ぐら姐のよくばりイタリア

イタリアにはまってかれこれ25年。イタリア人て面白い、から始まって、イタリアは美味しい、イタリアは美しい、イタリアの田舎が素敵、イタリア美術や建築も面白い…とずぶずぶ深みにはまっている私「ぐら姐」のイタリアなんでもありのブログです。

2022年01月

ここカスティリオーネ・デル・ラーゴも、
イタリアの最も美しい村々の1つ(Uno dei Borghi piu` belli d'Italia)
まちの入り口の門の写真を撮り忘れました。
入っていくと、両側に土産物屋などがずらずらっと並んでいます。
この、土産物屋や食べ物屋が並ぶ様子は、
モンテプルチァーノやサン・ジミニャーノに似た雰囲気があります。
振り返って、入ってきた門の方を見てみました。
右側の大きな建物は教会でした。
サンタ・マリア・マッダレーナ教会、マグダラのマリアの教会ですね。
中を覗きましたが、バロックの教会なので、私の好みではありません。
おまけにこれから結婚式があるらしく、
観光客に加えてたくさんの参列者が入っていたので、
写真は撮りませんでした。
メインの通りに交差している通りを見ると、すぐに門が見えました。
小さなまちなのに、ここにはたくさんの門があるのでした。
サマートリュフを売る店がここにもありました。
アスコリの、まちの人相手の店よりは、ちょっと高めの印象。

私好みのブサカワ犬が地べたに這いつくばっていました。
さらにメインの通りを進むと、広場があり、
そこで行き止まりになって、その向こうは湖に突き出した崖です。
その広場には、骨董市が出ていました。
この車!まさか売り物ではないでしょうが、
もはやこの市の骨董品のレベルにあるような気がします。
フィアットの車でした。(つづく)

アレッツォから列車でローマ方向へ向かう途中にトラジメーノ湖があり、
そのほとりにカスティリオーネ・デル・ラーゴがあります。

アレッツォは、アレッツォのまち自体も魅力的ですが、
ここを拠点にして訪れるのに素敵な小さなまちがたくさんあるのも魅力。
私は、アレッツォの初回はフィレンツェからの日帰りで訪れたのですが、
以降は、宿泊してサンセポルクロ、モンテルキ、アンギアーリ、コルトーナなどを訪れ、
この5月にはポッピも訪れています(ポッピについてはまだ載せていません)。

この日の夕方には、西南さんも合流する予定で、
(彼女はこのサークルのメンバーでもあるのですが、書き込みは多分1度だけの方です。
私とは歩き方掲示板からの友人です)
5人中3人、ペコさん以外は、
サンセポルクロ、モンテルキ、アンギアーリ、コルトーナにも行っていないので、
夏に訪れて、見ること・食べること・歩くことを一番楽しめそうなコルトーナを
5人で行く日にとっておくことにし、
この日は、私とペコさんも初めてのカスティリオーネ・デル・ラーゴに行くことにしたのです。

アレッツォ発10:13に乗って、10:44着。オン・タイムでした。
駅を出て、こっちかなと思う方向に歩いて行くとすぐに
カスティリオーネ・デル・ラーゴはあちらの表示があり、
大きな通りに出ると、ずっとまっすぐ行った先の小高いところにまちが見えました。

その通りを少し行くといかにもここがまちの入り口ですよ、という感じの噴水。
左に見える建物は、完成間近という感じの最新式ソーラーパネルをたくさん貼ってある住宅のようでした。
まちには入ったものの、目指すチェントロは、もっと先に見えています。
実は、この日は日曜日で、迂闊にも前日に買い物をしておかなかったために
この日の夜の部屋での食事用の食材がありません。
アレッツォの朝の散歩のときに確認したのですが、
スーパーも、その他の店も、野菜や肉などを調達できる店は皆無。
この写真の少し先のところで、開いている肉屋を見つけ(さすが夏の観光地!)、
そこには手打ちのパスタもあったので
パスタ(トルテッリーニ)とサルシッチャをこんなところでゲットしたのでした。
いつもしっかり者のイプさんが、ちゃんとクーラーバッグを持っていたので、
サルシッチャなら塩分もあるし、生でも大丈夫との見通しです。

