昼食の後は、ドゥオーモ方面に2人で散歩。
ポルタ・ヴェネツィアからドゥオーモ方面にかけての大きな立派な建物は、
結構個人所有のものもあって、すっごいお金持ちが住んでいるのだそう。
そのうちの1つには、中庭でフラミンゴを飼っている方がいるのだそうです。

彼女は、ちょっと気持ち的に疲れたなと思うときにフラミンゴを見に来て門の外からしばらく眺めているのだそうです。
あ、いました、いました。
すごいですね。
ミラノの1等地に、こんな広い中庭を持つ大邸宅が個人の所有だなんて・・・
どんな生活をしているのでしょう。

ドゥオーモの横にある老舗デパート、ラ・リナシェンテの上階のカフェでお茶を飲んでおしゃべりの続きをすることに。
私は紅茶をいただきました。
付いてきた砂糖のスティックが面白い。
これでかき混ぜると、少しずつスティックがやせ細っていくのでした。

この日の夜は、チャンピオンズリーグのミランvsバルセロナの試合があるので、
バルセロナのユニフォームを着たスペイン人のグループをあちこちで見かけたのですが、
このカフェにも来ていて、ビールを飲んで昼から盛り上がっていました。

彼女の話で、面白かったのが、
やはりイタリアに生活していると、どうしようもなく困ることがあって、
いい加減な奴に適当な奴、意地悪な奴らに、もう腹は立つわ、手の打ちようはないわ、
もう嫌だ・・・、日本に帰ろう・・・
と思うと、何故か不思議なことに、神様のような人が現れ、
その人の力で、すべてのことがスーッと解決してしまって、
ああ、イタリアも捨てたものじゃない、こんな素晴らしい人に出会えたし、
と思うことの繰り返しでイタリアに留まり続け、8年にもなってしまい、
もう日本では生活できない体質になってしまったということでした。

それから、イタリア人から見ると日傘を差す習慣がないので、
それだけでも奇異に映るのに、チンクエ・テッレあたりで、
つば広の帽子を目深にかぶり、手の甲まで隠す腕カバーを着け、

完全UVカットで歩いている日本人を見ると、
そんなことするぐらいなら、海辺には来ないで!と言いたくなると。
私にも、あそこまでしている人の感覚と言うのは理解できないのですが、
イタリア人から見ると、本当に奇異で、現実に生きている人々ではなく、
アニメの世界を見ているように思えるのだそうです。

お茶1杯で延々とおしゃべりをし、気が付いたら7時近く。
この店に4時間以上いたことになります。
それでも店の人は追い立てるようなことを何もしないのが素晴らしいです。
テラス席から見えるドゥオーモの横っちょも翳ってきました。
店を出て、彼女と別れ、久々にドゥオーモの正面を見て、
トラムに乗って宿に戻りました。