ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

カテゴリ:ジャンル別 > 芸術鑑賞

ドゥオーモの中に入ってびっくり。
なんとなんと、昔の正面入り口(多分)があるのです。
入ってすぐに横から撮ったところ。
そして正面のライオンたち
こんなのも置いてありました。
そして、内部。
中はかなり暗くて、よく見えません。
それから、一番遠くにある、エステ家が祝宴用に立てたという
スキファノイア城へと向かいます。つづく。

ドゥオーモに着きました。
前回見たときは、ふうん・・・って感じだったけど、
今はほう・・・近付いてようく見なくっちゃと思います。
近付いたり離れたり、右へ行ったり左へ行ったり。
中央のライオンとは別の、横の鷲に乗って遊ぶ子ども
ここには、ライオンが中央に1対、それよりもっと前に広い間隔で鷲が1対、
そして正面に向かって右側にライオンが1対あります。
中に入ってみることにします。それはまた次回。

2人と別れて、私は前日ふられた国立絵画館へ行きました。
前日、別のドアから入っていくシニョーラを目撃して、ドアベルを押して聞いたとおり、
この日の午後は開いていました。(よかった!)
先に書いておきますが、この日はどういうわけかジョットの展示の区画が閉鎖されていました。
何故なのかは何も書かれていなくて、通路が閉ざされていたのです。
期待して行ったので残念でしたが、でもそれでも満足のいく質と量でした。
満足と言うか、ここは量が多すぎて、
半日で見ようとすると
ご飯の早食いの急な満腹感を得てしまう感じで、
3-4回に分けて、2~3時間ずつ見てもいいかなと思いました。


適当に素敵だと思ったものをいくつか載せます。
照明の反射などの関係で、正面から撮ることのできないものも多々あって、
本当に拙い写真ですが、雰囲気が伝わるといいと思っています。
こういうのって仏教の曼荼羅ともつながっている雰囲気がありますね。

フレスコ画を剥がして、一堂に飾っている区画もありました。とても広い空間でした。
残念、貸し出し中 ↓
国立絵画館に入ったのが3時半頃だったでしょうか。
見ているうちに、7時近くになりました。
なにしろ客は数人だけだったので、ゆっくりと見ることができたのです。
ちょっと足も疲れました。
入り口近くに貼ってあったポスター。
右下にジョットの作品はSala3にあると書かれていますが、
そのSala3が閉鎖されていたわけで・・・ 
ああ、今回の旅行はここといい、ペルージャといい、
絵画鑑賞については、満足感も半ばというところでした。

外はすっかり暗くなって、晩ご飯はYさんの部屋に私が行くことにしていたので、
途中の開いているスーパーで野菜と生ハムを買いました。
部屋に立ち寄り、ペルージャ土産のヴィーノを持参。
Yさんも適当に食べ物を調達していて、2人でのんびり部屋ご飯。
ワインオープナーは、部屋に備え付けのことも多いですが、
私は安いお宿にも泊まるので、ないことも結構あるので
ソムリエナイフをいつも持参して行きます。
だから、弾丸旅行で小さなキャリーバッグで行く時でも預けます。
まあ、弾丸旅行と言え、帰りは食材を買って重くなるので、
いずれにしろ預けないといけないのですけどね。

次は、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ聖堂へ向かって歩きます。
バイオリンの工房がありました。
中で作っている人や試し弾き?している人が見えました。
お菓子屋さんのウィンドウで見かけた、この黒い炭のようなものは何?
後で他の店でも見かけたのですが、とうとう確認できずじまいでした。
お菓子なのでしょうが、どんな味なのでしょうね。
あ、こんなところでランチもいいかも。
でも、ランチは約束しているので、明日かな。

聖堂に着きました。
チマブーエの「荘厳の聖母」
前回書いたサン・ジャコモ・マッジョーレ教会も素晴らしかったですが、
ここも私はとても素敵だと思いました。
さて、続きはまた今度。