その肉屋を過ぎた辺りから上り始め、後ろを振り返ってみれば
来た道が真っ直ぐに続いているのでした。
チェントロの入り口にも噴水がありました。

ビステッカを食べた話の続きです。

外に出ると、目の前の通りは歩行者天国になっていて、
お店のテーブル席は、歩道からさらに車道にもはみ出していました。
夏の夜の、ある種の熱を帯びた、浮き立つ感じが漂う雰囲気。
歩道ではジャズ・バンドの生演奏。
一杯になったお腹を抱えて、ゆっくりとお宿に戻ったのでした。

そのお宿、線路にすぐ近いところにあり、
目の前にはアレッツォ駅の敷地があって門扉には鍵がかかっていないので、
地元の人は皆ここから入って駅に行きます。

ここを歩いて行くとそのまま1番ホームに繋がっているのです。
一夜明けた翌日は4人でカスティリオーネ・デル・ラーゴに日帰りで出かけました。
駅まで行って、列車の時刻を確認し、切符を買い、
まだ時間があったので、少しまち散歩をしました。

宿の人が、街のあちこちで現代アートを展示しているから是非みてください
と言っていましたが、ちょうどそれを見かけたので撮りました。
この後も、まちを歩いているときにいろいろ見かけましたが、
特に心惹かれるものはありませんでした。

さあ、カスティリオーネ・デル・ラーゴに向かいましょう。

ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会を出て、目の前のところで二人のオジサマ方が、
いい雰囲気で休憩中だったので、つい写真を撮ってしまいました。
それから、まちの一番高いエリアにあるドゥオーモへ。
途中の石壁にカッペリ(ケイパー)がたくさん根を下ろしていました。
蕾はおろか花ももう終わっていて、その後の実、ククンチがたくさん付いていました。
(ククンチはシチリアの呼び方で、この辺りで何と呼ぶかは知りません)
ドゥオーモは閉まっていたので、裏の高台からちょっと景色を眺め
それから戻って、決めていた店で夕食を摂りました。

この店は、5~6月の2週間、語学学校に通っていたときに友人達と食べに行った店です。
まずは泡で、マー君の無事合流を祝いました。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べると決めていたので、
4人で食べるサイズを、と適当なオーダーをし、
他のものは何も無しにして、コントルノ(付け合せ)を3種だけ選びました。

コントルノその1、パンツァネッラ(トスカーナ名物のパンのサラダ)
パターテ・フリッテ(フライド・ポテト)
ファジョーリ(インゲン豆)
そして、やってきましたビステッカ!
旅先からも書きましたが、これのお値段を後から見たら、2kgちょっとありました。
もちろん骨の重さも入れてですけれど。
もちろんヴィーノは赤が欲しいわけで、
キャンティ・クラッシコのリゼルヴァの中から、
予算を伝えてお店のオニイサマのお薦めのものを選んでいただきました。
2004年のものなので、デカンタージュしてくれました。
ああ、美味しい・・・
ビステッカにはやっぱりこれ!というドンピシャの相性です。

完食!
お腹一杯なのに、締めにドルチェもいただいたのですが、
名前は覚えていません。
このあと、オニイサマが、カッフェは?というのでいただいたら、
グラッパも持ってきてくれて
カッフェとグラッパは、お店からのサービスなのでした。

お会計のところで、パパのお手伝いをしている小さな坊や。
こうやって、親から子へと仕事が受け継がれて行くのでしょうね。

モンテジルヴァーノの7泊目が明けた土曜日は、チェックアウトしてアレッツォへの移動日です。
5時に起きて、赤飯と五目おこわのおにぎりを作って弁当に。
赤飯は、イプさんが、家にあったパック物を、賞味期限ぎりぎりだからと持参。
五目おこわは、山用のフリーズドライで、これまた賞味期限が切れていたので私が持参。
移動途中の駅で高いパニーノを買うよりも、おにぎりの方が数段美味しいと思います。
水分があるのがいいのですよね~。

