいので多そうには見えませんが、なかなか凄い量でした。
手前の平たいのが、骨付きのコトレッタです。
叩いて薄く延ばして大きくなったものですから、大きさの想像はしていただけるでしょうか。
奥の方のスティックがズッキーニとナスでした。
中間のあたりをアップで撮ってみました。
オリーヴェ・アスコラーネとは、アスコラーナ種という大きな実のオリーブの種を取って
中に詰め物をしてあげた料理です。
レシピを見ると、お肉3種類にモルタ・デッラなども入れ、
さらに隠し味も入っているとかで見かけよりずっと手間のかかる料理で、
最高に美味しいのです。
ほかに、ポテトのコロッケやチーズ・ポテト・コロッケ、
楊枝に刺してあるのは、オリーブの間にチーズを挟んでありました。
揚げ物だけでなく、焼き野菜も出てきました。
揚げ物が出てくる前に美味しいオリーブオイルを付けて、パンをけっこう食べたので
3人でこれ全部は食べられず、夕食用に少し残して持ち帰りました。

1泊だけなのにキッチン付き、というのは分かっていたけど、
きれいで、広くて、2室とリビングがあるので3人で泊まるにはちょうどいい、というか1週間ぐらいいたい感じの宿でした。
↑一番右の扉は大きな冷蔵庫(冷凍庫も大きい)
外から、太鼓やラッパの音が聞こえてきたので窓を開けて下を見ると
パレードに向かうために、すでに隊列を整えて歩いている人たちが見えました。
パレードやジョストラのことについては、また次回。

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