さて、よい天気に気をよくして出かけた1月3日の朝。
まずは宿のすぐ近くの、前日閉まっていたサン・ジャコモ・マッジョーレ教会へ。
入り口は、横の方にあります。
アウグスティーノ修道会の教会として、1267年-1315年にかけて建設され、
1344年に献堂式が行われているのに、
1492年にはピエトロ・ダ・ブレンサによってゴシック様式からルネッサンス様式に
改築の手が加えられています。

奥の深ーいバジリカ型の教会で、左右の側廊には35の礼拝堂が設けられています。
ボローニャの数ある教会の中でも最も豊かな美術品で飾られた教会となっているのそうです。

ロレンツォ・コスタの「死の勝利」と
「玉座の聖母とベンティヴォーリオ家の人々」のある礼拝堂は、
鉄格子の扉が閉ざされ、入ることができませんでした。
こんな斜めから見ることができただけです。
ちゃんと正面から見たかったな・・・残念。

ほかに祭壇画など、素敵な作品がたくさんあったので、
一気に載せます。
続く。

ブランカッチ礼拝堂は、カルミネ教会からは入れず、美術館扱いで入り口も別です。

ここには、マザッチョとマゾリーノが描き、
そして最後にフィリッピーノ・リッピが完成させたフレスコ画があり、
20分という限られた時間で見学しないといけなかったので、
以前入ったときにはあっと言う間に時間が過ぎてしまい、また見たいと思っていたのです。

なんと!見学システムが変わったのか、この日は人が少なかったからなのか、
時間制限無しでゆっくりと見ることができました。

案内パンフレットと照らし合わせながら、1つずつ、じっくりと。
入り口上方に「原罪」反対側に「楽園追放」
そしてメインが「サン・ピエトロの生涯」
全然専門的な話ではないのですが、上の絵の右の2人の装いが好きです。
柄や色の組み合わせがとてもお洒落で。
十分楽しんでから、また橋を渡って、次へ向かいます。
通りがかりの建物のタンパンが素敵。
チンクエチェントを見つけると、つい撮ってしまいます。
通りの飾りも撮ったので載せちゃいます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前を通り、
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ、頼まれたものを買いに行きました。
なんでも、ここのトローチは昔ながらの製法でずっと作られているそうで、
喉の弱い友人から、ついでがあったら買って来てと言われていたのです。
彼女の分を2個と、私にも1個買って、ミッション完了。

中央市場近くの食堂、ダ・マリオへ行ったら、
1時間後においで、と言われたので、先に中央市場を見ます。
ここは日本の方が本当に大勢訪れるのでしょうね。
あちこちに日本語の表示を見かけました。
ここは、もうすっかり観光客相手の市場になって、食べられるところが以前よりぐっと増えましたね。
ちょこちょこと試食したり、いろんな店を覘いたりし、
バルサミコ・ビアンコのクレマを初めて見たので、買ったのですが、
後で見たボローニャのイータリーにあったものの倍近い値段でした。
やはりここは高い。観光客向けの価格ですね。
つづく。

さて、最後に行ったのは、宿から一番近くにあるサンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂です。
十字架型のプランではなく、翼廊のないバジリカ型のプランで、
2本の柱の列が、堂内を身廊と左右の側廊とに分けています。
モザイクが描かれているのは、中央の身廊部、両側の連続アーチの上です。

祭壇に向かって行進する人々が荘厳で華麗な姿が描かれています。
右側は「玉座に座るキリスト」に向かう殉教者(男性)の行進です。

多くの研究者は、もとはここにテオドリック王が描かれていたのを、
背景ごと改修したと考えているそうです。
東ゴート王国からラヴェンナを奪ったビザンティン帝国は、
東ゴートとアリウス派の形跡を消すために、
アリウス派と戦った聖マルティンに置き換えたということです。