朝食は残り物ですませ、チェックアウトをし、
7:30モンテジルヴァーノ発のバスに、近くのバス停から乗って、ペスカーラへ。

列車は、9:50発なのですが、
ペスカーラから乗り、ボローニャとフィレンツェで乗換えがあるので、
最初のペスカーラで乗り逃がすと大変なことになりますから
かなりな余裕をもってペスカーラに行ったのです。
バールでゆっくりと朝のカップッチーノを飲み、
ちょっとさぼっていた日記を書いたり小遣い帳をつけたり。

列車はオンタイムで発車。
ところがずるずると遅れ始め、乗り換え時間が20分あるはずなのに、
10分以上も遅れてしまって!

10分あれば余裕だと思うでしょう?
ところがボローニャからフィレンツェまでは高速列車Firecciarossaで、
新しくできた地下ホーム発なのです。
その地価ホームまでが結構遠いことが分かっていたので、
ボローニャに着くやいなやスーツケースを転がしながら走りました。
エスカレータはちゃんとあるので、重い荷物を担ぐことはせずに済みましたが、
平らなところではとにかく走り、ホームに着いた時には、
列車が入ってくるところでした。
やれやれ。
フィレンツェでの乗り換えは無事に済み、アレッツォには15:12着が、15:15に着きました。

宿は、以前泊まったことのあるキッチン付きのところ。
私たちより少し遅れて、日本からやってきたペコさんの旦那さま(以後マー君と書きます)が、
ローマからの列車で到着し、無事合流。

初アレッツォのマー君、アレッツォ初宿泊のイプさん(日帰り訪問はあり)を案内して
4人で散歩と食事に出かけました。
駅の近くの門からドゥオーモまでずうっと続くコルソ・イタリアを歩き、
まちで一番人気のお店でジェラートを食べました。
それからピアッツァ・グランデへ。
フランス語を話す家族が、ゆったりと佇んでいました。
子ども達は、広場の地べたに寝そべって。
広場に面したリストランテでは、シニョーラが手打ちパスタの実演中。
ピーチですか?ときいたら、そうだとのこと。
美味しそうですね、と言いつつこの店には入りませんでした。
イプさんとマー君が、まだビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べたことがなくて、
この晩は、それを食べることに決めていたのに、この店のメニューには無かったのです。

それから、大好きなピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会を見ました。

ひとつ抜かしていました。アスコリ・ピチェーノに泊まった翌朝のことです。
順番がずれましたが、素敵なお店での朝食だったので、
順番がずれてしまいましたが、載せます。

普通は泊まったお宿で朝食が提供されるか、
好きに食べてねと言う感じで朝食用の食べ物・飲み物が置いてあるのですが、
ここでの宿は、キッチン付きなので、朝食は付かないものと思っていたら、
近くにあるバールで朝食をどうぞ、と食券をいただきました。
という訳で朝一で行ってみたら、
そこはとても素敵な、このまち一番の老舗カフェなのでした。
朝食券をもらっていなかったら、多分入ることもなかったかも・・・
と何だかウキウキと入って行きました。

一流と言われる店や宿は、本当に心地よいサービスをしてくれるものですね。
この店も、気取ったところはまるでなくて、
でも大変気持ちのよい朝食を出してくれました。
オレンジジュース、とっても美味しいものが、たっぷりありました。
カップッチーノも、大変美味しゅうございました。
コルネット、大きなサイズだったのに、あっという間にペロリと食べてしまいました。

素敵なお店だったので、写真を撮ってもよいかきくと、
にっこりと微笑んで、どうぞ、と言ってくださいました。
カップチーノのカップの横に、小さな飴の包みが付いていて、
それを開いて食べたら、あら?この味は!
前日の昼食をいただいた店で飲んだ食後酒の味に似ています。
びっくりしてその包み紙を開いてみました。
そして、ぼうっとしていた3人は一気に目が醒め、
この店の名前もMELETTIだったことを思い出しました。

興味がある方のために酒造とカッフェのサイトを載せておきます。
酒造
Anisetta Meletti :: L'aristocrazia dei liquori italiani, dal 1870

カフェ
Home - Caffè Meletti (caffemeletti.it)

もしかして、酒造がこのカッフェをやっているのかしら、と思ったら
シニョレッリさんが、
Palazzo del Capitaniの隣の建物が通称Palazzo di Melettiで、
この建物に酒造会社があったので、そう呼ばれるようになったと聞いてます。

今、二つのサイトを覗いたら、
カッフェは経営難で一時閉鎖された歴史があるので、
現在のカッフェの経営は酒造会社とは関係がないようです。」

とのことでした。

海辺のお宿での最終日、朝の散歩の続きです。
朝の海、朝の空の清々しいこと!
宿は海辺なのに、遠くには美しい山々も見えます。
さて、散歩から戻り、お宿のビーチで過ごすのもこれが最後です。
波打ち際には、吊るしのビーチウェアや全て1エウロのアクセサリー屋が出ていました。
食材がけっこうあったので、この日は昼も夜も部屋ご飯です。
昼は、前夜の残り物のポロネギバター炒めとサルシッチャのパスタと
トマトたっぷりのサラダ。
ポロネギとサルシッチャは、私は前夜ちゃんと食べたのですが、
小食のイプさんがほとんど食べなかったのです。
ペコさんも、半分ぐらい。
というわけで、見かけは美しくなくても美味しいパスタができたというわけです。
トマトは、アスコリの市で買ったクオーレ・ディ・ブエ(牛の心臓)という品種。
本当に鮮度がよかったのでしょう、月曜に買って、この日は金曜なのに
まだシャキッとしていました。
午後もまたビーチ。
大きいお宿なので、こういうのや
こういうのが、
無料で使えます。
今回は、どちらにも乗りました。
こういうのもあったのですが、
あ、これウィンド・サーフィンです。
これは、やったことがなく、挑戦する気もなかったのでパス。
ペダル・ボートは快適だったし、
オープンデッキのカヤックは、すごく楽しかったです。
漕ぐの大好きなのです、私。

夕方の、エクササイズを兼ねたダンス・タイム
上手い人、上手くない人、だれでも気軽に参加できる雰囲気がいいです。
奥様に付き合って一緒にやっていたシニョーレは、
深くかがむところで、何故か転んでしまい、
何回やっても転ぶので、奥様も、ご本人も笑いっぱなし。
私たちもつい笑ってしまいましたが、一緒に笑える雰囲気も楽しかったです。
シャワーを浴びて着替えてから、またまたアペリティーヴォに行きました。
そして晩ご飯。
お宿の敷地にあるスーパーにこの日入荷したブーファラのモッツァレッラと
クオーレ・ディ・ブエのインサラータ・カプレーゼ。
ラディッキオとルーコラたっぷりのインサラータ
なんと、ここに来る途中にボローニャで買ってきた何種類かのハム・サラミ類のうち、
クラテッロが最後まで残っていたのでした!
そしてこの、訳の分からない美しくない食べ物は、
マッシュルームのバター&オリーブオイルソテー、サマートリュフがけです。
パスタに使った残りがほんの少しだけあったのですが、
チーズおろしでおろしたら、こんなにたくさんでした。

翌朝けっこう早い出発なので、夜のうちにあらかたのパッキングを済ませ、
その後、最後の夜を楽しむべく、テアトロにショーを見に行きました。
写真は撮りませんでした。
最後の夜は、あっという間に更けていったのでした。

リストランテでの昼食の後、宿に戻ってもう一度ビーチへ。
当然水着は2着持参です。

お昼しっかり食べても、夜はお腹が空くわけで、
今夜も3人で作る部屋ご飯。
前日のコッツェはたくさん残しておいたので、インペパータ・ディ・コッツェ
白いトゲトゲは、前日の朝に、海辺のシニョーレからいただいた貝です。