玉座に座るキリスト
先導する聖マルティン
逆の、左側のアーチの上には、「玉座に座る聖母子」に向かって行進する女性の殉教者達で
キリストの誕生を祝福しにやってきた「東の国の山王(東方三博士)」に先導されています。
「玉座に座る聖母子」
「東の国の山王(東方三博士)」
そして女性の殉教者達
どれも美しいのですが、この女性達の行列が、私は一番好きです。
一人ひとり、ドレスや、スカートの前の垂れなどの柄が全部違っていて、
髪型も、手に持っているお供物も、もちろん顔の表情も、皆違っているのです。
それが本当にたくさん、ずらずらっと行列しているわけで。
行列の上の段には、「預言者と使途」そしてその上の小さな枠取りの中には、
一連の「キリストの生涯」が描かれています。
また、行進の図の両端の、聖堂入り口に近いところには「王宮」と
「三隻の船が停泊するラヴェンナの港クラッセ」が美しく描かれています。
(最初に載せたサンタポッリナーレ・イン・クラッセのクラッセは、
ラヴェンナ郊外の地域の名前で、港があったところなのです。)
ここを見終えて、今回のラヴェンナ観光は終了。
またボローニャへと戻ったのでした。

次は、ネオニアーノ洗礼堂へ行きました。
ドゥオーモ(これは結構新しい)の脇の八角形の建物で、
堂内をモザイクで装飾させたネオンと言う名の司教にちなんでこう呼ぶそうです。
モザイクと漆喰の浮き彫りで全面装飾が施されています。
円蓋の中心に「キリストの洗礼」
外側には「十二使徒」
さらにその外側には「象徴的な玉座や祭壇」が描かれています。
ここまで観てきたモザイクは、人物や動物なども素晴らしいのですが、
縁飾りなどの模様もとても素敵で、ほんとに山ほど写真を撮ってしまいました。

サン・ヴィターレ聖堂の裏手に、小ぢんまりと建っている聖堂があります。
テオドシウス帝の娘で、西ゴートの王妃となった
ガッラ・プラチディア(386-450年)の廟墓だと言われていますが、
本当のところは多分聖ロレンツォ(ラウレンティウス)に捧げられた礼拝堂だったと思う、
と私の手元の本に書いてあります。
どっちなのか私にはよくわかりませんが、
ガッラ・プラチディア廟と呼ばれていることだけは確かです。

20人も入ればいっぱいになってしまうような、小さな十字形プランの建物で、
中央の天井は高くなって、中から見ると半球形の円蓋になっています。
堂内に入ってくる光は、
入り口から入る光以外は薄く削ったアラバスターを嵌めこんだ窓から入る淡い光だけで、
その仄かな光に、壁一面のモザイクが妖しく輝いて、
何とも不思議な神秘的な雰囲気に包まれるのです。
(アラバスターというのは、メノウの美しい縞模様のある半透明の石です。)
まあ、ごちゃごちゃ書くより写真で見ていただいた方が早いですね。
だれかがドアを開けて出入りすると、晴天のこの日の強い自然光が差し込み、
ドアを閉めないと内部が明るい状態のままで、
もっと暗い中で目を凝らすように神秘的なこの空間を楽しみたいと思う人がドアを閉め、
でも出入りは頻繁なので内部の明るさも頻繁に変化し、という状態でしたが、
じっくり粘って隅々まで堪能してきました。

ここを出るときに撮ったサン・ヴィターレ聖堂の写真を最後に載せます。

ラヴェンナ観光の続きです。

郊外にあるイン・クラッセから街に戻ってサン・ヴィターレ聖堂へ。
床も天井も壁もモザイクに溢れていて、
観る者は、モザイク空間にすっぽりと嵌り込んだようになります。
今回は、部分をアップにして、縁飾りなどの細部もようく観て
不思議なことに、カメラのごみのような影が消えていたので山ほど写真を撮りました。
ああ、たくさん載せてしまいました。
きりがないので、壁面のモザイクはこの辺でやめておきますね。

床のモザイクは、まったく趣が違います。
ここを観るときは、本当に双眼鏡とか単眼鏡とかが必携です。
そして、時々休みながら、首のストレッチをし、ゆっくりじっくり観ることをお薦めします。

↑このページのトップヘ