あとはまとめて撮りました。
左下は美味しそうに見えないですが、
なんとポロネギをくたくたに炒めたものとサルシッチャです。
ポロネギが甘くてそれはそれは美味しかった!
イワシのマリネは昨日の残り(昨日の写真のものは、5分の3ぐらいの盛り付けでした)

この日も、ゆるゆると過ぎて行きました。

海辺の宿の6泊目が明けた日は、金曜日。
この日が最後の滞在日で、翌土曜の朝にはチェックアウトして移動です。

この日は、やっと海が凪ぎました。
もしかしてあの屋台の魚屋はやってるかしら、と歩いて見に行きました。

前日食べたリストランテの前を通って
あ、今日は漁船が砂浜に上がっているのではなく、海に浮いています。
これは何をしているのでしょう?
魚を仕分けて洗っているの???
もう作業が終わってしまっていて、何だか分かりませんでした。
遠浅なので、船までこんな台車で行き来できるのですね。
肝心の魚屋はというと・・・
どうやら今日は水揚げが少なかったようです。
小ぶりのエイがありました。
もう1軒は、少ない水揚げの品がもう売り切れたようで、片付けていました。
浜辺にも、道路と同じように、ごみ捨てボックスが設置してありました。
ちゃんと分別するようになっています。
こんなのもあるんです。
いわゆる生ごみ専用です。
土に返すのでしょうか、肥料にするのでしょうか。

魚を買うのは諦めて、浜辺を散歩しながら帰ることにしました。
つづく。

海辺の宿の5泊目が明けた木曜日、
午前中は海辺でだらだらごろごろパチャパチャし、
早めに切り上げてシャワーを浴び、ちょっぴりお洒落して
予約していたリストランテに行きました。

この店を選んだのには、訳があります。
アスコリ・ピチェーノからの帰りに乗り換えの駅ポルト・ダスコリで時間があったので
バールでビールを飲みました。
その店は、奥がリストランテになっていて、入り口にこんな貼り紙がしてあったのです。
「私共の店では真のサンベネデット風ブロデットをご用意しています。(要予約)」
ブロデットって何?と辞書で調べてみれば、
アブルッツォ州の名物料理の魚介煮込み(スープ)とのこと。
これは食べたい!と3人の気持ちが一致し、
きっとモンテジルヴァーノにもこれを作る店があるに違いない、
と思って検索してみたのです。

案の定、数軒見つかり、いちばんよさそうな店に行くことにしたのです。
予約の電話を入れたら・・・残念!
それは夏場の料理じゃないから秋にならないと無いよ、と言われてしまいました。
それでも、サイトで見たその店の料理はおいしそうだったので、
席を予約したのでした。

店に行ってみると、なかなかいい雰囲気です。
最初から魚介用のナイフ・フォークが置かれていて、期待大。
サイトで見たアンティパスト・ミストが結構な品数だったようなので、
それは、1人前だけにして3人でシェアし、
オマール海老のパスタをそれぞれ1人前いただくことにしました。

ヴィーノはもちろん、白
前菜その1、スカンピのカルパッチョ
前菜その2、スカンピのオレンジ・マリネ
前菜その3、ミニ甲イカのマリネ
前菜その4、ミニ・ヤリイカのピリ辛マリネ
前菜その5、蒸しコッツェ
前菜その6、炙ったイカとマッシュルームのスライス、バルサミコとオリーブオイル掛け
前菜その7、フリッタータ(青いのは何の野菜かわかりません。それとツナが入っていました)
前菜その8、スモーク・サーモン
前菜その9、コッツェとイカのインサラータ(ピンボケごめんなさい)
前菜その10、スズキ(だったと思う)の蒸し焼きとトマト
前菜その11、ヒヨコマメとコッツェのピリ辛トマト煮
これ、見た目はどうということのない、というか
意外な組み合わせで、美味しいの?と思うような料理なのに、
激ウマなのでした。お替りしたいぐらい。
ピリ辛と書きましたが、ほんとはもう少し辛いです。
ああ、また食べたい!

前菜その12、タコの柔らかピリ辛トマト煮
前菜その13、マテ貝の香草パン粉焼き
前菜その14、シラスのフリット
粉をつけてさっと揚げただけだと思うのですが、
ふんわり、カリッと揚がっていてこれまた美味!

以上14皿が1人前の前菜なのですが、3人で分けても満足できるものでした。
いや、一人で食べたらこれだけでご馳走様、という感じですね。

ヴィーノの2本目は、お店のお薦めのロゼをいただいたのですが
写真は撮り忘れました。
それなのに、ボトルについていたナンバリングのタグは何故か撮っていました。
さて、プリモのオマールのキタッラがやってきました。
やってきたお皿を見て、悲しくなりました。

イタリアで何度も食事をしてきていつも感じていることがあります。
同じものを注文して、盛り付けに差があるときに、
一番大きく、太っている私に一番盛り付けの少ない皿が置かれるのです。
あなた太り過ぎだから食べ過ぎないようにね、という感じで。

そのことがここでも起こったのです。
しかも悲しいことに、盛りが多い少ないじゃなくて、私のオマールにだけ鋏が付いてない!
これは、イプさんのもの。
どちらも、オマールが小さいとかパスタの量が少ないのではなく、
超デカ皿です、実は。
ね、オマールに差があり過ぎでしょ。ブーーーー
どうして私のにはハサミが付いてないの?ってお店の人にきいたけど、
明快な答えは無く、食後酒をサービスされただけだったのでした・・・。

料理はとても美味しかったし、ヴィーノを3人で2本飲んで、
一人当たり40€を切るぐらいだったのでかなりリーズナブルではありましたが。
この店の多分オーナーと思われるシニョーレにブロデットのことを聞いたら、
ブロデットに使う魚介は、9月以降でないと揃わないのだそうです。
ああ、次回は絶対に秋か冬に行く!と心に決めたのでした。

トイレのきれいなバールはまち外れの方にあるのですが、
そこからメジャーな通りに出たら、ペット用のスーパーマーケットがありました。
覘いてみたら、なかなか面白いものがたくさんありました。
ここのロゴのAのところについてる猫目が、
スタッフみんなのTシャツに付いていて、カワイイ!
昨日はわざわざペスカーラまで行ったのに、
当然といえば当然だけど、モンテジルヴァーノにも魚屋があるのでした。
しかも2軒も。
1軒目の魚屋で、スズキとコッツェとイワシを買いました。

夏でも、けっこうサグラ(収穫の祭り)が行われているのでした。
アスコリでもこんなのを見かけましたっけ。
アスコリのは、日程が微妙に合わなかったし、
モンテジルヴァーノのは、魚を買った後で見つけたし、
おまけに車が無いと行くのが大変そうなので諦めました。

まちは、何にも見どころがなくて、普通のお店だけだったので
まち並写真を1枚も撮っていませんでした。

この日の昼も、冷やし中華。
パッと見には、野菜サラダですが、下にちゃんと麺が入っています。
プロシュット・コット(日本で言うところの、生ではないハム)の細切りも添えて。

昼からまた波が荒くなってきて、私たちはまたまたビーチに行って、
波乗り遊びを存分に楽しみ、ビーチチェアに転がって、読書に勤しみました。

お宿のバールで、アペリティーヴォをやっているので、
夕方は、1杯飲みに行きました。
1杯3エウロのスプリッツに、これだけのつまみがついてきます。
夕方は風も涼しく爽やかで、い~い気持ちでした。

その後部屋に戻って晩ご飯。
フライパンも鍋も大きいのが無かったので、スズキの頭と尻尾を切り落としてのアクアパッツァ
イワシのマリネ。3人でせっせと開きましたの。
手作りのは、〆加減がきつくなくて、美味しいです~
ぶどうのサラダ(持参の山椒を使って作ったドレッシング、その上にチーズ)
買ってきたカルチョーフィ
そして、またまた冷凍ほうれん草の胡麻和え
たくさん食べて、たくさん飲んで、お腹一杯になって
この日もショータイムには行かないまま、眠りに就きました。

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